脈診は山登り | 院長のひとり言

院長のひとり言

国際中医師で鍼灸師が東洋医学の本当の楽しみ方を、健康や時事ネタを通して、徒然に書き綴る。



今日は脈診が苦手な
若い先生方のために書こうと思う

脈診は一夜にして出来るものではなく
複雑で難しいので

初めから「無理」と
諦めている人が多いが

あまり難しく考えずに
毎日患者さんの脈を診させてもらうことだ

小生は開業して28年なので

脈診歴28年目ということになる

判らなくても28年間
毎日脈診を続けると

本に書いてある表現が
何となく分かって来るものだ

「お盆に珠を転がした」とか
「ナイフで竹を削る感覚」などと

初めは意味不明だと思われることが

28年経つと判るようになる

大事なことは
一生かけて鍼灸治療を

極めようとする決意である

最高の鍼灸治療を施すのに脈診は
必要不可欠な診察法の一つである

どんな達人でも
毎日、毎日、愚直に努力して

ある日、開眼する

初めからの達人はいないのである

長い年月をかければ
小生のように不器用な者でも
判るようになるのだから

初めから諦めないで

長年かけて大きな山を登るような気持ちで
コツコツやってほしいと思うのである




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