第3話「この戦いが終わったら」
脚本:永井真吾

<あらすじ>
 ヴィレム(新井良平)はクトリ(田所あずさ)にダグウェポンの真の使い方を教える。
 クトリは今までの妖精兵の戦い方を否定するようなヴィレムの言葉を拒絶するが・・・。

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<感想>
ヴィレムが人間の最後の生き残りだということがクトリに知られます。
呪いによって石になって500年後に復活って・・・ジュラシックパーク状態ですね。

ダグウェポンは元々人間の武器だったので、クトリはヴィレムの言うことに納得せざるを得ないという。
で、ヴィレムはダグウェポンを使って触れるプラネタリウム的なものを展開していました。やだロマンチック・・・。
そして自爆じゃない方法があるのだとクトリに示すヴィレム。

「死にたくない」ってのは我々にとって普通の感覚なので、それが登場人物に芽生え始めたっていう描写は結構難しいもののはずなんですよね。
まず死んでもいいと思ってるのに生きてる人間を描くのが難しいし、そこから180度意見を変えるわけですからね。
「本当は最初から死にたくなかったんじゃないの」って思わせちゃったら途端にちんけな話になってしまうので、感情の変化はより慎重に描かないといけないはず。

その点で見ると、3話でここまで展開するってのは早すぎるし、案の定死ぬ覚悟から生への執着の流れが曖昧なものになってしまっています。クトリやその他の妖精のキャラクターが普通のラノベアニメのそれと変わらないのがその一因か。

・・・っていうことは、もしかしたらそこは問題じゃないのだろうか。未だにこの話の主題がよくわかりません。
次回は物語が大きく動きそうな感じがしますが、そこからが本題なのかも・・・。
おとなしく来週を待ちましょう。

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