記憶が薄れつつあるヴァレンシア旅行。。。脳みそをフル回転させ記憶を呼び起こし、覚えていることを書きたいと思います。
世界遺産に登録されている火祭り。
一年かけてFallaと呼ばれる人形を各コミュニティで作り、豪華さやテーマなどで人形の出来を競い合うそうです。
想像以上に豪華で素晴らしい作りのファジャたち。
下の写真の左上の人形がこの年の優勝ファジャだそうです。
どの人形も建物と同じ大きさ。精巧に作られてて、どれも観てて面白いし素晴らしかったです。
子供用のファジャもあって、少し小ぶりでした。
政治色の強いファジャなんかもあり、トランプ大統領やオランド大統領のファジャもありました。
こちらの細長いのが市庁舎のファジャ。なんだかロケットのようですね。
今年の市庁舎のファジャは地味なので少し不評だとスパニッシュは話していました。
火祭りという名前の通り、滞在した二泊三日の間、ずーーーーーーーーーっと爆竹を聞いてました(笑)
以前書いたように自分のイメージする可愛い爆竹ではなく、爆弾が落ちたかのようなドーーーーンという爆音の爆竹だからまた怖いんです。子供達もわざと私たちの近くに投げてきて、ビクッとしてるのを面白がってました。
四六時中、もちろん夜中も爆竹が鳴り響くし、土曜の夜0時からは花火のショーがあって、ものすごい轟音。
やっと眠れたと思ったら、パンパンパンパーーーンと朝の4時・5時から爆竹が鳴り響くww 寝不足になっちゃいますね。
これが火祭り期間の約一ヶ月間続くからすごいです。
ヴァレンシアの地元の方々は普通なことだとは思うのですが、旅行者の我々はビックリ。カピ男は「20年分くらいの爆竹を聞いた・・・」と言ってました。
さて、最終日の夜はみんなでブラブラ。
あちこちにイルミネーションがされてて、綺麗でした。
せっかくのイルミネーションが、左側だけ消えてました(汗)
このイルミネーションもコンペティションになっているそうです。競争になっているので、本当に綺麗なところはクリスマスのようで素晴らしかったです。
至る所でお酒が売られてました。
夜も更けてくると、ベロンベロンに酔っ払った若者がそこら中に。。酔っ払って意識を失っている女の子もいました。危ない飲み方するなぁ、と心配になっちゃいます。
夜の22時ごろから各コミュニティで作られたFallasは時間差で次々と燃やし始めます。クレマと呼ばれているそうです。
花火を打ち上げ、その後爆竹を使って燃やすようで、下の写真は子供用のファジャでしたがなかなかの燃え具合で熱いくらいでした。
燃え尽きたファジャ。至る所で爆音と共に火が上がります。
あんなに綺麗で長い月日とお金をかけて作られたファジャを一瞬で燃やしてしまうのか〜!と、とても寂しく感じました。
ここは結構大きなファジャ。燃やす前の花火も本格的です。
大迫力
花火が上がっているんだか、ファジャが燃えているんだか分からないくらいの炎。黒い煙がものすごくてびっくりです。これに加えて爆竹も鳴っているものだから、こんな状態だとテロが起こっても分からないですよね。。。
横の建物は大丈夫なの!!??と思ったら、燃え移らないように防火シートがかけてありました。それでも燃えたりしちゃうところもあるみたいですね〜。
近寄ると熱い!
22時から各地で燃え始め、最後メインイベントは市庁舎のロケットのようなファジャを燃やすこと。
これは深夜1時からでした。1時って日本なら有り得ないですよね〜。
スペインはとにかく時間が遅くて、夜更かしが苦手な私にはしんどかったですが頑張って起きてました(笑)
1時になると大迫力の花火が始まり、続いて爆竹を使って市庁舎のファジャが燃え始めました。
なんと燃えているファジャの隣にはクレーン車に乗った消防士さんたちが同時に炎に水をかけているんです。これをやらないと燃え移ってしまいますからね。
どんどん燃えて、あの背の高いロケットのようなファジャが横に倒れていきました。
これで火祭りFallasは終わりです。
終わりと同時にヴァレンシアの方々は来年のファジャの作成に取り掛かるとか。すごいです〜。
夜遅くてもお祭りを見た人がたくさん歩いているので怖くないです。
初めてのヴァレンシア、火祭りは刺激的でした♪
地元出身の方が居たおかげで、とても楽しいヴァレンシア滞在となりました。また火祭り見に行きたいです〜!
ヴァレンシア旅行記はこれで終わりです。