平成29年4月5日に開催された「日本遺産審査委員会」の審議を経て日本六古窯の一つ常滑焼が、平成29年度の「日本遺産(Japan Heritage)」に認定されました。4月28日文部科学省において認定発表と認定証交付式が行われました。認定発表は宮田文化庁長官より、認定証交付は松野文部科学大臣より行われました。

 

  認定概要は次の通りです。(文化庁報道発表から)

備前市(岡山県) ・越前町(福井県) ・瀬戸市・常滑市(愛知県) ・甲賀市(滋賀県)・ 篠山市(兵庫県)  

≪きっと恋する六古窯 ─日本生まれ日本育ちのやきもの産地─≫

(ストーリーの概要)

  瀬戸、越前、常滑、信楽、丹波、備前のやきものは「日本六古窯」と呼ばれ、縄文から続いた世界に誇る日本古来の技術を継承している、日本生まれ日本育ちの、生粋のやきもの産地である。

  中世から今も連綿とやきものづくりが続くまちは、丘陵地に残る大小様々の窯跡や工房へ続く細い坂道が迷路のように入り組んでいる。恋しい人を探すように煙突の煙を目印に陶片や窯道具を利用した塀沿いに進めば、「わび・さび」の世界へと自然と誘い込まれ、時空を超えてセピア調の日本の原風景に出合うことができる。

  

常滑やきもの散歩道(「土管坂」と「窯が見える風景」)

 

  

指定文化財(「篭池古窯」と「登窯」)

  県指定史跡「篭池古窯」(常滑市久米)12~13世紀ころ甕や茶碗を焼いていました。中世常滑窯は、日本六古窯の中でも最も大きな生産地でした。

  国指定重要民俗文化財「登窯」(常滑市栄町)明治20年頃に築かれた窯で、日本で現存する登窯としては最大級です。平成19年に「近代化産業遺産」にも認定されました。

 

中日新聞から

  

 

広報とこなめから