年は明けましたが当分2017年の記事が続きます。9月20日(水)のことです。この日は、9月にもかかわらず結構肌寒い日だったのを覚えています。この後のサムイ経験とともに。相模大野店に来るのは2回目。同じ神奈川県下なので少し訪問回数を増やしたいな。写真は退店後の外観写真ですが、訪れたのは17:20分頃。当然PPではありませんでしたが、11人目という最初から席には着ける、いわゆる2ndロット組というやつです。


 


刻近くなると従業員さんの出入りや店主さんの声が聞こえてきたりします。開店時間を回るとシャッターが開き、空腹のおじさんたちが次々と店内に吸い込まれていきます。とここでトラブル。つけ麺を購入するつもりで食券を押したのですが、どうやらシークワーサーつけ麺の食券を押してしまったようです。食券機の写真は撮って良いのかダメなのか慌てていたところにつけ麺が2つあって混乱し最悪の結果になりました。別にシークワーサーが嫌いなわけではないのですが…最初はデフォでしょと思うのであります。結局、大ラーメン(830円)/シークワーサーつけ麺(150円)/カツオ君生タマゴ(100円)を購入。


 



意のまま着席しますが…店主さんが怖くてつけ麺へ変更してほしいと言えない。卓上のラインナップの豊富さと反比例するかのような孤独で寂しい雰囲気。えぇわかっているんです。きっと店主さんはつけ麺へ変更してくれたのだと思います。その勇気がなかった自分が全て悪いんです。なんだかせっかく相模大野まで来てテンションが落ちまくっています。


 



の日のTwitterで告知されていた「カツオ君生たまご」が先に提供されました。普通の生卵に魚粉と麺つゆが入っている一品。これで100円なら80円の極上生タマゴ(80円)、確か「さがみっこ」というブランド卵だった気がします、そちらがいいかなと。


 


うこうしていると店主さんより「シークワーサーの方いってみましょう」と独特なコール確認が行われました。この“いってみましょう”は、「次いってみよう!」の“いってみましょう”なのか、「言ってみて」の“いってみましょう”なのか、どちらでしょうか?まぁどちらでもいいですが。


 


 


 



ニンニク少なめ/野菜/アブラ


他店の大ラーメンよりはだいぶ大人しめな相模大野の麺量。つけ麺丼の方は亀戸の小つけ麺くらいの量かと。まぁ広く世間の方が思っている大きな誤解=ラーメン二郎は量を覆すいい例と言えるでしょう。おいしそうなビジュアルです。


 


 



け汁と具材すべての丼。見た感じ野菜は少なめに見えますが、丼の中に麺が入っていないわけですからこれでも結構な量になるわです。クタでもシャキでもないいい塩梅の野菜とおいしそうな豚、ニンニクやアブラも確認でできます。


 



う一方は麺丼。結構細めな縮れ麺が丁寧に水で〆られ、こんもりと麺丼の中に鎮座しています。


 



ずは、つけ麺恒例の「そのまま食い」。最初に感じるのは麺の食感。プリンプリンのグミのような弾力は歯を押し返します。こんなコシのある麺、二郎くらいでしか食べたことありませんし、もはやこれってラーメンですかね?っていう食感です。続いて、噛み切るとオーションの香り豊かで多少のしょっぱさも感じられます。最後にこのウェーブがつけ汁とからみ持ち上げてくれるのだろうと予測されます。


 



のまま食いが終わったら、同じく豪快に麺をリフトしてつけ汁に浸し、一気に啜ります。最初に柑橘系(ていうか、シークワーサーね)の酸味が口の中に広がり、次に豚ダシとカエシとグルが追いかけてきます。酸味とスープのバランスが最高なのですが…、本日の気候を考えるとこの柑橘系のさわやかさは若干の違和感というか、不要というか。そんな気分なんです。ごめんなさい。


 



きさ、厚さともに二郎標準からすると“小さく”て“薄い”豚ですが、味の浸みこみややわらかさ等は非常にクオリティの高いめちゃくちゃ美味い豚。ただ、ブタ入り食券は250円とたぶん買わないだろう値段設定。二郎全店で最も豚増しが高い店舗なのではないかと思います。驚くような量の豚増しになる訳ではないのは前回の訪問で経験済み。


 



タでもシャキでもない中間の良い茹で加減の野菜。キャベツもそれなりの割合で入っていてケチケチしている様子はない。アブラとの相性が良いのは全店共通。アブラ野菜最高。


 



け汁に浸した麺を、さらに「カツオ君生タマゴ」に浸して、ずるずるっと啜ったり。麺丼から直に「かつお君生タマゴ」に浸して啜ったり。バリエーションを楽しみながらラストスパート。きっとラーメンの方が「カツオ君生タマゴ」の能力をより引き出せたと思うかなと。麺つゆと魚粉が入るだけで、かなり魚介系の風味が増します。動物系の旨味がほとんどの二郎にとって魚介の風味は最高の味変となりますね。


 



券購入ミス・怖くて訂正できなかった勇気のないおいらの不甲斐なさ・9月とは思えない涼しい気候などなど、色々な不確定要素が重なり、大満足とは言わなかったですが無事においしく完食。


 


ークワーサー果汁とのバランスはとても良いものでしたが、温かいつけ汁と柑橘系の合わせ方は難しくこのあたりにもうちょっと工夫があると、より良いものになるかと思いました。そういった意味では、この辺りの微妙なさじ加減などは、味の魔術師「豚星。の大塚氏」はやはり天才なのかと思います。と同時に、野猿街道店2で毎年恒例の「シークワーサーつけ麺」がどの程度のクオリティーなのか非常に興味深くなってきました。


 


後に、当時のメモを見ながらこの記事を書いてるのですが、2018年相模大野店へはデフォのラーメンとつけ麺の2回は最低でも訪れようと誓った正月でした。


 


 


 


 


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