さて、後半の書き込みです。
ハンターマウンテンを後にして、標高1284mの峠に向かいます。
そうなんです。 ハンタマは日塩紅葉ラインの峠では無いんです。
ハンタマは1130m付近で、更に150m程登り、距離にして4km先です。
途中、元メイプルヒルスキー場手前の道は景色が開け、白樺の林でとても素敵な場所です。
下の地図画面上の方のくねっている場所がハンタマの駐車場で、画面下側にある黒丸の部分が道路上の1284mの峠になります。
でも、峠ってなんとなく反対側が見えない様なおむすび山をイメージしますが、この峠は地図上の等高線を見ても分かる様に何処が峠だか良く分かりません。
サイクルコンピュータの標高を見ながら「この辺かな?」と云ってる間に下りになってしまいました。
ここから暫らくは登った分だけ下りますから「キャッホー」て感じです。
峠直前で私を追い抜いて行った横浜ナンバーのレクサスに直ぐに追いついてしまいました。
鬼怒川の121号線の交差点(標高502m)までの約16km標高差782mのノンストップダウンヒル。
やっぱ、ヒルクライムの後のお楽しみは気持ちが良い。
でも、車はカーブ毎にかなり減速するのでイマイチなダウンヒル。
抜きたい気持ちを抑えて後ろを憑いて行った。
まあ暴走を抑えて安全に下れるのだから、きっと神様がこの車を私にあてがってくれたのだろう。
乾燥した路面では、スリックタイヤはもの凄くグリップが効くので、急カーブでも凄く安心感があります。
丁度、スキーでのターンのイメージで、あの足に掛かるGが何とも気持ち良い。
皆さんにはあまりお奨め出来ませんね。安全走行を心がけましょう。
登るのに1時間掛かったのに、下るのはたったの25分って訳だ。
実はこの日塩スカイラインはいまだに有料道路なんです。
塩原側から登っても鬼怒川側から登っても、料金は出口側で徴収。
自転車は 50円 でした。
この先の交差点で121号線を行く予定だったが、交差点を左に行くイメージだったので左折したのだが、少し走ると一般道が自分が走っている道路の下に見えた。
あゝ間違った。
あれ?「合流注意」て書いてあるし、自動車専用道路だったらどうしよう!
車ならそんな心配は不要だが、何せ軽車両であっても所詮自転車ですから・・・
なら、車並みに飛ばせばいいんかい?
トンネルも結構長く感じ、余計に不安がつのった。
そんな事を考えていたら、あっという間に料金所に到着。
軽車両等 20円也 あゝ良かった。
その昔高校生の時に友人と銚子までの350kmのロングライドした時に、帰り途中で筑波山の北側から自転車を担ぎ上げて、筑波山の駐車場に降りて道路を下って行ったら料金所のおじさんに、「ここは自動車専用なんだ何処から来たんだ」と怒られ、金額設定が無いからと自動二輪の料金取られた事を思い出した。
この有料道路は自分が帰る道と違うので、旧道に向かう橋を渡った。
これが、鬼怒川よ。
橋を渡って、直ぐに東武鉄道の駅がある。
その後、東武ワールドスクエアの先に行くと、歩道にわんさか人が集まっていた。
おびただしい三脚が有ったので、察しはついた。
通り過ぎてから念のため聞いて見た。「SLでも来るんですか?」「ハイ。あと1時間くらいで来ます・・・」「そんな先ですか。ありがとうございます」
でも、この路線にSL走ってたっけ?
この件は、家に帰ってニュース見ていて分かりました。
51年ぶりにこの路線をSLが走る事になって、この日がその初日だったらしい。
やっぱ、1時間待って見ときゃ良かったかな? でも、雨降りそうだったし・・・
この後、塩谷の道の駅で水分補給と、矢板の道の駅で昼食を食べた。
道の駅は、ゆっくり休めていいね。
まるで、「那須高原ロングライド」の時のエイドステーションみたいだ。
お稲荷さんもとても美味しかったよ。
でも、これが「うなぎり」だったらもう最高なんだけど・・・・
ここから家までは40分位だろうか。
休憩入れて6時間40分アッと云う間の109kmの旅だった。
山の上は天気が良くて勿論涼しいし、下界に降りると雨が降りそうで降らずに日差しが無いのでこちらも涼しかった。
天候の不安はあったけど、最高のコンディションでのロングライドだった。
このコースにあなたも挑んでみては?
後日、自転車乗りの安心感を得られるアイテムを紹介します。