(まさかのまさかファンドってこういうのいうのかな?)
日本郵政上場に合わせ、特化したファンドができました!?
この頃、株ブロガーさんのサイトの話題は11月に上場する日本郵政株式会社一色です。僕は個別株には興味がないので、IPOだかEPO(知ってるかな、DOWN TOWNは名曲ですよ)だかには一切感心をいだきませんでした。
ところが、売り出しのCMをしたり、ネット証券のトップにでかでかと広告がでたりと何かにつけて目につきます。
それなら、一応調べておこうと検索していると、予想外の、日本郵政がらみでまさかのファンドを見つけてしまいました。
このファンド、色んな意味ですごいな!
投資対象は日本郵政、ゆうちょ銀行とかんぽ生命保険の3社
なんと、日本郵政にからめた特化型ファンドです。特化型なので投資対象は、日本郵政株式会社および株式会社ゆうちょ銀行、株式会社かんぽ生命保険の3社が対象となります。
まじっすか!?
(出典:三井住友信託銀行「日本郵政株式/グループ株式ファンド」より)
郵政関連株は100万人に販売することが目標
今回3社上場で売り出す日本郵政関連株式は発行済み株式の11%の1.38兆円とのことです。8割は国内向けで、そのうちの9割を個人向けにする予定であり、総株主数は100万人になるだろうとの見通しになっています(日本経済新聞社記事より)。
素人目にみて「100万人もの人が郵政株に突っ込む予定を立てるなんて無理しちゃって、もぅ」と思いつつ、静観をしてました。
だって日本郵政の事業は、どう考えても日本国内だけでの展開なので、先細っていくだけで明るい見通しはありません。
現に、2016年3月期の純利益予想は、そろって2ケタ減益となってます。
今後の成長戦略に期待っていっても海外に出ていけるわけでもなし、人口減で販売先は減ってゆくだけだし、どうなんでしょう的な思いです。
上場直後に利確売りといった短期売買ならともかく、長期保有にはちょっと苦しいかなと思ってしまいます。
なので、どう考えても目標販売数に達しそうにないので、強引に売るためにファンドなんか作ったりするのかなと思ってたんです。
そしたら、あった!あった!!あったったたぁ!!!ひでぶ(けんしろう)
復興財源に充当するので政府も必死です
今回の日本郵政株の売却益は東日本大震災の復興財源に充てる予定です。なので、政府も必死なんですね。
これでこけたら、復興スケジュールに支障がでてしまいますからね。
最終的には50%まで売却をすすめたい意向のようですから、出だしはなんとか成功してほしいものです。
(出典:日本経済新聞社より)
日本郵政ファンドは、各種手数料が高すぎます
しかし、このファンドには致命的な問題点がありました。必死で売りたい割には、手数料が高すぎます。
まず購入時手数料は1.62%します。
ノーロードでなれてしまった僕にとってはこれだけでぜんぜん魅力を感じません。
しかも運用管理費用は0.64%です。
広く分散投資をしてくれてる先進国株式インデックスファンドと同じ水準です。
なんどもいいますが、投資先は3社です。
3社運用でこのパーセントはありえません。
運用をするってなんの運用するのかな。
(出典:三井住友信託銀行「日本郵政株式/グループ株式ファンド」より)
まったく魅力がわかない日本郵政ファンド
販売対象者はわかりませんが、投資信託になれてる方はまず買わないでしょう。となると、窓口で投資信託でもはじめようかなっと思った初心者とか、高齢者に販売をするのでしょうか?
少なくとも始めて投資信託を買う人には「ババ」を引いてほしくないなという思いがいたします。
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