totoroの小道

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言葉をよりすぐって俳句を作ろう

2017-09-13 06:04:33 | 5年 国語

俳句を作ろうという単元

俳句は、17文字の中に、日常の気づきや感動を読み込んでいく。
しかも、季語を入れて。

 

子供たちに『秋を表す季語を入れて、日常の感じたことを俳句にしなさい。」と指示すると、おそらく「真っ赤な紅葉がきれい。」だとか、「赤とんぼがきれい」とか、頭の中のイメージでただの言葉遊びをすることになる。

そこで、まず、2文の単文作りを行った。
1文目 9月になってからの「おやっと思ったこと。」「頑張ったこと。」などの事実。
2文目 そのときの思い。

また、子どもたちには秋の季語をプリントして配ったが、「これにこだわることはないよ。」と話した。
「我がクラスの季語ルール」で作ろう、と話した。
他の人がどう思おうと、このクラスの友だちが、「確かにそれは9月のことだ」と思えばよいとした。
9月に入り、連日運動会の練習や準備が始まっている。
運動会は、我がクラスでは9月のことだよね・・・・といった具合に。


 

Aさん
組み体操 色なき風が 汗流す


Bさん

秋なのに せみの鳴き声 聞こえるよ


Cさん
がんばるよ 組み体操を 秋の日に


Dさん
赤とんぼ 光って飛ぶよ 雲の下


Eさん
手を挙げる 肩に悲鳴が まだ伸びる

 

Fさん
曇り空 並んで光る 赤とんぼ


Gさん
滝の汗 組み体操で 腕伝い


Hさん
汗冷える 冷たい風で 日が落ちる


Iさん
組み体操 汗ふくタオルが ここちよい


Jさん
網戸にね 虫がいっぱい ついてるよ



Kさん
秋になり 涼しい風が 葉に当たり


Lさん
雲に乗り 秋の風が 吹いてきた



Mさん
セミみたい 運動会の 応援は



Nさん
赤とんぼ みんなの上で 鬼ごっこ



Oさん
夕暮れに 朝顔目を閉じ 朝を待つ



Pさん
すず虫や 満月の中 透き通る


Qさん
▼月の光 鈴虫の声 

Rさん
赤蜻蛉 初めて見れば 気が弾む


Sさん
セミに変わり 運動場に 響く声


Tさん
月夜野に 空を見上げる うれし顔



Uさん
星月夜 流星達が まいおどる



Vさん
紅き禍 虫鳴く声に 暗き月



Wさん
青々と 虫鳴く先は 星月夜


Xさん
食卓の サンマが今夜の 主役かな


Yさん
秋祭り 心が踊る 花火かな


 

 

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