ピアノレッスンから派生するプラスアルファを大切に
「先生、学校でこんな宿題が出たよ。」とある生徒さんがA3くらいの紙をちらっと見せてくれました。
「テーマは何でもいいから初めての人にわかりやすく説明するの。」
つまり『説明書を作ろう』という宿題だということです。
その生徒さんは「ピアノの弾き方」という説明書を作っているのだそうです。
「初めに『ド』を教えて、『ドレミファソ』を何回も弾かせるの。」
と、目をキラキラさせて教えてくれました。
私はピアノを教えていて、こんなプラスアルファができることがとても嬉しいです。
例えば学校で習ったクリスマスの歌をピアノで弾いてくれたり、今度伴奏する曲を見てほしいと言ってくれたり、パパさんがパソコンから子供が興味を持った曲の楽譜をダウンロードしたり…。
ピアノの練習というと、毎日の積み重ねや苦手部分の特訓というように、どこか音楽そのものの楽しみから切り離されたような感じもあります。
そこを本来の楽しい音楽にどのように繋げていくか、ということもピアノ講師の務めではないかと最近感じています。
それには私が生徒達にとって、しゃべりやすい存在にならないといけません。
私が子供の頃に習っていたピアノの先生達はどこか遠い存在で、音楽一般はおろかピアノの楽譜以外のことは聞けない雰囲気でした。
今から思えばこちらの勝手な思い込みだったと思いますが、そう見えないように心を開いていきたいと思います。
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子どもから大人までピアノ指導する傍ら、本サイト「ピアノサプリ」を開設し運営。【弾きたい!が見つかる】をコンセプトに、演奏効果の高いピアノ曲を1000曲以上、初心者~上級者までレベルごとに紹介。文章を書く趣味が高じて、ピアノファンタジー小説「ピアニーズ」をKindleにて出版。お仕事のお問い合わせはこちらからお願いします。