「お前も来い!」
・・と言ってくれたのが
お師範さまの舞踊会で30年ぶりに再会した
九谷陶芸界の大御所。
ワタシがちょうど階段を上がったところで
目の前を歩いていたので
声をかけさせていただいた。
実はこの大御所の工房。
ワタシが設計事務所に勤めていた頃に
その事務所の設計で富山のお寺を解体して
今の地に新築した。
当時でも素晴らしいと思った工房を
もう一度観たいとずっと思っていた。
そんな時にお師範さまから
「薬師寺管主晋山の記念法話の
主催者と親しくしているから法話に行かない?」と
連絡があったのが昨年。
その主催者というのが大御所
(ネーミングはこれで行こう)
本当に不思議なご縁で
これはもう
お師範さまのおかげで繋がったご縁。
話を戻して・・・・
何に来いと言われたかと言うと
前田利家の正室・芳春院(まつ)の
没後400年を記念して行われるお茶会だ。
「お前、お茶は分かるか」
「すみません。分からないです」
「ワシも、お茶のことひと~つも
分からんけど、この茶会の総仕切りを
任されたんや。お前も来い。記念や」
マイケルジャクソンの日本公演記念で
陶額を製作されたり
皇太子ご夫妻の来訪の際に夕食器を一式制作
する人なのに・・・
なんて気さくな方なんだろう。
本当に素晴らしい人って
相手に気を使わせないで
広い間口で人を受け入れるんだなぁ。。と
思っていると
歴史の話が始まった。
「へぇ~~そうなんですか~」
と言っていたら
「お前はもっと歴史の勉強をしろ!」
・・・・・・・・
と言うワケで、昨日のコレ(笑)
翌日。
お茶会は行かないのかと再度大御所から電話。
丁重に遠慮させていただいてから
「歴史、勉強することにしました。
まず千利休から!」
と答えたら大御所も電話の向こうで笑っていた。
なんだかワケがわかりませんが
自分を向上させてくれる出逢いはありがたいですね。
とりあえず・・・
勉強しようと思います。
でも。。。今日はこれで寝ます(笑)