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太郎さんは帰宅すると同時に茂助さんに電話しました。

 

「茂助さん、やっと今日清掃と雑草取りが終わりました。結局3日かかってしまいました」

「良かったね。これでアパートはすっかりきれいになったことだろう」




「茂助さん、今回雑草取りをしていたら入居者から声がかかり、部屋に招き入れられてお茶をご馳走になりました」

「そうかい、それは良いことだ。いろいろと生の声を聴けたことだろう」

「はい、実際に入居者の声を聴いたら問題点だらけということがわかりました」

「僕、デザイナーズアパートってこんなに住みづらいとは思っていませんでした」

「そりゃ買う前にきちんと検討しなかったんじゃないかい?一般的にデザイナーズアパートってデザイン優先なので住みづらいものだ」

「そうなんですね」

 

「それから僕、駅前の不動産屋のおばさんと話をしていろいろ地元の情報を知ることが出来ました。

「そうかい、それは良かったね。やはり自分で行動することでいろいろな事がわかる事に気が付いたね」

 

茂助さんは言いました

「太郎君は今後は三現主義に基づいて行動することだね」

「三現主義って何ですか?」

「現場で、現物をもとに、現実的に行動することを三現主義と呼んでいるのだよ。工場管理ではこの言葉が良く使われている」

「それって工場の中しか使えないんじゃありませんか?」

「そんなことはない。賃貸経営でもこの考え方はとっても有効だよ」


 

茂助さんは続けます。

「今回の場合で言うと、太郎君はアパートの完成以来一年間現場に行かなかったね。

その結果、実際に起こった変化を知らずにいた。だから今後やるべきことは定期的に現場に足を運び、現場を観察することだね」

 

「確かにそうですね。でも、今回はタヌキメイトがさぼって掃除しなかったことも問題です」

「そうだね。でも、それも太郎君が定期的に現場に足を運んでいればすぐわかったことだね。すぐに対応すれば太郎君自ら掃除することはなかったはずだ」

「うーん、確かに」

 

「だから今後、太郎君は定期的に現地に行ってきちんと状況を把握することだね」

 

「そうですかあ。でも、僕はサラリーマンなので忙しくてできません」(太郎さんのいつもの口癖です)

「そんなことを言っていてはいつまで経っても空室は埋まらないよ。最強大家の会のメンバーは皆本業が忙しいけど時間をやりくりして現場に通っているじゃないか」

 

「はい、そうします」

そんな訳で太郎さんは余り気が乗らないけど、定期的に現地に行くことになりました。

 

つづく     
   

 
 
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