2018年2月4日日曜日

かわいすぎてブン殴りたくなる !! STRAWBERRY PUNCH 特別公演!


『かわいすぎてブン殴りたくなるようなユニットやと思うんで』



アンコール後、すっかり笑顔のスタミナメーターが切れた素の状態のみこってぃから、実にしっくりくるキャッチコピーが飛び出してきた。



1月26日、偶発的にユニット対抗戦から生まれた内山命、日高優月によるSTRAWBERRYPUNCHの特別講演が行われ、幸運にも僕は最前席で目撃することができた。



映画館ではあるが、その始まりを目にしたものとして、改めてここでどう出てくるのか?ここまで想像力を喚起させられたのは48グループにおいて久々の感覚だった。


『完璧ぐ〜のね』という振り切ったブリブリのアイドルソングを、およそキャラ的には似ても似つかない二人がやることによりエンターテイメントとして見事に昇華させたあのステージから、どうアップデートさせてくるのか?興味は尽きなかった。



正直言って見事だった!スタンディングオベーションしたいくらいよくできていたと思う。



それっぽいブリブリな曲を持ってくるだけではユニット対抗戦でのステージを水増ししただけになってしまうのでは? そんな僕の浅はかな杞憂はオープニングのステージ裏映像で早々に打ち砕かれた。普段の彼女たちのキャラを増幅させたような、くだけたノリがさらにパワーアップ!競馬に興じ、時に悪態をつく様には、あの二人やったらやりかねん!(笑)と言う部分も含めて笑うしかない。



正直最初の三曲は、『完璧ぐ〜のね』が来るのかな?と予想していたこともあり、普通の王道曲すぎて、やや肩透かしだったのだが、前後に挟まれたステージ裏映像とセットで機能していたように思う。今回、特に見事だと思ったのはその後の、ステージ上での新たな GAPの引き出しを増やした点だ。


『嘆きのフィギュア』でのダークドール的な世界観が見事にハマっていた!




そのあとの『命の使い道』『LayDown』もよかったが『嘆きのフィギュア』でのツインテールによるドールっぽいパフォーマンスが『完璧ぐ〜のね』とは真逆の振り切り方で、実にどストライクだった。ぜひこの路線は引き続き発展させてもらいたいところだ!!



ブリブリアイドルを演じる彼女たちの日常は。。今回はステージ裏だけでなく日頃のGAPを感じさせるVも織り交ぜられエンターテイメント性がさらにパワーアップ。笑顔のスタミナメーターと言う彼女たちのテンションの上がり下がりが可視化された仕掛けがよくできている。この辺りはスタッフが面白がってやっている様が伝わってくる。身内を巻き込むことができている点は見逃せないポイントだ。


ストパンだけで押し切るのは難しいだろうな〜と思っていたところに、二人のソロコーナー!特に最強のJK同級生、優月の『放課後レース』はドンピシャだった。恥ずかしながら曲中、優月の同級生として完全に脳内トリップしてしまったことを告白します(笑) ストパンのノリだけでは客の肩がこると思ったのか良い緩急にもなっていたソロコーナーだった。


再び楽屋で笑顔のスタミナメーターUPのため上村亜柚香・野島樺乃をはべらせる二人は完全におっさんモード(笑)、この辺りも普段の彼女たちのノリを増幅させていて楽しめる。


そのあとの『キャンディー』も実にストパンにハマる曲だ!こってりしたスウィーツ感たっぷりな曲調がツインテールとあの衣装にもピッタリ!続いて普段はチーム単位で歌われる48グループ特有の自己アピール曲を二人でメドレー3連発!そのGAPだけで面白い。




アンコール!楽屋で麻雀というおっさん臭さ丸出し映像からの(笑)


待ってました!『完璧ぐ〜のね』!



ここまで引っ張ってきてのこの曲は、それまでのセットリストや仕掛けが、この曲を効果的に感じさせる見事な前振りになっている。



さらに続く『ダルイカンジ』で例の笑顔のスタミナメーターが0になると言う流れも見事!
彼女たちが素でしゃべり始めるお膳立てになっている。それでも最後の力を振り絞って『賛成カワイイ』で終演。



正直あっぱれ!だった。



思わず二人もノリで自画自賛していたが(笑)ユニット対抗戦から2ヶ月あったものの、10周年イヤーによるスケジュールの立て込み具合を考えても大変だったと思う。このステージを成立させたスタッフの力も含めて感心してしまった。

楽しむ気満々ながら「しょーもない公演やったら悪いけど突っ込むで」くらいの勢いで、お手並み拝見で臨んだ僕は、球種、緩急やコースまでよく考えられたエンターテイメントピッチャーに見事三振に打ち取られた打者のような気分だった。



かわいすぎてブン殴りたくなる!



STRAWBERRYPUNCH の快進撃はまだまだ続くに違いない!そう確信した!!