ポニョちゃんとキナコちゃん 時々薔薇と猫

今日 とても興味のあった 輪廻転生するワンコ物語の映画を観てきました。



『A Dog’s Purpose』は何度も生まれ変わることができた犬が、
それぞれの生涯で生まれてきた目的を探すという、
犬の目線で語る心温まる映画です。

実に 面白かったし 実に泣けましたよ。

仕事で帰省していた主人と一緒に行ったのですが
彼は 鼻が真っ赤になるくらい 泣きました。
(ちょっと 泣きすぎ。彼は 犬が死んで転生するたびに ズルズル鼻を啜っては 泣いていた。)

この映画は 邦題が 僕のワンダフルライフ とつけられていますが
原題の方がずっと 原作の意図を表しているし、
原作の 「野生犬トビーの愛すべき転生」の方が そのものズバリです。

私の信じる 魂の輪廻転生の物語です。

ベイリーというゴールデンレトリバーの魂が主人公です。
ベイリーは 飼い主のイーサンとお互い子供の頃に出会います。
歳をとってベイリーがあの世に行って 幾度となく転生して 飼い主を替えて
また 初老のイーサンの元に 違う犬の形を伴って帰って来るのを
それぞれ ゴールデンレトリバー、シェパード、コーギー、
最後はセントバーナードっぽい雑種と
4回生まれ変わって その時々の 生きる目的を 替えながら 魂は変遷します。

ところで 犬の生きる目的はなんでしょうね？

エンディングで その答えは出されています。
ベイリーだった時の飼い主のイーサンにやっと会えて
寂しい人生を送っていたイーサンを ハッピーにしてあげて
その時 ベイリーの魂はこう語ります。
犬は今を生きる。今を楽しく生きる。
飼い主をハッピーにする。
究極これです。

あれあれ、もしかして この命題は 人間にも当てはまりませんか。
過去でもない、未来でもない、今を 楽しく生きる。
誰かをハッピーにする。

原作の作者も この映画の監督も これが言いたかったのではないのでしょうか？

犬好きにはたまらない映画です。
そうでなくても、なんだか 観るだけで人生ハッピーになる映画です。

(mobile さん、情報提供感謝いたします。
字幕版 ちょっと遠いシネマ館にありました〜。)