おいらが西へ向かう理由、それはラーメン二郎。否、ただの仕事。否、やはりラーメン二郎。ついに念願の京都店への訪問が叶いました。2月1日(木)16:38。感慨深い。おっさん西へ 第二弾です。
時はちょっとさかのぼって15:20。京都駅到着。結婚をした時にかみさんと来たのが最後だから13年ぶりの京都ということになります。ちなみに人生3回目。
開店が17:00からなので、一乗寺に向かい、Kontaさんおすすめの『詩仙堂』でも観光しようかなと思っていたのですが…。
現実は、冬の寒さと結構な雨。バスが中々来ない。来ても道路は大渋滞。結構な時間を費やしてしまった。
出町柳駅に着いたのは16:21。全然時間ないじゃん。そこからさらに叡山電鉄に乗り換え、一乗寺駅に着いたのは、16:35。残念ですが今回は詩仙堂はあきらめました。
ということで冒頭の写真の店前に着きました。感慨深い。やっと来ました京都店。並ぶ場所は、お店正面にして左手側に通路があり、そこに並ぶのが京都店の並び方。細くて結構な長さがありました。20人~ムリすれば30人くらいはならべるかなと。逆に一見入口と思える看板下の扉は、出口専用という構造になっています。
PPでなくてよかった。先に学生と思しき男子が3名。当然関西弁(京都弁)で会話がすすんでいきます。思いっきり違和感がありました(笑)。まるで別世界に来た感覚。
後ろを振り返るとこんな感じ。FZ醤油の箱はなぜそこに?溝に誰かが落ちないための防止の意味があるのでしょうか。
定刻ぴったりに開店。路地の先に入口があり右手にこの食券機があります。ラーメン(730円)と九条ネギ(100円)を購入。
入口入って左手に自動販売機とこのモニュメント。とても京都らしく、それでいて二郎。どなたが作成されたかはわかりませんが、間違えなく京都店のシンボルですね。この自販機の奥に給水機があります。水を汲んでから、L字カウンターに向かいます。
卓上調味料は白黒コショウと一味唐辛子、そしてFZ醤油。割り箸とレンゲはカウンターにある。あれ?最強の布陣じゃんね。おいらの理想形の卓上ラインナップでした。
大きなコップは嬉しい。
すぐに九条ネギが配膳されました。100円で結構な量。写真で見るより多く見えましたね。
店内には店主さんと助手さん。ちなみに麺上げをしている店主さんをどこかのお店で見かけたことは、…ありません!おいらそんなに二郎経験なっかった。。そうこうしていると助手さんからコール確認です。「ニンニク入れますか?」
ニンニク少なめ/アブラ
びっくりと???で大混乱。京都店のラーメンて非乳化じゃないの?事前学習としてTwitterで画像をたくさん見ました。どれも非乳化でした。乳化しとるやないけ!(笑)
見てください。がっつり乳化しているんです。細かい背アブラも浮いています。仙川店に非乳化のラーメンを食べに行ったら、野猿のラーメンが出てきたみたいな驚きです。
これだけ乳化していると豚ダシが前面に出てくるのかと思いきや、FZ醤油とグルが前面に出ています。豚ダシは決して弱くはないですが主張は弱めかな。甘みはあまり感じません。どこの二郎ともあまり似ていないオリジナル性の高いスープです。
ニンニクはこれくらい。かなり細かいみじん切り。最後まで混ぜず自然に混ざっていくのを待つのがおいら流。
アブラは茶色いアブラ。FZ醤油をかけている風ではないので、カエシにアブラを漬けているのでしょうか。めじろ台方式??
はい、当然こーなるよね~。野菜はシャキより。アブラの甘さとやさいの甘さの相乗効果は言わずもがな。ただ野菜はシャキなので、ちょっとスープに浸しておくのが良いかも。
写真のキャベツのところを見ていただくとシャキ感というか茹で加減がわかりますよね。シャキなんです。生野菜の香りはしませんが、もう少し茹でていただけると嬉しいです。あくまでもおいらの好みのお話です、はい。
独特と言えばこの麺もかなり独特。最初の感覚は軟麺。ところが、噛むとグミグミとしている。だからと言って中心に細い茹で残しがあるわけでもない。軟グミ麺(やわぐみめん)。これは面白いし独自性が高い。
豚は、ウデ肉だと思います。かなりしょっぱめ。形状や味は三田や仙川で出てきそうな豚と言えば伝わるでしょうか。脂身はプルンプルンして、赤身はしっとり部分とホロホロ部分、そしてカチカチやパサパサの部分もあり、2枚の豚で数種類の食感が味わえた。ラッキー。
ここらでがさっと九条ネギを投入。感想は、品川店のラーメンに入れるネギほどは支配力強くない。ただし、ネギそのものがとても美味い。ネギのレベルが一段上って感じ。
十分にスープに浸してから、麺と一緒にリフトして口の中へ運ぶ。シャキシャキとした九条ネギの食感と清涼感、グミグミとした軟らかそうで軟らかくない麺。このシャキ&グミの食感がたまらなく心地いいのです。そのうちにニンニクも自然に溶け、ニンニクの辛味・コク・深みのようなものが加わっていきます。
もやしやキャベツだけでなく、九条ネギまで沈める乳化スープの特製。
完食です。食べ終わって気が付いたのですが、丼まで他店では見ないようなデザイン。本当に何から何までオリジナル性が高い一杯でした。他店で見て取れるのは、シャキ野菜とウデ肉の豚くらい。その他は見た目は似ていても味や食感は他では中々体験できない一杯でした。結局、完璧と賛辞をおくった卓上調味料、何も使わず。。
京都二郎を十分多能してお店を後にしました。
そして、Kontaさんが京都店にむかってくれています。仕事の都合でおいらの最終目的地京橋(大阪)で待ち合わせようかとも言っていたのですが、お仕事に都合つけてくださり向かってくれているというのです。ただただ感謝ですね。Kontaさんと待ち合わせて…その辺でお茶でも。いやいや詩仙堂を二人で見学?なぁ~んて、そんな訳…
つづく
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