「その1」の続きです。GBOX(ジーボックス)のレビューです。
「斬新な機能や構造」も無ければ「致命的な欠陥」も無いので、あまり面白い事も無いかも知れないです( ̄▽ ̄;)
「お、おう・・・それ普通だよね?」とか「そこが普通と違うのは分かるけど、だから何なの?」みたいな事がズラズラと並ぶんじゃないかと・・・。
それにしても、GBOXっていう名前はどうなんでしょうかね。
何年か前にKangerTechがKBOXと名の付くMODをいくつか出していて・・・からのGeekvapeのGBOX。
それにGeekvapeのテクニカルMODはAegis(耐衝撃とかコンセプト?)が最初、GBOXは2つ目だと思っていたのですが、よくよく調べてみると沢山出してるみたいですね・・・。
・GBOX 70(ステルスタイプの一体型)
・GBOX 150(デュアル26650)
・GBOX S100(デュアル18650のBFMOD)
・GBOX 100(デュアル18650)
・GBOX D75(26650)
ちなみにコノ名前付け規則でいくとコレはGBOX S200だと思うのですが、どこを見てもただの「GBOX」です。紛らわしい( ̄▽ ̄;)
あと、ジーボックスっていう名称は色々な意味で中学生が過剰反応しそうな名前な気がして・・・変形してガンダムとかになりそう?(健全なボケ)
見た目とか:
色はパールクローム(シルバー)・アーミーグリーン・ワインレッド・ブラック&レッドの4種類があります。
ホントはシルバーが塗装も剥げなそうだし良いかなと思ったのですが、GearBestがMOD単体ではブラック&レッドしか取り扱わないようなのでソレにしておきました。
KangerTechを思わせる艶消しブラックは塗装が剥げ易そうな感じがしたのですが、今の所は大丈夫そうです。
そりゃ、落としたり・擦れたり・長く使えば剥げるとは思いますが・・・どれでもいいならシルバーが塗装が剥げなくて良いかもしれないです。
ボタン類がプラスチックなのがちょっと安っぽくて残念ですね。もう少しだけオサレな感じにしてくれたら良かったのに。
-----
追記:冬はMODが冷たいからシリコンカバーを買って付けよう・・・あんまり見た目は関係なくなるかも?
ちなみにシリコンカバーを売っている所はGearBestでは無いので、欲しい人は自分で探してね( ̄▽ ̄;)
-----
サイズ感とかはこんな感じです。
「iStick Pico」と比べても、コンセプトが違うので意味が無いかもしれないですけど( ̄▽ ̄;)
BFの構造はKangerTechのDRIPBOXとかEleafのPico Squeeze(通称ピコンカー)とよく似ています。
ボトルは内容量8mlで、素材はポリエチレンっぽいですね。DRIPBOXのボトルと若干見た目は異なりますが、互換性がありそうな気がします。
安定して最後までリキッドを出せるメリットがあるんだと思いますが、汎用的なシリコンのボトルを使って見たかった気も・・・。
しかも、GeekvapeはメカニカルなBFMODも作ってるんですけど、そっちはシリコンボトルなんですよね。
この辺はメカニカルとかテクニカルとか関係無いと思うんですけど・・・他のメーカーも含めて何故メカニカルかテクニカルかで違うのか・・・( ̄▽ ̄;)
↓メカニカルMODに詳しくない人は買っちゃダメですよ。
↓テクニカルMODでもLost Vapeは汎用的なボトルみたいですし。謎です。
アトマイザーを接続する為の510規格のコネクターです。
コンタクトピンはスプリング式になっているので、他メーカーのアトマイザーでも大体使えると思います。
Eleaf系のMODと異なり深いようで、ポジティブピンが出っ張っていてもアトマイザーが浮かないようです。
というか、Geekvape自体がポジティブピンが出っ張ってる傾向なので、浅いと同社の製品でも浮いてしまうから・・・とかかなと。
地味な部分なんですけど、コンタクトピンについては非常に好印象です。
コンタクトピンの周りは気持ち出っ張ってるのでアトマイザーとMODが擦れる事は無いような、あるような。
もう少し出っ張ってても良かったんじゃないかなーという気もしないでもないです。
色々な直径のアトマイザーも付けて、はみ出し具合も見てみました。
↓スターターキット付属のRadar RDA(直径24mm)
付属品なので違和感はありませんが、ツライチではなくアトマイザーの方が小さい気が。
↓「Derringerクローン(直径22mm)」
MODの方が出っ張りますけど、そんなに違和感はないかな?
あと浮いてしまうMODが多いのですが、浮いてないと思います。
↓浮いてしまう例
↓Geekvape Tsunami Pro(直径25mm)
まだツライチではなく、MOD側の方が出ているような。
↓「Coil Master Monstruito Flying Saucer(直径26mm)」
まだツライチではなく、MOD側の方が出ているような。
直径27mmぐらいでツライチになるんでしょうかね。それより大きいアトマイザーでも違和感無さそうな予感。
(いや、直径27mm以上のアトマイザーとか現状普通には売って無いかもしれませんが。)
MODの下側のボタンをスライドさせると、バネでパカッと開いて充電池やボトルへアクセスできます。
この辺がボトルを外す時は充電池も外す必要がある構造になってしまっているのがちょっと残念だと思うのですが・・・。
致命的では無いけど、欲を言えばボトルだけ外せる構造が良かったかも。
Geekvapeの商品ページには「リキッドディスペンサー?を使え!」みたいに商品ページには書かれているので・・・。
Geekvape公式のGBOX SQUONK KITの商品ページ(英語)
https://www.geekvape.com/project/gbox-squonker-kit/
リキッドディスペンサーっていうのは下の奴ですね。2個目と3個目はBF対応って書いてないけど、たぶん見た目的にそうだと思います。
ボトルを外さない運用で考えるなら、問題無いのかな?
とりあえずこのボトルに入れ替えるとか二度手間な気がするのですが、最近流行ってるみたいですよね。
商品提供なのでリンクは貼りませんが、国内でも適当なメーカーの物が980~1,980円くらいで売っているので、必要だと思ったら後から買うのでも良いと思います。
充電池は直列で、間にピンを挟むことで個別に電圧を管理するタイプですね。
今時のデュアルバッテリーのMODとしては普通の仕様だと思います。
ちなみに、大概のBFMODってベントホール(充電池からガスが発生した場合の逃げ道)が無いんですけど、こちらのGBOXも特にはありません。(DRIPBOXは一応あります。)
GBOXもそうなんですけど、充電池を入れる所とリキッドのボトルを入れる所が完全には独立していないので、ちょっとぐらいのガスならボトルを押す所から抜けるからいいだろ?って事なのかなと思います。
あとはフタが磁石とか爪で固定されている程度の事が多いので、仮にMODの中の圧力が急激に高くなっても破裂とかする前にフタが外れるんじゃないかなとか。
心配な人や気にする人はBFMODを避けるのも手だと思います。別にBFじゃなくてもVAPEは十分楽しめると思いますし。
余談ですが、iStick Picoにはベントホールがあるのに、同社のPico Squeezeにはベントホールが無いように見える(持ってない)んですけど・・・( ̄▽ ̄;)
ベントホールについて触れてるPico Squeezeのレビューとか見たことあります?
ネジ式のフタで充電池を密閉しちゃうのはちょっと心配な気もするんですけど・・・いや、みんな使ってるから大丈夫だろうとかも思いますけど。
-----
追記:Mike Vapesの人がGBOXを分解・改造して、シリコンボトルに交換してました。一応、中にベントホールがあるみたいですね。
-----
あと、充電池込みで重さも量ってみました。
↓GBOXとVTC5×2本で292g
↓iStick PicoとVTC5×1本で118g
↓HCIGAR VT75と「Efest 26650」で245g
大きさ的にも重さ的にも、小さい缶ジュースぐらいに思った方が良いと思います。
↓ストローっぽいドリップチップ付けてみた。
コットンバーンテストとか温度管理について:
思いの外、温度管理は素直で優秀です。手持ちのHCIGARのMAZE V3あたりと組み合わせて活躍の機会が増えそう。
ちなみに「NO LIQUID」判定付き、出力上限設定可(なぜか上限の最大値は80W)、抵抗値ロック不可、設定可能な温度は200~600℉と100~315℃です。
「NO LIQUID」判定はコットンが乾いて急激にコイルの温度が上昇(というか抵抗値が上昇)したり、設定温度をある程度上回るとエラーみたいな感じで通電が止まるようです。
温度管理の出力上限40W、コットンは無印良品の普通のコットンです。
上の写真の上から
1.Niで左が500F、右が600F、ケンエーのグリセリンでコットンを燃やすつもりで
2.Niで500F、適当なリキッドで吸いながらリキッドが無いと思うまで
3.Tiで左が500F、右が600F、ケンエーのグリセリンでコットンを燃やすつもりで
4.Tiで500F、適当なリキッド吸いながらリキッドが無いと思うまで
5.SSで左が500F、右が600F、ケンエーのグリセリンでコットンを燃やすつもりで
6.SSで500F、適当なリキッド吸いながらリキッドが無いと思うまで
普通に使う分には温度管理+「NO LIQUID」判定でコットン焦げないです。
コイルに息を吹きかけながら通電させれば、「NO LIQUID」判定を強引に回避できます。
そうした場合にステンレスはコイルを焼き切ってしまいました。
ただTCRの値を見ると105で、ちょっと高いかな?ステンレスにも種類があるし、何を想定しているんだろう。
↓温度管理系のモードの画面色々
Steam EngineのWire wizardによるとSS316L/EliteのTCRは879×10-6乗(0.000879)、たぶん100000倍した値を設定するので87.9、四捨五入して88に設定してみました。
Steam EngineのWire wizardのページ
http://www.steam-engine.org/wirewiz.html
それでもTCRの値が若干高いように思ったので80も試してみました。
上の写真の上から
1.TCR88で左が500F、右が600F、ケンエーのグリセリンでコットンを燃やすつもりで
2.TCR88で500F、適当なリキッドで吸いながらリキッドが無いと思うまで
3.TCR80で左が500F、右が600F、ケンエーのグリセリンでコットンを燃やすつもりで
4.TCR80で500F、適当なリキッド吸いながらリキッドが無いと思うまで
ワイヤーとかビルドにもよると思うのですが、ステンレスについてはTCRモードで80に設定するのが良いかなと思います。
ステンレスも含めて、各モードのデフォルト値でも十分使えると思いますが、TCRを設定して微調整するとなお良いかもしれないです。
パワーモード(可変電力モード)などについて:
パワーモードの画面はこんな感じです。
ワット数の下限は5Wで、99.9Wまでは0.1W刻みで設定できます。100W以上は1W刻みで設定できます。
MODのスペックとしては上限200Wですが、現実的に200Wで使うのは難しいかなと。
どうも充電池2つを直列にした電圧が最大のようで、昇圧していないようです。
説明書を見ても・・・。
-----
定格電圧:6.2-8.4V
最大電圧出力:8.0±0.1
-----
Rated voltage: 6.2-8.4V
Maximum voltage output: 8.0±0.1
-----
4.2Vが充電池の満充電の電圧で、直列の8.4Vが最大入力電圧。
昇圧する機能があるなら、8.0Vよりもっと出せるんじゃないでしょうか?
昇圧する機能が無いと仮定すると、通電させた事で充電池の電圧が下がったり、充電池の残量が減って電圧が下がると、出力電圧も下がってしまうのではないかと思います。
(この辺の仕様は現状の直列のテクニカルMODは大体同じなんじゃないか?と思います。)
なので、抵抗値が高かったり充電池の電圧が低いと、「OHMS TOO HIGH PLZ LOWER WATTAGE」(≒抵抗値が高すぎる、ワット数を下げて下さい)みたいなエラーになるのではないかと。
ちなみに説明書を見てもこのエラーは無く、代わりに「BATTERY WEAK PLZ LOWER WATTAGE」というよく似たエラーメッセージがあるので、これは他のMODで言うとこ所の「WEAK BATTERY」エラーだと思います。
出来る範囲で通電はするみたいですが、設定出力は出せていないようです。
ビルドとか充電池の性能や残量にもよると思うのですが、0.5Ωぐらいの場合
・満充電に近い状態でも110Wぐらいでエラー
・電池の残量が減ってくると70Wぐらいでエラー
みたいな感じです。
電池の持ちとかアトマイザーに合わせたビルドを考えると、日常的に使えるのは60W前後、満充電(≒充電池の電圧が高い)状態なら100W前後が無難かなと思います。
200Wで使うのは色々と制限が出てくるし、200Wで使うっていう事を意識してアトマイザー選び・ビルド・・・などをする必要が出てくるし、安全面的にもちょっと微妙なのでやらなくていいんじゃないかなと。
仮に200Wとかで日常的に使いたいなら、もっと充電池が沢山入るMODが必要だと思います。
VPCモード(所謂、予熱・カーブモード)について:
大きいアトマイザーでゴツいビルドをするなら、温度管理よりこちらを使う事になると思います。
画面はこんな感じで0秒・1秒後・2秒後・3秒後・4秒目以降のワット数(5~200W)を設定できます。
機能としてはちゃんと動作してるし、無いよりあった方が良いのですが、やっぱり疑似温度管理ですね。
VPCモードと温度管理は微妙に用途が違うので、VPCモードは使わずに温度管理を使った方がいいよともならないですけど。
コイルが冷えている状態に合わせて設定すると、チェーンスモークした時にちょっとやりすぎ感あります。
なまじデュアルバッテリーなので、少しくらいは高めの出力も設定通りに出ているようで・・・チェーンスモークしない人なら良いと思います。
チェーンスモークするにしても、ゴツイ立ち上がりの悪いコイルを使うなら設定する価値もあると思うのですが、やや中途半端な設定になるんじゃないかなと。
バイパスモードについて:
バイパスモードは、制御回路をバイパス(≒迂回)して充電池と直結・・・されているような動作をするモードっていう認識だったんですけど・・・。
どういう訳か、4.2V(シングルバッテリーの満充電時の電圧)で出力するモードになってます。
これじゃ使い道が全く分からない・・・とは言いませんが、たぶん今後使う機会は無いと思います( ̄▽ ̄;)
使ってみた感じ:
操作とかもシンプルだし動作も素直、BFの機構も特に問題無いし、総合的に見れば良いMODだと思います(^-^ )
ただ、目新しい機能とかは無いですし、素っ気ない言い方をすると普通です( ̄▽ ̄;)
「シングルバッテリーでも十分だし、BFは使わない」っていう人なら「iStick Pico」とか既に持っているMODで用が足りると思います。
なので「デュアルバッテリーでBFでテクニカルっていう所に魅力を感じるかどうか?」かなと思います。
家でゴロゴロ動画を見ながら、直径24mmのRDAを60Wぐらいで、BFで一日中ダラダラ吸いたい・・・とか思ってる人は幸せになれるんじゃないかな( ̄▽ ̄;)
細かい事を言えば多少の機能の過不足はあるのですが・・・無くてもいいような機能も邪魔では無いし、「ありそうで無い機能」も無くても問題無いような機能だと個人的には思います。
ここまでで触れてない事で言うと、パフカウンター有り・ファームウェアアップデート無しです。
そういうレベルの細かい事が気になる方は、説明書も別記事で上げているのでそちらをご覧ください。
参考記事:「Geekvape GBOX SQUONK KIT User Manual」
説明書にも載ってないような事は、コメントとかで聞いてもらえれば可能な範囲で答えます。
どうでも良い事で気になったのは、「充電池を入れても電源がオンにならない」・「充電池の電圧が低くなると自動的に電源がオフになる」ですね。
よくあるMODは「充電池を入れると電源がオンになる」・「充電池の電圧が低くなってもエラーメッセージが表示されるだけ」が普通じゃないでしょうか?
使う分にはどっちでもいいのですが、この辺の「作法」がちょっとしたガジェットとかよくあるMODと違うんですよね。
どうも家電・携帯・スマホ寄りの「作法」な気がして、Geekvapeはそういう所から技術者を引っ張ってきて開発してる感じがします。
あと、電源オフの状態で+と-を同時長押しで何か表示されますね。(だから何?)
→「Geekvape GBOX SQUONK KITレビューその3(アトマイザー編)」
「斬新な機能や構造」も無ければ「致命的な欠陥」も無いので、あまり面白い事も無いかも知れないです( ̄▽ ̄;)
「お、おう・・・それ普通だよね?」とか「そこが普通と違うのは分かるけど、だから何なの?」みたいな事がズラズラと並ぶんじゃないかと・・・。
それにしても、GBOXっていう名前はどうなんでしょうかね。
何年か前にKangerTechがKBOXと名の付くMODをいくつか出していて・・・からのGeekvapeのGBOX。
それにGeekvapeのテクニカルMODはAegis(耐衝撃とかコンセプト?)が最初、GBOXは2つ目だと思っていたのですが、よくよく調べてみると沢山出してるみたいですね・・・。
・GBOX 70(ステルスタイプの一体型)
・GBOX 150(デュアル26650)
・GBOX S100(デュアル18650のBFMOD)
・GBOX 100(デュアル18650)
・GBOX D75(26650)
ちなみにコノ名前付け規則でいくとコレはGBOX S200だと思うのですが、どこを見てもただの「GBOX」です。紛らわしい( ̄▽ ̄;)
あと、ジーボックスっていう名称は色々な意味で中学生が過剰反応しそうな名前な気がして・・・変形してガンダムとかになりそう?(健全なボケ)
見た目とか:
色はパールクローム(シルバー)・アーミーグリーン・ワインレッド・ブラック&レッドの4種類があります。
ホントはシルバーが塗装も剥げなそうだし良いかなと思ったのですが、GearBestがMOD単体ではブラック&レッドしか取り扱わないようなのでソレにしておきました。
KangerTechを思わせる艶消しブラックは塗装が剥げ易そうな感じがしたのですが、今の所は大丈夫そうです。
そりゃ、落としたり・擦れたり・長く使えば剥げるとは思いますが・・・どれでもいいならシルバーが塗装が剥げなくて良いかもしれないです。
ボタン類がプラスチックなのがちょっと安っぽくて残念ですね。もう少しだけオサレな感じにしてくれたら良かったのに。
-----
追記:冬はMODが冷たいからシリコンカバーを買って付けよう・・・あんまり見た目は関係なくなるかも?
ちなみにシリコンカバーを売っている所はGearBestでは無いので、欲しい人は自分で探してね( ̄▽ ̄;)
-----
サイズ感とかはこんな感じです。
「iStick Pico」と比べても、コンセプトが違うので意味が無いかもしれないですけど( ̄▽ ̄;)
BFの構造はKangerTechのDRIPBOXとかEleafのPico Squeeze(通称ピコンカー)とよく似ています。
ボトルは内容量8mlで、素材はポリエチレンっぽいですね。DRIPBOXのボトルと若干見た目は異なりますが、互換性がありそうな気がします。
安定して最後までリキッドを出せるメリットがあるんだと思いますが、汎用的なシリコンのボトルを使って見たかった気も・・・。
しかも、GeekvapeはメカニカルなBFMODも作ってるんですけど、そっちはシリコンボトルなんですよね。
この辺はメカニカルとかテクニカルとか関係無いと思うんですけど・・・他のメーカーも含めて何故メカニカルかテクニカルかで違うのか・・・( ̄▽ ̄;)
↓メカニカルMODに詳しくない人は買っちゃダメですよ。
|
|
|
↓テクニカルMODでもLost Vapeは汎用的なボトルみたいですし。謎です。
|
|
|
アトマイザーを接続する為の510規格のコネクターです。
コンタクトピンはスプリング式になっているので、他メーカーのアトマイザーでも大体使えると思います。
Eleaf系のMODと異なり深いようで、ポジティブピンが出っ張っていてもアトマイザーが浮かないようです。
というか、Geekvape自体がポジティブピンが出っ張ってる傾向なので、浅いと同社の製品でも浮いてしまうから・・・とかかなと。
地味な部分なんですけど、コンタクトピンについては非常に好印象です。
コンタクトピンの周りは気持ち出っ張ってるのでアトマイザーとMODが擦れる事は無いような、あるような。
もう少し出っ張ってても良かったんじゃないかなーという気もしないでもないです。
色々な直径のアトマイザーも付けて、はみ出し具合も見てみました。
↓スターターキット付属のRadar RDA(直径24mm)
付属品なので違和感はありませんが、ツライチではなくアトマイザーの方が小さい気が。
↓「Derringerクローン(直径22mm)」
MODの方が出っ張りますけど、そんなに違和感はないかな?
あと浮いてしまうMODが多いのですが、浮いてないと思います。
↓浮いてしまう例
↓Geekvape Tsunami Pro(直径25mm)
まだツライチではなく、MOD側の方が出ているような。
↓「Coil Master Monstruito Flying Saucer(直径26mm)」
まだツライチではなく、MOD側の方が出ているような。
直径27mmぐらいでツライチになるんでしょうかね。それより大きいアトマイザーでも違和感無さそうな予感。
(いや、直径27mm以上のアトマイザーとか現状普通には売って無いかもしれませんが。)
MODの下側のボタンをスライドさせると、バネでパカッと開いて充電池やボトルへアクセスできます。
この辺がボトルを外す時は充電池も外す必要がある構造になってしまっているのがちょっと残念だと思うのですが・・・。
致命的では無いけど、欲を言えばボトルだけ外せる構造が良かったかも。
Geekvapeの商品ページには「リキッドディスペンサー?を使え!」みたいに商品ページには書かれているので・・・。
Geekvape公式のGBOX SQUONK KITの商品ページ(英語)
https://www.geekvape.com/project/gbox-squonker-kit/
リキッドディスペンサーっていうのは下の奴ですね。2個目と3個目はBF対応って書いてないけど、たぶん見た目的にそうだと思います。
|
|
|
ボトルを外さない運用で考えるなら、問題無いのかな?
とりあえずこのボトルに入れ替えるとか二度手間な気がするのですが、最近流行ってるみたいですよね。
商品提供なのでリンクは貼りませんが、国内でも適当なメーカーの物が980~1,980円くらいで売っているので、必要だと思ったら後から買うのでも良いと思います。
充電池は直列で、間にピンを挟むことで個別に電圧を管理するタイプですね。
今時のデュアルバッテリーのMODとしては普通の仕様だと思います。
ちなみに、大概のBFMODってベントホール(充電池からガスが発生した場合の逃げ道)が無いんですけど、こちらのGBOXも特にはありません。(DRIPBOXは一応あります。)
GBOXもそうなんですけど、充電池を入れる所とリキッドのボトルを入れる所が完全には独立していないので、ちょっとぐらいのガスならボトルを押す所から抜けるからいいだろ?って事なのかなと思います。
あとはフタが磁石とか爪で固定されている程度の事が多いので、仮にMODの中の圧力が急激に高くなっても破裂とかする前にフタが外れるんじゃないかなとか。
心配な人や気にする人はBFMODを避けるのも手だと思います。別にBFじゃなくてもVAPEは十分楽しめると思いますし。
余談ですが、iStick Picoにはベントホールがあるのに、同社のPico Squeezeにはベントホールが無いように見える(持ってない)んですけど・・・( ̄▽ ̄;)
ベントホールについて触れてるPico Squeezeのレビューとか見たことあります?
ネジ式のフタで充電池を密閉しちゃうのはちょっと心配な気もするんですけど・・・いや、みんな使ってるから大丈夫だろうとかも思いますけど。
-----
追記:Mike Vapesの人がGBOXを分解・改造して、シリコンボトルに交換してました。一応、中にベントホールがあるみたいですね。
-----
あと、充電池込みで重さも量ってみました。
↓GBOXとVTC5×2本で292g
↓iStick PicoとVTC5×1本で118g
↓HCIGAR VT75と「Efest 26650」で245g
大きさ的にも重さ的にも、小さい缶ジュースぐらいに思った方が良いと思います。
↓ストローっぽいドリップチップ付けてみた。
コットンバーンテストとか温度管理について:
思いの外、温度管理は素直で優秀です。手持ちのHCIGARのMAZE V3あたりと組み合わせて活躍の機会が増えそう。
ちなみに「NO LIQUID」判定付き、出力上限設定可(なぜか上限の最大値は80W)、抵抗値ロック不可、設定可能な温度は200~600℉と100~315℃です。
「NO LIQUID」判定はコットンが乾いて急激にコイルの温度が上昇(というか抵抗値が上昇)したり、設定温度をある程度上回るとエラーみたいな感じで通電が止まるようです。
温度管理の出力上限40W、コットンは無印良品の普通のコットンです。
上の写真の上から
1.Niで左が500F、右が600F、ケンエーのグリセリンでコットンを燃やすつもりで
2.Niで500F、適当なリキッドで吸いながらリキッドが無いと思うまで
3.Tiで左が500F、右が600F、ケンエーのグリセリンでコットンを燃やすつもりで
4.Tiで500F、適当なリキッド吸いながらリキッドが無いと思うまで
5.SSで左が500F、右が600F、ケンエーのグリセリンでコットンを燃やすつもりで
6.SSで500F、適当なリキッド吸いながらリキッドが無いと思うまで
普通に使う分には温度管理+「NO LIQUID」判定でコットン焦げないです。
コイルに息を吹きかけながら通電させれば、「NO LIQUID」判定を強引に回避できます。
そうした場合にステンレスはコイルを焼き切ってしまいました。
ただTCRの値を見ると105で、ちょっと高いかな?ステンレスにも種類があるし、何を想定しているんだろう。
↓温度管理系のモードの画面色々
Steam EngineのWire wizardによるとSS316L/EliteのTCRは879×10-6乗(0.000879)、たぶん100000倍した値を設定するので87.9、四捨五入して88に設定してみました。
Steam EngineのWire wizardのページ
http://www.steam-engine.org/wirewiz.html
それでもTCRの値が若干高いように思ったので80も試してみました。
上の写真の上から
1.TCR88で左が500F、右が600F、ケンエーのグリセリンでコットンを燃やすつもりで
2.TCR88で500F、適当なリキッドで吸いながらリキッドが無いと思うまで
3.TCR80で左が500F、右が600F、ケンエーのグリセリンでコットンを燃やすつもりで
4.TCR80で500F、適当なリキッド吸いながらリキッドが無いと思うまで
ワイヤーとかビルドにもよると思うのですが、ステンレスについてはTCRモードで80に設定するのが良いかなと思います。
ステンレスも含めて、各モードのデフォルト値でも十分使えると思いますが、TCRを設定して微調整するとなお良いかもしれないです。
パワーモード(可変電力モード)などについて:
パワーモードの画面はこんな感じです。
ワット数の下限は5Wで、99.9Wまでは0.1W刻みで設定できます。100W以上は1W刻みで設定できます。
MODのスペックとしては上限200Wですが、現実的に200Wで使うのは難しいかなと。
どうも充電池2つを直列にした電圧が最大のようで、昇圧していないようです。
説明書を見ても・・・。
-----
定格電圧:6.2-8.4V
最大電圧出力:8.0±0.1
-----
Rated voltage: 6.2-8.4V
Maximum voltage output: 8.0±0.1
-----
4.2Vが充電池の満充電の電圧で、直列の8.4Vが最大入力電圧。
昇圧する機能があるなら、8.0Vよりもっと出せるんじゃないでしょうか?
昇圧する機能が無いと仮定すると、通電させた事で充電池の電圧が下がったり、充電池の残量が減って電圧が下がると、出力電圧も下がってしまうのではないかと思います。
(この辺の仕様は現状の直列のテクニカルMODは大体同じなんじゃないか?と思います。)
なので、抵抗値が高かったり充電池の電圧が低いと、「OHMS TOO HIGH PLZ LOWER WATTAGE」(≒抵抗値が高すぎる、ワット数を下げて下さい)みたいなエラーになるのではないかと。
ちなみに説明書を見てもこのエラーは無く、代わりに「BATTERY WEAK PLZ LOWER WATTAGE」というよく似たエラーメッセージがあるので、これは他のMODで言うとこ所の「WEAK BATTERY」エラーだと思います。
出来る範囲で通電はするみたいですが、設定出力は出せていないようです。
ビルドとか充電池の性能や残量にもよると思うのですが、0.5Ωぐらいの場合
・満充電に近い状態でも110Wぐらいでエラー
・電池の残量が減ってくると70Wぐらいでエラー
みたいな感じです。
電池の持ちとかアトマイザーに合わせたビルドを考えると、日常的に使えるのは60W前後、満充電(≒充電池の電圧が高い)状態なら100W前後が無難かなと思います。
200Wで使うのは色々と制限が出てくるし、200Wで使うっていう事を意識してアトマイザー選び・ビルド・・・などをする必要が出てくるし、安全面的にもちょっと微妙なのでやらなくていいんじゃないかなと。
仮に200Wとかで日常的に使いたいなら、もっと充電池が沢山入るMODが必要だと思います。
VPCモード(所謂、予熱・カーブモード)について:
大きいアトマイザーでゴツいビルドをするなら、温度管理よりこちらを使う事になると思います。
画面はこんな感じで0秒・1秒後・2秒後・3秒後・4秒目以降のワット数(5~200W)を設定できます。
機能としてはちゃんと動作してるし、無いよりあった方が良いのですが、やっぱり疑似温度管理ですね。
VPCモードと温度管理は微妙に用途が違うので、VPCモードは使わずに温度管理を使った方がいいよともならないですけど。
コイルが冷えている状態に合わせて設定すると、チェーンスモークした時にちょっとやりすぎ感あります。
なまじデュアルバッテリーなので、少しくらいは高めの出力も設定通りに出ているようで・・・チェーンスモークしない人なら良いと思います。
チェーンスモークするにしても、ゴツイ立ち上がりの悪いコイルを使うなら設定する価値もあると思うのですが、やや中途半端な設定になるんじゃないかなと。
バイパスモードについて:
バイパスモードは、制御回路をバイパス(≒迂回)して充電池と直結・・・されているような動作をするモードっていう認識だったんですけど・・・。
どういう訳か、4.2V(シングルバッテリーの満充電時の電圧)で出力するモードになってます。
これじゃ使い道が全く分からない・・・とは言いませんが、たぶん今後使う機会は無いと思います( ̄▽ ̄;)
使ってみた感じ:
操作とかもシンプルだし動作も素直、BFの機構も特に問題無いし、総合的に見れば良いMODだと思います(^-^ )
ただ、目新しい機能とかは無いですし、素っ気ない言い方をすると普通です( ̄▽ ̄;)
「シングルバッテリーでも十分だし、BFは使わない」っていう人なら「iStick Pico」とか既に持っているMODで用が足りると思います。
なので「デュアルバッテリーでBFでテクニカルっていう所に魅力を感じるかどうか?」かなと思います。
家でゴロゴロ動画を見ながら、直径24mmのRDAを60Wぐらいで、BFで一日中ダラダラ吸いたい・・・とか思ってる人は幸せになれるんじゃないかな( ̄▽ ̄;)
細かい事を言えば多少の機能の過不足はあるのですが・・・無くてもいいような機能も邪魔では無いし、「ありそうで無い機能」も無くても問題無いような機能だと個人的には思います。
ここまでで触れてない事で言うと、パフカウンター有り・ファームウェアアップデート無しです。
そういうレベルの細かい事が気になる方は、説明書も別記事で上げているのでそちらをご覧ください。
参考記事:「Geekvape GBOX SQUONK KIT User Manual」
説明書にも載ってないような事は、コメントとかで聞いてもらえれば可能な範囲で答えます。
どうでも良い事で気になったのは、「充電池を入れても電源がオンにならない」・「充電池の電圧が低くなると自動的に電源がオフになる」ですね。
よくあるMODは「充電池を入れると電源がオンになる」・「充電池の電圧が低くなってもエラーメッセージが表示されるだけ」が普通じゃないでしょうか?
使う分にはどっちでもいいのですが、この辺の「作法」がちょっとしたガジェットとかよくあるMODと違うんですよね。
どうも家電・携帯・スマホ寄りの「作法」な気がして、Geekvapeはそういう所から技術者を引っ張ってきて開発してる感じがします。
あと、電源オフの状態で+と-を同時長押しで何か表示されますね。(だから何?)
→「Geekvape GBOX SQUONK KITレビューその3(アトマイザー編)」
このGBOX 200wの購入を検討していたのですが、110w以上はまともに出せない感じですかね?