約2ヶ月ぶりの豚星。にレッツら。この頃は限定で塩と塩辛が提供されていた。塩辛にしよーかなぁと漠然と思いながらお店に到着。時は2月15日(木)11:02。
意外にも外待ちが3名。ただすぐに店内に吸い込まれる豚星。ファンの皆様とおいら。
豚星。のエンブレムとラーメンアワードのポスターなどなど、豚星。の輝かしい実績を見つつ、
食券機を前に考える。なんだか急に辛麺(しんめん)が、食べてと言っているような気がした。最近、蒙古タンメン中本で北極を食べる機会が増え、北極との辛さの対比をしたかったのだと、その日のおいらは思ったのでしょう。
購入した食券は、辛麺小(850円)、ショウガ(50円)、生玉子(50円)。しめて950円のお昼ご飯。
外待ちが発生しているということは店内背後霊(店内待ち)は、いっぱいいっぱい。その時間を利用して、辛麺のトッピングを要検討。しばらく思考の海を漂い、心は決まった。
着席するとすぐに生玉子が提供された。続いてそれほど間をおかずに助手さんよりコール確認「辛麺の方、ニンニク入れますか?」
ニンニク少なめ/野菜マシマシ/アブラマシマシ/辛味玉マシマシ/ホアジャオ
おいら知っているんです。ある助手さんが盛り付けの時に野菜マシマシを頼むと丼がふたつに割れるのを。そして、おいらは無理に1つの丼に無理矢理詰め込んで決壊するとか、丼を重ねて決壊分を2つ目の丼で吸収するとかよりも、丼が2つに割れる方が嬉しいのです。
存在感抜群の豚はもちろんのこと、豚星。のハイクオリティー野菜が小ラーメンの丼いっぱいいっぱいに盛られている喜びたるや、何物にも代えられない。
アブラマシマシは麺丼の方へ。その他、ホアジャオもこちらに配膳。なぜかこの麺だけの丼ができる配膳の方が麺の量がたくさん食べられる気がします。麺をほぐしやすく、満腹中枢が満たされる前にたくさん胃の中に放り込めるからでしょうか?
ふわっとトロけて口の中で消える、というものではありません。しっかりと肉質を感じつつ、どこまでも軟らか食感で、豚の旨味が凝縮されている。圧巻の存在感。
さすがは有料トッピング。少し過剰かな?と思うくらい大盛りてんこ盛りで登場のショウガ。辛麺の辛さを中和して、かつ清涼感をプラスしてくれればいいなという願望。
ニンニクが霞むほどの辛味玉。卓上調味料にトウガラシがないので、コールで補うのが豚星。流。後半戦に向けて辛さ濃度を高めていこう。
麺丼にはホアジャオが大量に投下されている。正直、びっくりするほどのシビレが口内を支配した。おいらちょっと苦手かも?というのがファーストインプレッション。ただ、食べ進めていくとクセになる。不思議な調味料にして、好き嫌いが真っ二つに割れそうな無料トッピング。
豚ダシのスープの上に、5cmくらいの厚みでラー油(もしくは辛いアブラ)が覆っている。写真の通り。スープを飲む際には、丼底の部分とよーく撹拌してから飲みましょう。そうすることで、濃厚な豚ダシをきちんと感じられるし、グルの主張も中々だ。
丼の底から麺を引っ張り上げて麺を啜る。か、かれぇ~!!北極ラーメン(辛さ調節なし)の方が辛いとは思うけど、やっぱり辛い。ただし、大きく異なるのは麺。辛麺は、その極太麺がスープを適度にすくいあげ、旨辛。ちょっとデロ気味の軟らかい麺がとても相性が良いと個人的には思っています。
野菜は、そのまま食べる。アブラとからめて食べる、ショウガと合わせて食べる、ニンニクや辛味玉とも合わせて食べる。ウマ辛スープの恩恵を最大限いただく作戦だ。ちなみに、豚星。の野菜はシャキとクタのちょうど間の食感。この食感の野菜の最高峰は、豚星。とラーメン二郎中山駅前店。まぁ何が言いたいって、ウマイってことさ。
当然だけど、各種トッピングだけを楽しむことだけが目的ではない。麺とスープの相性の方が重要だったりします。そういう意味では本日の辛麺は、かなりのハイクオリティー。
豚もスープに沈めておけば、後半に食べ頃がやってきます。
そうそう、これが辛麺のスープ。豚ダシは出まくり、辛味が全体を優しく包み込むタイプ。
麺丼の中身を撹拌させる。野菜丼の辛味玉も全部投入。ホアジャオも全体に行きわたるようマゼマゼ。
さっきのレンゲの見た目と全く異なることがわかると思います。辛味玉マシマシ分のトウガラシにて辛さが大幅にUP。そして、ホアジャオによって“シビレ”が加わった。まるで本格的な麻婆豆腐のような辛さとシビレで口の中が凄いことになった(笑)。
びっしりトウガラシが付着した野菜。辛い、でも美味い。最近よくスーパーで売っている一風堂の「ホットもやしのもと」よりよっぽどソレらしいものが食べられると思う。まぁ正直、豚星。の野菜レベルになるとどのような食べ方をしてもほぼ文句などはなく、純粋に量を食べられる喜びに感謝です。
野菜丼の残りを麺丼に全て移動したらこんな感じ。なんだかもう一回最初からラーメンを食べ始めるかのようなビジュアル。本当に野菜丼の野菜の量はハンパなかった。まさに野菜マシマシの名に恥じない量。大好きな豚星。の野菜を心ゆくまで堪能できて本当に幸せです。
大量の野菜をあらかた片付けたら、生玉子を直接投下。スープ自体にコクが増して、さらに辛さがマイルドになります。卵黄を箸でつぶして、あまり混ぜすぎない中途半端な状態で残りの麺と伴に喰うと生卵の重要性が際立ちます。
完食です。残ったスープに豆腐とひき肉を投入すれば結構いい感じの麻婆豆腐が出来上がるのではと思うくらい、辛さと美味さとシビレが合わさった液体です。ちょっともったいないなと思いつつこれ以上飲み進めるのはきっと体に良くないと本能的に感じて終了としました。
蒙古タンメン中本の北極ラーメンと比べると、辛さは北極ラーメン(辛さ調節なし)の方が若干辛いかなと思います。それは辛味玉マシマシにしたとしても北極に軍配。ただ、スープ自体のコクという意味では濃厚な豚ダシをきちんと感じる辛麺の方が旨味を感じます。麺は全く形状が異なりはしますが、圧倒的に辛麺の方が美味いかな。まぁ結局全く別の食べ物であると言わざるを得ないですが、総合的に辛麺の方がおいらの好みということになります。決して北極ラーメンがまずいという訳ではありません。あくまでも好みです。
なぁ~んて言ってはいますが、吹き出す汗を滝のように流し、ハンドタオルで拭きまくりながら「辛い、美味い」などブツブツ言いつつ堪能しました。ちょっと傍から見たら気持ち悪いと思わなくはないですが、思った以上に満足度の高い一杯でした。豚星。は、数々の限定ラーメンが提供されるので、しばらくしたら限定ラーメンの合間に食べてみようと思いますです、はい。
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