皆さんこんにちは。
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さて、いよいよこのシリーズの最後になりますが、今回は移植後、いつ、帰国をするかについてです。
なぜ、こんな事が問題になるかと言うと、提供卵移植を受けるには、多くの場合、海外で受けるからですね。その海外から帰ってくる手段といえば飛行機なのですが、日本から欧米の都市へジェット機で1往復すると、0.1mSvほどの被ばく線量になるとされています。
0.1mSvと言えば胸部レントゲン写真撮影2回分の被曝量と同じですから、これをどう考えるか、という事ですね。
医療機関ではこの放射線被曝に関して "10 Days rule" と呼ばれるものがあります。これは女性に対してレントゲン写真を撮る際には受精卵が発生する前に行った方が良いと言うもので、多くの場合、月経開始から10日までは受精卵ができないであろう、と言うことからこの10日までの間に検査をしましょう、と言います。
また、妊娠が成立した場合、排卵後2週間〜8週間は胎児の放射線に対する感受性が非常に高まる時期にもなります。と言うことは、移植後、10日以内に帰国を考えた方が良いという事になるのですね。
それでは受精後8日目までの、いわゆる着床前期での放射線の閾値(しきいち)はどれ位かというと、100mGy(およそ1Gyは1Sv)。それならば、フライト中の放射線はあまり気にしなくても良いのではないかと考えることもできます。
ただし、これは着床前期の後半の値で着床前の閾値はこの値よりも小さな値であるとされています。残念ながらその閾値がどの程度かは正直、良く分かっていないのが実情なのですね。ですから、多くの高度生殖医療を行うクリニックは移植後のフライトは原則勧めていないのです。
という事は、着床を阻害させないためにも、この時期は飛行機に乗るのは避けたい。一般に胚盤胞移植後、1〜2日で着床が始まるとされていますから、移植後3日目〜10日目に帰国をするのが一番、精神的に負担のかからないプランなのだと考えられます。
念のため、移植後翌日に飛行機に乗ったとしても、健康な赤ちゃんを産んでいる方も存じてはいます。今回の帰国プランは、最大限、放射線による影響を考慮したプランですので、絶対にこうでなければいけないというものではありませんが、正直良く分かっていない分野でもあるので、少し、心配になられる方は、この記事の内容を参考に帰国プランを考えてみても良いと思います。
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