中尾雅幸の人つなぎの旅

地域を元気に!と頑張っている方や子ども・若者の夢実現を応援中。手法は、あなたにとって最適な人との出会いのお手伝い

算数の文章題は分解して図式化すれば、その先が見えてくる(学習支援の現場から中継です)

2016-09-27 22:12:31 | 夢実現

 子ども・若者の夢実現の応援をされているみなさん、こんばんは
 今日は、佐賀県から委託を受け、佐賀県母子寡婦福祉連合会(岡ハルエ理事長)
 が主催するひとり親家庭を対象とした学習支援でした
 (記事は今年3月時点の情報ですが、武雄市内では武雄町と北方町2か所でオープンしています)

 今日は、小学校3年生の算数で、苦手意識がある文章題にチャレンジしました。
 中学校で行っている学習支援に5年間ボランティアで参加していますが、
 中学生でも同じ傾向がありますね

 今日は、いつもと趣向を変えて、算数(数学)の文章題の解き方をお伝えします。

 ※ 問題は小学校3年生向けですが、文章題の解き方という意味で中学生でも応用できます
  また、この手法は、目の前にある地域課題を解決するための課題(文章)を図式化するという
  ことにも応用できます。

  我々は、人生の参考になるような人との出会いや講演会のお誘いなど、
  人生を変えるきっかけとなるチャンスは目の前に山のようにあるのですが
  ちょっとでも、自分の考えや行動と違うと
  「参考にならない」と切り捨ててしまいがちです

  でも、ちょっとだけ視点を変えただけで、
  自分の事としてとらえることができるようになるから
  不思議です

 さて、本題です。
 今日の授業の再現をしますね。

 さあ、まずは、問題を声を出して読んでみよう!
 こちらが問題です
 

 「さて、最初にどうする?」
 「14と17を足す?」「ぶっぶ~~~」「ひく?」「ぶっぶっぶうううう」
 「え~~~~どうすればいいと?」

 「問題文をよ~~く見てごらん。この問題は3つの章でできています」
 「文の終わりの “。” が・・・3つの文だね」

 「あたり!よく見つけたね。じゃあ、問題文をこうしてみよう」
 

 「①の第一章、何か出来事は起ってる?」
 「いいや、ただ、二人が持っている枚数が書いてあるだけ」
 「そうだよね。それなら、何も起こってないので、足したり引いたりする必要はない」

 「注目すべきは②の第二章。ここでは、次の日に先生が18枚の色紙を持ってきている
  図で書くとこうだ」ジャ~~~~~ン
 

 「初めて物語が動いた。18枚を二人に分けたんだ。同じ枚数。一人当たりの枚数を出すにはどうすればいい?」
 「18を2で割って、18÷2=・・・・2×8で答えは8枚」
 ※ 割り算をするのに、掛け算をして解くという習い方をしているようです。
  注)学習支援で時々起こるのが、我々が習った解き方で教えて、子どもが混乱するということ
    必ず、「学校では、どうやって解いている?」と確認しながら進めます

「さあ、そして、第3章だ。今もっている折り紙の数はどうやったらわかる?」
 「最初に持っていた枚数に、先生からもらった枚数を足せばいい」
 「そうです。よくわかったね。実は、第1章で何も起こらなかったのが、
  第3章で重要な動きをするための材料になっているんだ」

 「さっき書いた図を今度は縦に見るんだね。」
 「そう。そこによく気が付いた。縦に2つの足し算ができているよね」
 「うん。ひとつずつ計算したら答えがすぐ出た」
 「正解!!!単位もきちっと書けたね」

 こんな感じで、楽しく会話しながらお勉強を進めています。
 小学校3年生が2時間集中するんですよ。
 でも、ちょっと力が入りすぎて手に汗をかいていたので
 私のシャツで拭っていました

 この文章題の図式化は、中学2年生の連立方程式の文章題で
 威力を発揮します(中学生が参加したら、また、中継をいたしますね)

 今日は20時まで学習支援を行い、10分移動して図書館に行き
 今日のまとめを行いました
 ※ 武雄市図書館は、年中無休で9時から21時まで開館しています

 

 

 
 


 

 

 

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