はるさんの最新作『お金は、子宮が引き寄せる ~富豪マインドに変わる子宮メソッド~』


読んでみました。

以前はるさん著の2冊をレビューした時は、ぜんぜん知らん人だったし、好きなように書けたけど、知り合いになってご飯だの対談だのもしてからのレビューって、「相手の顔が浮かぶ」ので、ちょっと気をつかいますね(苦笑)

はるさんがお金の本を出すというのは、興味あったのですよ。というのも使い方がすごいなと思っていたので。

漢方の堀江先生とはるさんが熊本の旅館で泊まりのワークショップをされた話しを伝聞でいくつか聞きましたが、熊本に沢山のお金が落ちる使い方をしてらしたのですよね。お金の使い方が、公共経済的だなと。けっして企業経営とかお金もうけ的なじゃない。

それが端的にあらわれているのは、「目標年収は0円!」という節で。1円も稼いでいないという意味では無くて、たとえば年間に3000万円売り上げたら、同時に3000万円支出してプラスマイナスゼロにしますよと。通帳残高は随時0円になる、そんなお金の出入りを目指されていて。

あー、と思いましたよ。これ「政府」の考え方じゃんって。国家とか自治体でもいいのですが、あぁいう公共セクターの経営って、税金をとるけど、とった税金は全額かそれ以上支出しますよね。プラスマイナスゼロどころか赤字にもなりがちで。

これがいわゆる営利事業の経営だと、プラスマイナスゼロでは無くて、プラスを積み重ねていくわけで。はるさんとは直接お話する機会もありましたが、いろんな単語に対する反射的な反応で、「あれ? お金かせぎ系の人じゃないぞ〜」と感じるものがありました。

かせぎ系なんてカテゴリーがあるか知らんけど(笑)、営利ビジネスでの成功を目指すタイプとはずいぶん違う人だなあと。それは本書を読んで納得しました。

はるさんって、公共の存在だったのねと。そういう公共の感覚というのは、実はVIPセンスでもある。VIPというのは要人で既に成功した人を指すあのVIPです。

VIPに位置している人のチャクラの反応って、これは全くの僕の経験上のことですが、第5チャクラ(のど)と第6チャクラ(額)の間の”通り”がいいんです。

ちょうど「鼻」のあるところ。鼻のつまりが取れるような、スッとするようなそんな感覚。つまり「嗅覚」があるんですよ、あの人達の特徴って。

鼻が利くってこと。もちろん物理的なニオイでは無く、「ビジネスのニオイがする」とかそういう比喩的なものです。「こんな風にお金を使ったら、より多くの人がうるおうぞ!」ということに、はるさんは敏感なセンスをお持ちなのではないでしょうか。

だから、そばに人も沢山寄っていく。そりゃ周りの人にとっては、お金だのエネルギーだのを奪われるより、循環している方が気持ちいいよね。すごく当たり前のことですが。

政府や自治体、NPO、病院とかの人が読むと、いいかもね。日本だと公共セクターが巨大になりすぎて、国や行政っていったい何? というのが肌感覚として分かりにくいものになっています。

その公共セクターの肌感覚を思い出すのにも本書はよいように思いました。そういう人達に届くパッケージの本ではないでしょうけど、公共セクターのリーダーも女性がなる時代。

本書を読んだ女性から、ニュータイプの社会的リーダーが誕生するといいなと思う1冊でした。