Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

財務次官セクハラ問題から感じる TVAの自殺行為

2018-04-25 20:48:24 | 国際・政治

往年のプロ野球名打者 衣笠祥雄さんが逝去された。現役時は 広島東洋カープでご活躍、骨折を伴うなどの 深刻な負傷をものともせぬ 2000試合を超える連続出場で「鉄人」と謳われ、王 貞治さんに次ぐ、野球人二人目の国民栄誉賞にも輝いた。享年71歳。まだまだ、野球評論や後進指導など、多くの出番があると思われただけに、惜しまれる病没という結末となった。謹んで、ご冥福をお祈りしたい。

本題です。先日来の、福田前財務事務次官に持たれている 性的嫌がらせ(セクシュアル・ハラスメント)疑惑の問題につき、角南源五・テレビ朝日TVA社長の定例記者会見が行われ、この問題と向き合う姿勢に 複数の疑念が持たれたのは広く知られる所だろう。福田前次官の標的となった某女性記者は、曲がりなりにも被害者として受け入れられる可能性大としても、TVA社局自体まで同一視するのはおかしい、というのが拙所感である。以下、ネット記事複数をも引用しながら、見て参りたい。

TVA社長会見の要旨は、以下の通り。

(1)一年半程前から取材目的で、女性記者が福田次官と 1VS1で会食をする事があった。

(2) (1)の折、福田次官によるセクハラ発言が複数あったため、身を守る目的で、音声を録り始めた。

(3)上司に セクハラの事実を報じるべきだと相談したが、女性記者の二次被害を懸念して実現せず。

(4)社会的責任の重い立場によるセクハラ行為が表に出なければ、今後も同様の被害は黙認されるとの想いから、雑誌「週刊新潮」に録音の一部を提供。

プロの取材と言えど 四点共、随分とハイ・リスクな活動をした印象だが、拙者が特に重く見るのは (4)だ。表題の少し前、TVAの親会社に当たる朝日新聞は、大阪・森友学園向け国有地払下げについての文書書き換え疑惑をスッパ抜いた。その折、主に保守側の識者複数より、取材情報源を明かす様求められた経緯がある。正直これは無理筋。報道側に倫理規定「取材情報源の秘匿義務」がある手前、公表できない所であり、その時の拒否は良かったのだが、今回 TVAはその規定に明らさまに違反しているではないか。

「森友文書」の問題については、大阪地方検察庁が出所では?との憶測が流れ、それに関する江田憲司衆議のメール疑惑も取り沙汰され、国家公務員の守秘義務に抵触しかねない事から「証拠(エヴィデンス)?ねぇよ そんなもん!」の迷文句と共に秘匿が通されたも、今回のそれは 最早 TVA自体が倫理規定を初めから軽んじる形で、相手方の守秘義務をも顧慮する事なく 第三者への情報提供を許した所が大問題なのだ。角南社長以下 TVA上層部は、この所につき、当該女性記者に正しい対処を伝授していたのだろうか。甚だ疑問であると共に、こうした事態は それこそ野党が真っ先に国会で問題視すべき事象ではないのか。

ただ単なる通り一遍の「反省」では済まされない。必要な秘匿さえ守れない、 TVA現経営陣は全員「猿以下」である。「放送法規や倫理規定を、一から学んで出直して来い!」位の言葉で、罵倒しても構わないと思う。本当は TVA全役員が懲戒解雇に処される程の、重大な不祥事という事だ。

党組織内での主導権競争がない事もあって、政権与党の綱紀も緩んでいるのは事実だろうが、「第四の権力」と言われる報道社局も似た様な状況があるのではないか。どの社局も程度の差こそあれ「社内セクハラ」は皆無ではない様だし、この前「Me Too」の意味不明なプラ・カードに喪装で 国会審議を無視のした 活動家まがいの挙に出た女性議員など複数も、自勢力に近い報道組織の不祥事には、黙秘か黙認という事らしい。

本当に、こんな状況から目をそらしての騒ぎ立ては、何の説得力もない。これは報道社局の「自殺」に等しく、放置すれば新聞を含む他社局も追随し、既成メディアの信用崩壊を自ら招く事だろう。安価過ぎる、現行の電波調達に寄りかかり続ける不良姿勢も、もう認められるものではない。できるだけ早く、電波コストを世界水準に引き上げる「電波オークション制」の厳しい実施を求めたい。今回画像は、先年春訪れた 琵琶湖西岸の桜の様子。通る線路は JR湖西線。


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