昨夜の「レアル・マドリードvsエスパニョール」でついにこの男が復活しました。


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1億ユーロの男、ガレス・ベイル。約3か月ぶりの復帰です。全治4か月といわれていたのだからめちゃ早い回復。神に感謝。

まぁでも、あれはベイルの決定力もすごいですが、やはりイスコのパスがよかったというか、確か相手CKのこぼれ球をクリスティアーノ・ロナウドがイスコにつないだところからのカウンターでしたよね。
あのカウンターの速さがモウリーニョ時代以来のレアルの魅力ですな。だからチーム全体で取ったゴールでしょう。
みんながベイルの復活弾を祝うなかロナウドだけが「俺に出さずに自分で決めやがって」みたいに天を仰いでたのが面白かった。でも、彼はああでないと「クリスティアーノ・ロナウド」ではない。 

さて、昨日の試合で一番印象的だったのは、ベイルのゴールでもモラタのゴールでもなく、守備ですね。

レジェスをCFに置いて、ジェラール・モレーノとピアッティを両翼に置いたエスパニョールに対し、サイドバックもいつもほどには上がらず、しかも2枚のセンターバックをかなり開かせて、敵のストロングポイントであるサイド攻撃を完全に封じていたのがとてもよかったと思います。

センターバックが開くと、アンカーのクロースがその間に入って5バック気味になることもありましたが、そのおかげで守備が安定していました。

その戦術を可能にしたのが、中央での囲い込みですね。エスパニョールがカウンターに移ろうとしたら前から後ろから常に3枚で囲い込んで奪取するか、あるいは最悪でも遅らせる。遅らせてしまえば、両翼は完全に封じているから個の能力で勝るこちらは少しも慌てなくていい。おかげでケイロル・ナバス休養のため出場機会を得たカシージャはほとんどすることがありませんでした。

できることなら5点くらいは取ってほしかったですが、レギュラーを何人も休ませたなかで盤石の内容だったのは素直に寿ぐべきでしょう。

2週続けてミッドウィークにリーガがあり、その次はCLナポリ戦。厳しい日程(5試合のうち4試合がアウェー)が続きますが、何とか光明が見えてきた気がします。ベンチの風景を見ててもチーム一丸となってる感じですし。

アラ・マドリー!!!




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