何もしない・・・っていう愛

 

 

 

 

私は、ずっとずっと何かしてあげたり

何かして貰うのを愛だって思ってた・・。
(それも1つの形ではあるとは思うけど。)

 

 

大好きな人には

大好きな人の大好きな物をプレゼントしたり

いっぱい愛して貰えるように尽くしたり

喜んで貰える事を考えたり

大切にして貰えるように甘えたり

 

そんな事ばっかりしてたらさ・・

自分ってヤツがなんだか解らなくなってね

 

知らないうちに

相手にどんどん飲み込まれていく。。

相手もそれが当たり前の私だと認知していく・・・。

 

 

苦しかったなぁ

誰も私の大事な事を解ってくれない

解ろうとしてくれさえしない

 

私の大好きな事、大好きになってくれないんだ

プレゼントは、、相手の趣味の押し付けで

一個も 私の大好きに届かない

 

相手にした分を自分が求めるために

不満がいっぱい。。

 

 

誰か

誰かぁ・・・ 

 

 

私に関心を持ってください

私でさえ私がどんどん、、分からないよ。

 

 

そんな風に思ってた結婚生活

・・もちろん楽しい事もいっぱいあったからこそ、そこにハマったんだと思います。

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わからないって言いたかった

苦しくてさ、自分が小さくてさ、ゴミくずみたいでさ

 

逃げたかったなぁ。

わからないって言いたいって事を・・・解ってた。

 

 

 

私ね・・
もちろんクライエントには、言わないけど
カウンセラーになる為の勉強の場では

伝えるようにしています。

 

 

だって勉強だからさ
私の少ない経験則で悪いけど 

 

 

「わからない」っていっぱい口に出る人は

わかってるって伝えています。

 

わからないって言えるってさ

わかるをどこかに持ってるんだよ。

そこにブロック(禁止令)が絡んでいるだけだと思う。

 

だから、わからせてあげようとしなくていいよ。
わからないって言われるとカウンセラーは、どうしていいか

わからなくなる(笑)からねw

 

 

人はさ

 

「わからない」って言うと 

自分の為に一生懸命になにか考えてくれて 

自分に時間を費やしてくれる事をどこかで

わかっているんだ

 

自分も自由に、自分の為だけに時間を費やせるね。

そこにメリットがあるから 「わからない」でいるんだと思う。

 

 

もうね~・・辛くてさ、自分が何のために生まれてきた?
こんな風にいつも人に気を使って生きてく為だけに
私、生まれたの?って 

自分で決めてそうしてるのに抜け出せなかった15年間

ある日その禁止令を破ったのは私自身です。

 

その苦しい生活をやめて

新しく自分の為に歩き始めた「離婚」

 


息子は心臓病で何度も手術をしていたし

次男も顔面神経麻痺や起立性障害があったり

娘は自家中毒でよく入院してたし。。

私は専業主婦で自営の経理はしてたけど15年も社会から離れ

自分の商品価値もわからなかった・・。

離婚する=生活できない!って

不安がいっぱいだったなぁ。

 

 

夫は、本当に朝から晩まで文句を言わず

一生懸命働く人でお金にも困ってなかったし

将来的な金品の不安ももちろんなかった。

 

「なんで離婚したの?」って聞かれると

「愛してたからかなぁ・・」って言う位

 

自分がなんで生まれたのかもわからなくなるくらい

・・・ってかそういう事を考えるくらい

大事だったんだと思うんだ。。今だから思うけどね。

 

 

私の商品価値を見つけるために行動を起こして

アルバイトをしてみたり、区の家事相談に相談したり

そこでわかった事が新しい自分を見つけるための勇気になったのは

間違いありません。

 

自分の中で勝手に「無理」って思ってた事

実は、ぜんぜん無理じゃなかったからね。

 

 

離婚して18年目に入り

結婚した年の夏も暑かったなぁ~って
思い出していました。

 

あんなにやみくもに、何かしてあげたくて

そこに自分の存在価値をを見出していて

誰かのお役立ちな自分でいる事がすごく大事だったのに

 

今の私は 「してあげない」事を大切にしています。

 

・・っていうかね 

 

私が誰かにしてあげる事なんてないって事が

本気でわかってるんだと思う。

 

 

 

 

最近起きた震災で家も家族も仕事も失ってしまい

積み重ねてきた沢山が目の前で崩れた光景を各報道で

見るにつけ胸が締め付けられるような思いになります。

 

あの新潟の震災の時に現場に行った過去が蘇る。

 

役所の人が

「あそこの家が大変で・・」

「あの方に声をかけて貰えないか・・」

必死な役場の方々自身がね

・・・・すっかり心を痛めてた。

「眠れていますか?」と一言いうと

「みんな寝てないんです。寝てる場合じゃないんです」

・・・・涙がいっぱいでた。

 

そこに生きているすべての人が・・・喪失感とうつ状態で

何をしていいかも分からず必死でした。

不安に襲われた自分は、結局なにも出来ずに
帰ってきた経験がある

 

「カウンセラーをやめよう」

まだ勉強も行き届いていない私は、
当時カウンセラーは、なるものだって思ってたんだよね。

 

何かしてあげられる人

人の為になる人

笑顔や元気にすることの出来る人

 

そんなこと出来るわけがない。

・・カウンセラーは、在るものでした。

 

沢山の人に相談をして今こうして居られるのも 

あの時の「何もできない」という経験があっての事

 

 

私の役目は 「ひとりにしない事」

その人の目の前に 「ただ存在する事」「在る事」

一緒の景色をクライエントを通して見させていただき

その人の心の動きを共に感じさせていただく事

 

その為に 私自身がその人にとって「安心で安全な私」で

いる事がよりクライエントの奥の気持ちに

たどり着く方法なんだ・・・と、、わかったんだよね。

 

 

同じ人間同士

してあげる・・なんてどんだけ上からなんだって思う。

 

心を離さずいるって事が

その人の勇気になり前を向いて行動できるきっかけに

なるんだって私は、信じている。

 

 

何もしないって愛は

実は、いっぱいしています。

 

 

あなたは あなたのまま 生きていける

あなたは あなたの力で 前を向ける

あなたは あなたの中の答えをちゃんと持っている

 

・・・信じるって事 

・・・相手に委ねるって事

・・・尊重するって事

・・・それが一個も間違っていないって言う事

・・・絶対にあなたをひとりにしないって言い切れる事

 

その為の「私でいる」っていう努力の過程

毎日を重ねて行く事を私は、しています。

 

 

 

 

「誰かひとりでも自分を信じてくれている人がいたら

人は、生きていける」

 

 

 

 

 

いつかね・・

そういう人になれたらいいなぁ・・。

私は、しっかりあなたを信じる人になりたいなぁ・・。

 

 

 

 

 

 

自己一致・・

カウンセラー自身が今起こっている自分の中の感情に対して
自分をジャッジすることなく 自己理解し受け入れている状態
「自分に対してそこにウソのない事」「ある事をわかっている事」