『さよならの朝に約束の花をかざろう』
岡田麿里監督 P.A.WORKS制作の長編アニメーション映画。
ボクはコア・ディレクター/作画監督で参加しています。
2月24日より上映中。
現在 39劇場で上映中!(今週終了する劇場除く)
ゴールデンウィーク後にはじまる劇場もございます。
劇場情報(4月18日更新)をチェックしておいでくださいね。
酒場で地道に宣伝活動してますが、観てくれた飲み友が友達や親戚にも宣伝してくれて広がってます\(^o^)/
自信を持ってオススメできる映画だと、そう思っていただけるのが何よりうれしい!
海外でも上映がはじまります。
北米を拠点とするELEVEN ARTSさんのツイートによれば、7月20日から公開予定。
https://twitter.com/ELEVEN_ARTS/status/983819936555401216
P.A.WORKS発刊『さよならの朝に約束の花をかざろう』関連書籍も続々発売。
キャラクター原案岡田有章さんや石井百合子さんの設定画、吉田明彦さんのコンセプトデザインなど網羅した設定資料集!
美術監督東地和生さんや美術スタッフの濃密な仕事が詰まった美術画集!
メインアニメーター井上俊之さんの原画集(上中下3巻)も発売予定!
http://paworksshop.jp/shopbrand/ct36/
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東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震があった2011年。
その2ヶ月前の1月に、九州霧島連山の新燃岳が噴火した。
その前の噴火は昭和34年(1959年)の小噴火。
さらにその前に遡ると、文政4年(1822年)。
1991年頃から火山性地震や火山性微動が観測されはじめ、小さな噴火もあったが、その半年後に約300年ぶりの準プリニー式噴火が起きた。
都城市や宮崎市など広範囲に降灰があり、学校の休校や日常生活、農作物にも被害が出た。
菅内閣は同年2月4日に政府支援チームを送り、宮崎県に霧島火山防災連絡会「コアメンバー会議」を組織、防災情報の共有や被害対策を行った。
http://www.bousai.go.jp/kazan/kirishima_shien/index.html
そして、6年後の2017年10月に小噴火。
2018年3月6日に爆発的噴火があり、10日に観測された噴煙の高さは4500m、噴石が1.8kmまで飛散した。
その後も噴火がつづき、火口から溶岩流が幅200m、長さ100m近く流れ出た。
今月5日にも爆発的噴火が起き、噴煙は8000mに達した。
噴火の間隔は長くなってきているものの、活動は続いています。
新燃岳 火山性地震「週末に200回超」山体隆起も…
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/4/24446.html
明らかに、2011年の噴火よりも大規模かつ長期になっており、被害が出ています。
国土交通省は一連の噴火に対し調査・観測を行っています。
http://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sabo/volcanic_sabo_shinmoe.html
一方、新燃岳に近い市町、地元の農協が独自に情報公開や被害対策を開始。
2018,3,1 霧島山(新燃岳)火山の状況に関する情報提供について(お知らせ)
5000万円 単独支援 新燃岳噴火 降灰被害に対応 宮崎・JAこばやし
https://www.agrinews.co.jp/p43496.html
宮崎)新燃岳噴火で高原町長が被害状況を説明
https://www.asahi.com/articles/ASL385W7QL38TNAB019.html
今後、万が一大規模な噴火が起こった場合に備え、被害を最小に食い止める対策を地元自治体や農協が独自に行っている状態です。
日本各地の火山活動やその兆候は、首都直下型地震や東海〜東南海の連動型地震を予感させます。
科学的な予知は難しいとしても、過去の教訓に学ぶなら、全国的に、一刻も早く対策を実行しなければいけません。
…さて
安倍内閣、政府は何をしているんだろう?
去年10月から噴火が続いているにも関わらず、政府から新燃岳に関する情報や対応方針はまだ出されていません。
平成23年で止まったままです。
民主党政権以下の愚鈍な感覚、態度じゃありませんか。
安倍総理はアメリカでトランプ大統領と会談し、拉致被害者の奪還をトランプ大統領に言ってもらうことで、1年以上続いている「森友・加計学園問題」の疑惑や、省庁の公文書に対する杜撰さを監督できていない失態、度重なる失言・醜聞、支持率の低下を挽回しようとしているように見える。政権の「今」のために。
それも結構でしょう。
しかし、国内の経済基盤の立て直し、災害対応など、国民の生活にとって「現在から中長期に」必要なことを疎かにしてはいないか。
あちらかこちらか、今か将来か、ではなく、両方大切だ。
(「無茶言うな」という人はそもそも政治家に、安倍内閣に何を期待してるの?)
通商にしても、国民経済が貧困化している状況では弊害が大きくなる可能性大。
拉致被害者が帰ってきても、国民経済が貧困化してる状況では安心して暮らせません。
優先順位第1位は、国民経済の成長、内需の活性化、基盤作りです。
(基盤はしっかりしている、経済は良くなっているなど事実誤認は捨てましょう)
現実認識を誤り、安倍内閣の存続こそ日本のためと思い上がっているのではないか。
国内で起きている(内閣にとって)不利なことから目をそらそうとしているのではないか。
国民のために尽くすことよりも、政府の評判を持ち上げることに躍起になっているのではないか。
ほとんどが本末転倒、優先順位を間違えてきた5年間の結果を見るにつけ、基本的な信頼は失われる一方です。
6月に閣議決定される「骨太方針」からプライマリーバランス黒字化目標を撤廃、少なくとも5年以上の延期を盛り込めるか?
仮に、財務省が弱ってて消費税増税を再々延期できたとしても、こんな状態では財政拡大という長期視点に立った政策転換は望めない。
となれば、増税延期で増えない税収(増税しても結局は増えないが)を、社会保障費など他の予算を削って賄うという本末転倒をさらに行う可能性大だ。
内需拡大(財政拡大)が必要なのに、外需を当てにする(改革・規制緩和による外国人労働者受入れ増加、カジノや民泊、インバウンドなどなど)優先順位の選択ミスを続けるだろう。
1歩目を踏み出せない者に、いきなり5歩も10歩も踏み出せると期待できるだろうか?
できませんよね。
もう半年以上続いている火山噴火に何の対応も行わない政府が、国民全体へ奉仕するなど期待できません。
全政治家と国民が、この現実を直視して真剣に考え、何が必要なのか議論し、政策方針を改めさせねばならない。
それができなければ総辞職しかあるまい。
国民経済を好転させ、防災減災を強化する方法は私たち国民の手の中にあるのです。
財政悪化なくして、財政健全化なし!(資料用)
https://ameblo.jp/tadashi-hiramatz/entry-12368029757.html
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