荒木明日子の着物コーデろん(^.^)その16「単衣の紬を着る」 | 荒木明日子の漫画な日々

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イラストレーター、昔話の語り手、寺の坊守と、様々な顔を持つ荒木明日子が、日々の出来事を楽しいマンガでお届けします。さあ、一緒に笑いましょう(^.^)

5月も終盤となり、

 

気温も高くなり、

 

「やっぱり袷(あわせ)は

 

きついなぁ~」

 

という気候になりました(^_^;)

 

 

 

 

こんな時に

着付けの中嶋先生から、

 

ランチのお誘いが。

 

 

 

 

「何を着ようか?(-_-;)」

 

少ない手持ちの単衣

 

ぐるぐると考えて、

 

頭に浮かんだのが、

 

こちらの着物でした。

 

 

いただきものの、単衣の紬でした。

 

この着物、

 

初めてたとう紙を開いて見た時は

 

「なんて地味な着物だろう…」

 

と思いました。

 

 

 

 

写真では、

 

グレーにしか見えないのですが、

 

実際は、

もっと紫ががっています。

 

(ipadは、接写がきれいに写りますが、中間色はうまくひろえない事がよくあります(^_^;))

 

 

 

 

とにかく、

見た目が地味で地味で…

 

 

 

「これ、私着る事あるんだろうか?

 

処分しようか…」

 

と思ったくらいでした。

 

 

 

 

でもまあ、とりあえず

 

とっといたのですが、

 

今回とにかく一度着てみよう

 

思ったわけです。。。

 

 

 

 

 

で、帯はどうしようか

 

となります。

 

 

 

私は、語りの時主に

 

アンティークの着物を着ます。

 

 

 

 

「お寺の奥さん」の時は、

 

上品にまとめるようにしています。

 

 

 

 

でも、今回は

 

プライベートですので、

 

それ以外の雰囲気

 

行きたいと思いました。

 

 

 

 

 

そこで選んだのが、コチラ。

夏物の黒地に

 

カラーの花がデザイン的に

 

配されているモダンな帯です。

 

 

 

 

麻の夏物と言っても、

 

透け感がないので、

 

単衣にもよさそです。

 

 

 

 

では、さっそく合わせてみましょう。

 

着物と帯の相性は、

 

いい感じです。

 

 

 

 

色無地は、

 

どんな帯にも合わせてくれる、

 

自己主張の少ない

 

おりこうさんですネ(^.^)

 

 

 

 

半襟には、黒の柄が入った

 

やはりモダンなものを。

 

 

 

 

半襟を替えてみましょう。

 

この半襟は夏物ですが、

 

ちょっと雰囲気のある

 

色と柄ですし、

 

 

帯の柄と、色使いが近いので、

 

今回はこちらにしました。

 

 

 

 

帯締めと帯揚げを

 

替えてみましょう。

 

帯にも赤が入っているし、

 

半襟にもそっくりな赤

 

入っているので、

 

相性はばっちり。

 

 

ポイントカラーが効いています。

 

 

 

…ただ、気候を考えると、

 

暑苦しいかな…(^_^;)

 

 

 

 

 

コチラはどうでしょう?

 

 

グレーはよいのですが、

 

飾りのの色に目が行って、

 

せっかくの帯の柄が生きません。

 

 

 

玉タマ無い方がいいなぁ。。。

 

 

 

 

こちらはどうでしょう?

 

帯の柄の水色と、

 

帯締めリンクしているし、

 

さわやかでいい感じです。

 

 

 

帯揚げは、着物と同系色の

 

薄いくすんだ紫としました。

 

 

 

今日はこれにしましょう(^.^)!!

 

 

 

と…その前によくない例。

今回のコーデは着物と帯が

 

モノトーンに近いので、割と

 

どんな色でも合う気がしますが、

 

 

 

 

今回のモダンな組み合わせには、

 

はじけた色や、

 

アンティークの独特な雰囲気

 

合わないと思います。

 

 

 

 

では、中嶋先生に着付けてもらい、

 

ランチに出発!!(^.^)

 

 

こちら、長町の

 

「日本料理せい月」さんは、

 

北國新聞本社ビルの裏の

 

細い路地の住宅街にあり、

 

昔は商家だった日本家屋を

 

そのまま利用したお店。

 

新緑の中庭が美しいですね。

 

 

 

後ろ姿です。

 

お軸は、加賀てまりを描いた

 

雰囲気のある古いもの。

 

お花はさわやかなてっせん。

 

 

 

 

立ち姿です。

 

…初めて折りたたまれた

 

この着物を見た時、

 

「なんて地味な…」

 

と思ってしまった

 

くすんだ紫の紬ですが、

 

 

 

 

実際着てみると、

 

大変美しい光沢が

 

浮かび上がります。

 

 

 

 

着付け歴40年の中嶋先生は、

 

一目で、「この光沢は…

 

すごいいい品やよ」

 

言われました。

 

 

 

 

今日もう一人一緒だった

 

友代香先生も、

 

「これは、とても高級な品よ。

 

うらやましい!!」と、

 

私の着物を、

 

穴が開くようにガン見。

 

(^_^;)

 

(とよこう先生は古美術や宝石なども

お詳しい目利きです)

 

 

 

 

 

そうか~、そうだったのね~~。

 

このお二人が垂涎のお品

 

だったとは、知らなんだ(・_・;)

 

 

 

 

 

つくづく、着物は

 

着てみないとわからない

 

ものだと改めて思いました。

 

 

 

 

そして、色無地の良い所は、

 

コーデの幅が広いこと。

 

 

 

 

 

帯や小物で、雰囲気が

 

がらりと変わるので、

 

飽きずに着られますね。

 

 

 

 

では、おいしいランチを

いただきましょう!!

 

おさしみも生たこの酢の物も、

 

みんなおいしかったです(^.^)

 

 

 

 

現在私はダイエットの為に

 

糖質制限中なので、

 

ごはんは一口だけにしました。

 

でも、十分満足でした♡

 

 

 

 

さて、今日は、

 

何の為に集まったかというと、

 

次のNNK48のイベントの

 

打ち合わせを兼ねた

 

ランチ会なのでした。

 

 

 

 

しゃべりもお食事も

 

楽しみつつ、

 

しっかり打ち合わせもして、

 

お互いの勉強になった

 

濃い一日でした。

 

 

 

 

 

では、今日の

 

中嶋先生のコーデは、

 

グレーがかった淡いブルーの

 

単衣の紬に、白い帯。

 

 

アクセントはオレンジ色の

 

瑪瑙の帯留め。

 

爽やかですね~(^.^)

 

 

 

 

 

 

 

そしてとよこう先生は、

あれ~~~???

 

ずいぶんちっちゃな写真

 

ですが???

 

 

 

 

 

奥ゆかしい友代香先生は、

 

SNSはしていません。

 

 

だから、いつも「写真は載せないで」とのことなのですが、

 

 

今回は7月2日にNNK48の

 

イベントに講師で

 

出ていただきますので、

 

やはりここはご紹介しないと…

 

とお願いしたところ、

 

 

「では、切手くらいの

 

小さなサイズなら…」

 

との事(・_・;)

 

 

 

 

…リクエストにお応えして、

 

フォトショップでデーターうんと

 

軽くして、小さくしましたよ~~

 

(^_^;)

 

 

 

 

そんなお茶目なとよこう先生

 

お招きしてのイベントはこちら。

 

 

 

 

7月2日(日)午後1時30分より

 

「七夕のおはなし」

 

と題して、「語り」

 

「お香のお話」をします。

 

 

友代香先生には、

 

乞巧奠(きっこうでん)や、

 

七夕やお香にまつわるお話

 

していただきます。

 

 

そして、交流会(お茶とお茶菓子付き)

 

きもの自由市場(フリーマーケット)

 

など、盛り沢山でお送りします。

 

参加費は2000円です。

 

皆さまどうぞご参加ください(^-^)

 

会場/金澤山 本蓮寺

(金沢市深谷町に50)

電話/076-258-0707

 

 

FBイベントページはこちら

https://www.facebook.com/events/227487094404236/?acontext=%7B%22ref%22%3A%2223%22%2C%22action_history%22%3A%22null%22%7D

追記:今日の色は…

 

くすんだ薄紫の事を

 

鳩羽(はとば)色と言うそうです。

 

なるほど、鳩の首のあたりの色がそんな感じですよね(^.^)

 

今日の着物は、

 

鳩羽色の紬でした。

 

それでは皆さま、ごきげんよう(^.^)