内山田洋とクール・ファイブのシングル曲 「東京砂漠」
比ゆとか叙情的表現とかに鈍感だと、文章・歌詞を文字通り受け取ってしまうことがある。とくに子供からすると意味のわからない文章に映ったりすることもあるようだ。
「東京砂漠」、冒頭の曲は心模様を書いた詩、一方では1964年の東京都大渇水の通称だったりする。
感性、教育、流行などの要因で、受け手の捉え方・意味が変化する文字の列
-----------------
画像を創ってみた。
使った画像は今年9月18日の地球と、仕事で行った千葉県御宿で撮影の青銅製「月の沙漠」象。
「月の沙漠」の歌詞
”月の沙漠を はるばると 旅のらくだが 行きました”
(日本の画家、詩人である加藤まさを氏の作品)
叙情的には”アラビアの情景”だけど、
文字通り読むと”月にある砂漠”の情景、空には地球が浮かんでいるかもしれない。月面を移動しているのは4本足装甲車に乗っている宇宙人か(=⌒▽⌒=)スターウォーズかw
-------------
なんでこんな画像が頭に思い浮かんでいたかというと、銅像を見て歌詞を思い浮かべたとき、近年の巷の音楽の歌詞は叙情的なものが少ないなあ・・と思ったことと、息子の歌詞どおりに意味を捉えようとする傾向を考えてしまったからで、自分の中のそういう傾向の反省もあったわけです。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、「月の沙漠」の漢字、「沙」です。
「砂漠」ではなく「沙漠」
【さんずい】の理由は、作詞者加藤氏が療養で御宿海岸を訪れていたとか、子供のころ遊んだ静岡の海岸とか、海岸の砂浜をモチーフにしたことから、水を意識したからだそうな。加藤氏は砂漠どころか海外旅行に行ったことが無いと新聞記者のインタビューに答えているそうです。
漢字にまで心を配る感性に脱帽です。
叙情的には薄薄茶色を基調にした画像のほうがいいなあ。
「月の砂漠」
月の砂漠は「砂」のほうかな(*^▽^*)
あいりす運送のHPへ