東京都大田区Gマンション:外壁タイル打診調査(無足場工法) | とにかく頑張っている安村の外装職人Blog

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東京都大田区Gマンション:外壁タイル打診調査(無足場工法)の施工事例を紹介いたします。

 

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築10数年ですが、シーリングの経年劣化や、タイルの浮き、エフロレッセンスの発生が多く目立ちました。

外壁タイルの浮きには

・タイル自身の浮き

・タイル張りモルタルの浮き(下地モルタルの浮き)

の2パターンがあります。

浮きが発生する原因は、

・躯体コンクリートとモルタルの熱吸収・放熱の差による膨張・収縮率の差

 の為に生じる付着力の低下

  日中・・・表面モルタルの方が躯体コンクリートより太陽熱を吸収する。

        →モルタルの方がより膨張する。

  夜間・・・表面モルタルの方が躯体コンクリートより蓄熱された太陽熱を

       放出する。

        →モルタルの方がより収縮する。

よって、モルタルとコンクリートの間にせん断力が生じ、モルタルがコンクリート

面から剥がれる事などがあげられます。

浮き部分が経年とともに拡大し、タイルの重量により剥落することが

考えられます。

タイルが剥落すると

 ・コンクリートが露出され躯体が外的劣化力に直接触れる

→躯体の損傷速度が速まる

 ・意匠性の著しい低下

 ・剥落したモルタルにより第三者の人身事故の発生

等の様々な悪影響を及ぼします。

調査後、

報告書を作成してお客様に提出いたします。

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外壁にひび割れなど出始めましたら、手遅れになる前に早めの外壁調査をお勧め致します。