梅雨が明けてから梅雨のような天候、みなさんどのようにお過ごしでしょうか?
各地で土砂災害の報道があります。九州地方でも各地で警報が発令され、朝倉市の復旧がままならない状況で、何度か惨状を見てきたこともあり、本当に心が痛みます。
さて、1950年代の女性の象徴として活躍したマリリンモンローという女優をご存知でしょうか?
10-20代の方にはご存知ない方もおられるかもしれません。現代のアジアでいえば、アンジェラベイビーなどが有名ですが、マリリンモンローは世界的に圧倒的に有名な存在でした(私もリアルタイムでは知りませんm(._.)m)
そのマリリンモンローの言葉にこんなのがあります。
直訳すれば
輝く権利は誰にでもある
当時の彼女の背景から意訳すれば
どんな状況や環境にあっても、そこで輝くことはできるんだよ、となります。そして、その先には「輝く努力を続けることが魅力的であり続ける唯一の方法である」という思いが込められています。
何のために綺麗になりたい?
決まってるでしょ!
誰かのため、という人も中にはいるけれど、掘り下げていけば、ほとんどの方は同じでしょう。
自分のために
それは誰かに自分が好かれるためかもしれないし、自分に自信が持てるからかもしれないし、自己満足のためかもしれない。
いずれにしても、自分のために魅力を磨き続ける、世界を魅了してもなお努力をし続けたマリリンモンローも同じ答えなのだと思います。
どうすれば綺麗に、あるいは可愛くなれるのか、こんな風になりたいイメージはあるけどそれには何が必要なのかわからない、またはこうなんじゃないかと考えてるけど専門家の意見が聞きたい、こんな場合もあるかと思います。
そんな時は専門家をうまく使ってみてください。
ネット情報だけではわからないところに答えがあったりもします🤭
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さて、昨日私は創傷外科学会(傷あとを綺麗にする学会)に行ってきました。
美容外科では傷あとが目立つかどうかというのは患者さんに喜んでもらえる大きなポイントです。
また、腫れない、内出血が少ない、すぐに社会復帰できる、というのは控えめな効果を望まれる方に特に喜ばれます。
ただ大きな効果を出すためには、どれだけ腫れないようにしてもそれなりにダウンタイムが必要になります。
しかし、この中で「傷あと」だけは、効果をしっかり出してもいくつかの工夫をすることで満足度を高めることができます。
私が思う、美容外科で傷跡が目立つ手術は以下の通り。
①上口唇短縮(リップリフト)
②口角挙上
③口唇拡大
④肋軟骨による鼻中隔延長の胸の傷あと
⑤フェイスリフト 耳の後ろから首の傷
⑥鼻翼縮小(外側)
これらの傷を目立たなくするために、縫い方(これが本当に大切)や使用する糸、傷を保護する被覆材、テーピング、内服💊、外用薬を駆使しています。
この考えの基礎にあるのは創傷治癒(傷ができてから治るまでの過程)に対する考え方です。ケガや火傷などの傷あととは異なり、メスでスパッと切った傷は本来とても綺麗に治ります。それが治らないということは、別の理由で創傷治癒が妨げられているのです。
形成外科の基本は美容外科の治療に大きく生きています。
東邦大学形成外科で私を指導してくださった先輩方に心から感謝しています。患者さんに喜んでもらえる傷あとはそのおかげですから。
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