今年7月下旬、プロテストに一発合格した勝みなみ(19)。すでに今季はステップアップツアーながら8月下旬開催の「山陰合同銀行Duoカード」で“プロ初勝利”を上げた。
「おかげさまで、ありがとうございます。すごくうれしかったです」
しかし、今月7-10日の「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」では、表舞台にいなかった。新垣比菜、吉本ひかるらの同期とともに“ルーキーキャンプ”として“裏方さん”に徹していた。
初日の勝の役割は、最終18番グリーンのスコアボード係。選手が上がってくるたびに、ボードのスコアを入れ替える。まさに裏方作業である。
「大会を運営するにはたくさんの方の支えがある。どの仕事もすごく大変だと思うし、自分も学ぶことが多い。有り難みを感じられるのが楽しみです」
アマチュア時代の2014年、ツアー史上最年少の15歳でKKT杯バンテリンを制した。将来が期待される実力者。プロ転向とともに、期待値が高い分だけ、スポンサーが殺到している。
11日、都内のホテルでダンロップスポーツとの用具使用契約が発表された。3年総額9000万円(推定)。あの松山英樹が契約する会社だ。今後、ウエア契約や所属企業のサポートなど次々と名前が挙がってくるはず。そんな中、勝が少々困惑気味に言葉を選んでいたことがあった。
「地元の鹿児島では所属とかの問題で、間接的ですが、嫌なことやいろいろ言われて…。う~ん、“大人の世界”は怖いな~って感じました」
急に知り合いが増えたらしい。そこでいろいろな情報が錯綜しているという。当然、お金の話も絡む。他のプロ転向組にも、同じような話が周辺にあると聞いた。まさに“大人の事情”による絵巻といえよう。
純粋な19歳を巻き込んだ“ややこしいお話”である。
そういえばかつて、こんな話を聞いた。プロ野球でドラフトされたある選手が言っていた。
「えっ、と思うほど親類が増えるんですよ。知らねぇって人…。赤の他人でも『オレが小さい頃最初に野球を教えた』だとか、えたいの知れない人までやってきて…」
プロ入りには大きな契約金が入る。言い方は悪いが、獲物にたかるハゲタカ!? まさにお金の分配を狙っているかのように群がる様である。
いつも笑顔さわやかなみなみちゃん、いま、周辺の騒々しさとは無縁の輝きがあるのが、救いです。(産経新聞特別記者・清水満)
以上、産経新聞
皆、金にたかる連中が勝みなみの周りにいるようですね。
19歳でも大人ですから、しっかり生きていくしかないですね。