2月19日(日)に訪れたのは、中山駅前店。先日、ベカやんと訪れた三田本店で非乳化の可能性について熱く(?)議論をした我らがへっぽこコンビ。日に日においらの中の非乳化熱が高まっていきました。ならば非乳化の二郎を全店訪問することを2017年の目標に追加しようかなと思った次第です。ラーメン二郎全店制覇はどこ行ったんだよ?というもう一人のおいらの声には耳をふさぎ華麗にスルー。あと、京都店が非乳化だったらいきなり頓挫してしまうのでちょっと心配(笑)。さらに、その非乳化のラーメンを全部大ラーメンで制覇しようというのが、ベカやんへのささやかな抵抗。

 

 

いうことで、『非乳化二郎全店制覇(大)』の第1回目のお店に選んだのは、中山駅前店。18:40に訪れた時には、外待ち4名、背後霊びっしりという状態。

 

 

ずか6分後には店内に入れ、食券機の前に。大ラーメン(790円)の水色の食券をポチッと押下。さすがに大ラーメン豚入はおいらのキャパを超えると判断。その代り野菜マシくらいはしてみようかなと。

 

 

内背後霊に接続すると、二郎の中でも最も美しいと思われる社訓。関内の味のあるのもいいけど、こちらはなんか威厳があるなぁといつも思います。まぁそれより驚いたのは助手に女子が2名いたこと。女子高生かな。こまごまと掃除をしたり、助手さんの補助をしたり、洗い物をしたりと献身的に動き回っていました。ただでさえきれいな店内の中山駅前店ですが、いっそう清潔に、そして華がありますね。

 

 

れ?みりん風調味料は、「味奉行」ってのを使っているんですね。昨年の夏に神田神保町店でFZ社のみりん風調味料を見たことがあったので、全店共通かと思っていましたが、共通なのは醤油のみのようですね。

 

 

後霊を背負う形の一番長い列の中央付近に着席したのは18:56。背後霊を背負って食べるのは今でもちょっと苦手。できれば、入口側か奥側の列が望ましいですが仕方ありません。卓上は割り箸、ブラックペッパー、トウガラシ。レンゲはありません。

 

を汲んで再び席に着いた頃、助手さんからコール確認です。「ニンニク入れますか?」

 

 

 

 

 

 

ニンニク少なめ/野菜マシマシ/アブラ/カラメ

マシマシ野菜がすごいことになっていますね。アブラの上からカエシを回しかけてくれていますので、アブラも黒く色づいています。

 

 

 

ンニクは少なめでこの程度。非乳化にはニンニクは不要というベカやんの教えを最初は真に受けていましたが、彼は単なる生ニンニクが食べられないだけだった。仙川のように豚ダシが弱い(…というか野菜のダシを感じる)お店は、ニンニクの支配力が強すぎるので入れませんが、基本的には少しはニンニクを入れたいなと思います。

 

 

っぷり野菜の上には、たっぷりアブラ。雪崩のように崩れ落ちています。そこにカエシがかかっていていかにも美味そう。「早く食べてみなよ」と野菜とアブラが語りかけているようだ。

 

 

空から眺めてみると、ちょっと色合い的にさみしい気持ちもありますが…それは関内に慣れてしまった、おいらがいけないこと。二郎といったらこれが普通ですからね。

 

 

 

は、早速いただきましょう。まずは当然、アブラ野菜から。ホクホクとしたシャキ感の残る野菜と甘みの強いアブラ、キリリと塩味の強いカエシが絶妙なバランス。うめぇ。パクパク行けちゃいます。あれ箸が止まらん。どんどん食べちゃいます。あれだけあった野菜がものの数分で残りわずか。すげぇ美味い。

 

 

菜の下から出てきたのは、肩ロース豚。正直ウデ肉とロースの違いがイマイチ分かっていない残念な味覚の持ち主なおいらですが…この見た目でちょっとパサついていてカチコチなのかと思わせる豚が、めっちゃしっとりしているんです。噛むとジュワーっと肉汁が染み出してくるようなそんな感じです。カエシの入りもよく、豚の旨味もきっちり感じる最高級豚。ウマすぎて正直びっくりしちゃいました。手前側は速攻でなくなり、2枚目も手を付けそうになって慌ててやめました。視覚に入ると食べちゃいそうだったので丼の底に沈めることにしました。

 

 

いて本日のメイン、非乳化スープはどうでしょう。豚ダシはばっちり濃厚。甘みはかなり抑えめ。そして、カエシが凶暴。ジャックナイフのような触るものを傷つけるほどの塩味。カラメコールをしたからなのか、もともとこの日は塩味が強かったのか。そう、まるで千住大橋を彷彿とさせるスープ。グルエースもばっちりと主張。とにかく、この時のおいらは、カラメコールをしたことを後悔していました…。

 

 

はかなり細麺。昨年末、関内が細くなったと緊急記事を書きましたが、それよりもより細い。細いがゆえにたくさんの麺を一気に啜ることができます。また、弱縮れな麺は、たくさんのスープを吸い上げることができます。にもかかわらず、個人的な体感ですが、訪問済の二郎の中で最もオーションを感じることができるのが中山の麺なのです。

 

 

山の大ラーメンの麺量はすさまじく、スープから麺がはみ出ています。そのスープに浸かっていない部分は、オーションの香りプンプンでした。スープに浸かった部分は…しょっぺぇ~。

 

 

れでも不思議なのが…さすがはラーメン二郎。ただしょっぱいだけではないんです。確か千住大橋の時にも同じ感覚だったような記憶があります。しょっぱくて、美味くて、しょっぱくて、美味くて。気が付くと麺を夢中で啜っているんです。それどころか、気が付いたらレンゲもないのに、丼に口を付け、スープまで飲んでいるいる始末。

 

かに前回の中山のラーメン(←クリック)の方が美味かったのは事実。

 

だ、この凶暴なラーメンは、おいらに語りかけてくるのです。「俺を超えられないのか?俺を食べつくせないのか?それで非乳化好きだなんて語れるのか」って。夢中で対峙して、気が付いた時には、最初に丼に沈めておいた豚が一枚だけ残っていました。

 

 

ワラかジューシーなこの豚をデザートにいただいて、

 

 

食となりました。それでもちょっとスープ飲むかな、もうちょっとスープ飲むかなと自分に言い訳をしつつのみ進めた結果、最後はこんなに飲んじゃいました。なんだかんだ言って大満足で退店しました。

 

 

 

ただね、この夜、何度も目覚め、大量の水を接種しました。何事も適度って大切だなと思った、この日のおいらでした。

 

 

 

 

 

 

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