区分売買戦線に異常あり! | 好感度ゼロ上等のクセが強い不動産ブログ

区分売買戦線に異常あり!

さて、今週も金曜まで来ました。


昨日からの極寒&積雪でまたもやいろんな問題続出の予感。


 


さて、区分(マンションの1室のことね)の売買の様子が変わってきています。


昨年までなら、区分売買と言えばインコ型ヘアスタイルの営業さんを多数抱える仲介会社が、カモ型ドリーマー客を連れてきて高値で客付けをしてくれたものでした。


 


土地付きの戸建不動産と違い、区分売買は金融機関が査定を出しやすく融資が通りやすかったのでインコ君たちでも扱えたし、金額も手ごろで、セミナーで初心者を集めて勧めるのにちょうどよかったんですよね。


ただし、2000万くらいの中古区分を仲介しても手数料は60万くらいですから、彼らは必ずと断言してもいいほど「第三者の為の新中間省略取引」、サンタメ仲介をして利益をのっけて販売していました。


これが昨年から銀行にNGとなり、今では「息してる?」と言いたくなるほど活動を感じなくなりました。


 


都内のワンルーム売却の際には結構彼らは役に立ったのですが、彼らが活動停止?してしまったせいでオーナーチェンジ物件の売りの時の反響がめっきり減ってしまいました。


 


以前ならワンルーム区分の売却と言えばとにかく客付けをして埋めてしまい、「募集不要!買った当月から家賃収入あります!」という触れ込みで売るのが定石でした。


ただ、今のように似たりよったりのワンルームのオーナーチェンジ物件がレインズ、もしくはポータルにずらりと並んでいるのを見ているとこの中からエンドさんに白羽の矢を立ててもらうのはなかなか大変だなと思います。


 


ひとつの作戦として、空き部屋で売るのもありかなと。


都内で空き部屋(=即入居可)ってオーナーチェンジ物件に比べるとすごく少ないです。


ただ、案外需要はありますよ。


 


東京出張時のホテル代わりとして、


仕事部屋兼用のセカンドルームとして、


お子様の進学用住居として、


家族に内緒の遊び部屋として、


 


家賃払うくらいなら買っちゃえって人いますから。


 


セカンドルームとして買う場合、セカンド住宅ローンが使える場合もあるので「今の家賃と比べてみてください!」というフレーズも使えます。


ただし、区分の場合、住宅ローンは多くの銀行では内法面積30㎡以上としているケースが多いですから20㎡台の部屋の売却時にはこの作戦は使えません。


 


戸建も区分も物件自体はさほど変わり映えしない上に出ている物件数が非常に多いので、よほど立地が良いか、目を引くほど安いかということでもしないとなかなか売りにくいですね。特に区分は規約で縛られますから勝手に使用目的やペット飼育など変えられませんし。


 


そんなわけで週末です。


良い温泉地は噴火が怖いし、降雪もありそうだし、おとなしく過ごすことにします。


 


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