約2ヶ月ぶりのブログ更新。もはやTwitterだけにしようか?なんて思いかけていたのですが、何となく辞めてしまうのももったいないと思い、また細々やっていこうと思います。2018年1月5日(金)9:23。三田本店の初営業の日です。食べ始めは三田本店というのが去年・今年の習わし。所謂、聖地巡礼とか三田詣ってやつです。
本当はもっと早く来たかったのですが…。子供を保育園に送ったりするとこの時間になってしまうのです。行列はざっと30人以上。関内で長蛇の列にはなれてはいるのですが、さすがに寒いのでちょっと凹みます。
最後尾に着きます。ここから寒さと早く食べたいという葛藤と戦うことになります。
入口から3番目くらいになったら食券を購入します。ラーメン(600円)をポチッとな。
ラーメン二郎各店で2番目に安いラーメン。まぁ目黒店は量が少ないので、実質一番安いと言ってもいいでしょう。この時代に都内という立地で凄い企業努力だと思います。
店内には慶応大学との歴史が刻まれています。おいらも慶応大生だったらもっと感傷的になれたのだろうか…。
2018年も元気な総帥(おやっさん)の姿が見れただけでも来てよかった。麺上げも総帥自ら行っています。あと何年この光景が見られるのだろうか。心して食べなければなりませんね。水道の水が提供された後、元藤沢店のイケメンの助手さんからコール確認。「ニンニク入れますか?」
ニンニク少なめ/野菜
綺麗な盛りで、これぞラーメン二郎というべき姿。全てのラーメン二郎の頂点にして原型。今年もこの一杯から食べ始められる幸せを噛みしめまよう。
写真ではそれほど醤油が効いているようには見えませんが、FZ醤油のカエシがガンガン効いている非乳化でかなりしょっぱめなもの。豚ダシは濃厚でしょっぱくピキーンと脳に刺激が走る感じ。うん、これぞ三田本店の朝一のスープ。唯一無二だわ。美味い。
いつもなら、バサッとニンニクを丼にたたきつけるように散らばるニンニンクが一か所にまとまっています、奇跡だ(笑)。刻みは程よく、辛味やニンニク臭は強め。このくらいの量で充分です。スープに良いコクが加わる。
三田名物、冷製クタ野菜。スープに沈めて食べるととても美味。熱々スープの温度も適温になるので、個人的には結構好きだったりします。
太縮れ麺は、硬めの茹で加減。それに加えて低加水率のボソッとした食感が特徴の硬茹でが、総帥の麺上げの特徴。これが神保町の硬めや上野毛のカタカタとよく似ており、おいらは大好きなのです。
年始早々当たりの豚と遭遇とは幸先が良いですね。脂身はトロンと軟らかく甘い。赤身はホロホロと崩れカエシの入りがよい。
まるで牛筋を煮込んだ者みたいな様子です。ぷるっとした脂身の食感がたまりませんでした。
たいして苦戦することなく完食。2018年のスタートを切る一杯としては100点に近い素晴らしい一杯でした。総帥の作るラーメンがこの先いつまで食べられるかわからないと思うと、家からは決して近くはありませんが、3ヶ月に1回くらいは食べに来ないとなぁと思います。そんな、嬉しさとちょっとした寂しさが合わさった何とも言えない感情を抱えつつ、「ご馳走様でした」とカウンターに丼を戻すと、「あーりがとー」と元気な返答が。
この声の張りと力強さは、“俺はまだまだ大丈夫だぜ!”と言ってくれているようで、嬉しくなりながら田町駅まで向かったのを覚えています。
続く。
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