AMD-Ryzen-Plus-2nd-Gen第2世代Ryzen+ CPUの8コア16スレッドモデルRyzen 7 2000のうちRyzen 7 2700Xではないかと予想されるCPUのベンチマーク結果がリーク。第2世代Ryzen+は第1世代よりもシングルスレッド性能およびマルチスレッド性能で15~20%高速化する模様。


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圧倒的なマルチスレッド性能コストパフォーマンスから昨年好評を博したAMDのメインストリームCPU「Ryzen」の後継「Ryzen+」は4月登場予定ですが、第2世代Ryzen+ CPUの8コア16スレッドモデルRyzen 7 2000のうちRyzen 7 2700Xではないかと予想されるCPUのベンチマーク結果がリークしました。第2世代Ryzen+としては初めてリークしたベンチマーク結果になっています。第2世代Ryzen+は第1世代よりもシングルスレッド性能およびマルチスレッド性能で15~20%高速化する模様です。
AMD-Ryzen-Plus-2nd-Gen (2)

ソース:http://www.hwbattle.com/bbs/password.php?w=s&bo_table=hottopic&wr_id=8803
まとめ記事:https://www.techpowerup.com/242119/first-leaked-benchmarks-of-amds-ryzen-7-2000-processor

今回リークしたRyzen 7 2000シリーズCPUは動作クロックが通常2.2~3.7GHzで変動し、自動OC機能「XFR 2.0(eXtended Frequency Range 2.0)」により最大で4.35GHzまで動作周波数が上がるようです。CPU電圧も通常0.787V~1.200Vで変動し、最大1.250Vと表記されています。Ryzen 7 1800XよりもXFR周波数は高く、電圧は低いようなのでワットパフォーマンスの向上には期待できそうです。
またメモリやキャッシュ周りではリークしたRyzen 7 2000シリーズCPUとRyzen 7 1700Xをメモリスピード2666MHz&16-16-16-CR1に揃えて比較すると、メモリ遅延が85.7nsから76.4nsに短縮、L3 Cacheも11.2nsから9.4nsに短縮されています。
AMD-Ryzen-2000-CPU
AMD-Ryzen-2000-AIDA64-1AMD-Ryzen-2000-AIDA64-2

実際のベンチマークではCinebenchのマルチスレッド性能でRyzen 7 2000シリーズCPUのスコアは1783となっており、Ryzen 7 1800Xの1645よりも1割程度高速になっています。Ryzen 7 2000シリーズCPUがRyzen 7 2700XだとすればRyzne 7 1700Xは1481なので第2世代は第1世代よりも2割程度のマルチスレッド性能上昇(コアクロックの高速化)が期待できます。シングルスレッド性能ではターボブースト最大値4.2GHzのCore i5 7600Kが177に対してRyzen 7 2000シリーズCPUは178なので自動OC機能「XFR 2.0」及び「Precision Boost 2.0」によって最速コアは4.35GHz、少なくとも4.2~4.4GHzで動作していることは間違いなさそうです。
AMD-Ryzen-2000-CineBench
AMD-Ryzen-2000-SiSoft
AMD-Ryzen-2000-3DMark-Physics





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