患者さんからの電話で
「鍼治療の2日後に階段から転落して
内出血がひどいのですが
鍼を刺したところからの出血ではないか?」
という問い合わせがあった
整形外科でレントゲンをとって
骨折はないので経過を見るように言われたが
腫れと痛みが強いので不安で
当院に電話してきた
「それは100%ありえません!」
即答したが
一般の患者さんは
鍼を刺した場所に穴が残ると思っているのか!
という発見があった
27年も鍼治療をやっていると
プロにとっては常識なので
一般の人が疑問に思うことが
逆に分からないことがある
鍼灸治療で使用する鍼は
0.12㎜~0.2㎜の髪の毛ほどの太さで
刺す深さも1㎜~3㎜程度なので
真皮~脂肪層までしか入れない
そして
鍼を抜いた瞬間にふさがる
稀に鍼を抜いた直後に出血することがあるが
2日も経過して
鍼を刺した場所に穴が残ることは
100%ありえないのである
説明して鍼治療による出血ではないことは
理解してもらったが
思った以上に症状が悪化しているので
不安だというので
当院に来てもらうことにした
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