馬堀海岸駅に到着し、とたんに一気に強くなった雨脚。
ほらほら、私の型落ちスマホのカメラでも写せたくらいに土砂降りです。
あんまりひどいので、しばし駅の軒先をお借りして雨宿り。
その間も何度か電車が来て状況客が通り過ぎましたが、けっこうにぎわって見えるのに京急全線の中ではこの駅の利用者数はワースト20に入るらしいです。
もっとも、上位は品川だの羽田空港だの、半端ない利用者数の駅を抱えた京急ですからねえ。
住宅街を擁したこの駅でも叶わないほど、にぎわう駅がいっぱいあるのでしょう。
やっと雨もおさまってたので、出発~。
そういえば待っている間、白い服の人が数人やってきました。
お医者さんの白衣か?と一瞬思ったけど、制帽をかぶっていたので違う様子。
そういえばここは浦賀から続く地区。
もっと先へ進めば基地もある横須賀市。
海上自衛隊か海上保安庁の人だろうか?
若そうだったから、駅の東にある防衛大学の学生さんかもしれない。
わー、さすがに基地の町っぽくなってきたなあ。
と、ミリタリーマニアでもないのに勝手にワクワクしてくる私。
自分には非日常なものに思えるからお気楽にしてるんですけどね。
ここから数百メートルは線路沿いをてくてく。
おさまってきたと言っても雨はそのまま降ったまま。
あー、今日も青空は見えないのか。
歩いたこの日もその前も前も、週末は曇天という日が続いておりました時です。
線路沿いに見つけたいい感じの店構え。
一見普通の建物なんだけど、小道具がやけに趣を出してませんか?
和を感じさせるマッサージ屋さん、なんだか効きそう。
さて、その和のマッサージ屋さんのほど近く、ここから道が分かれます。
線路はほぼ真西に進みますが、道路は斜めにあっちこっちに延びているのです。
どれが一番線路沿いに近く歩けるやら。
しばしこの場で地図とにらめっこ。
結果、画像に写るまっすぐな道は却下。
一旦高架をくぐります。
くぐったらまたすぐに別の道と、高架下アリ。
追い越し禁止のこの道路は県道208号線。
実は浦賀駅前で一度出会っていた県道です。
車だとこの県道をそのまま来ればまっすぐほぼ直線で浦賀駅から馬堀海岸駅へ来れるのです。
それだとカーブしている線路に対してショートカットしてるような位置なので、私は通らず結果山登りしたわけです。
この道路は次の駅まで続くのですが、やっぱり線路からはちょっと離れた位置を並走するので却下。
ここだけの邂逅となります。
ということで、そのまま脇道突入。
と、そこへさっきも見たような、白い制帽の人発見。
思わずパシャッてしまったが、遠目だから許してくだされ。
左の人の腰あたりに広がってるものは何だろうと思ったら、どうやらカートにビニール傘をかけていた様子。
紺色の服はレインコートでした。
やっぱ学生さんかなあ?
帰宅途中だったようです。
そんな、学生さんらしきお若い方も住みやすそうなアパートもあちこちにある住宅街に突入。
他すら西へ、線路は左側を通ってます。
北に行くと駅名にありました馬堀海岸がありますよ。
もともと駅が建った時はすぐ目の前が海岸だったそうです。
埋立てでだんだん海岸が遠ざかって現在にいたるそうで、住宅地を増やす目的だったらしい。
雨が強まったり弱まったり、そのたび傘を閉じたり開いたりだったこの日。
いつのまにやら雲間から、青空が見えました。
おお、久方ぶりのブルースカイ♪
このまま晴れてくれるかな~と期待するも、数分後には青空を背に雨がジャバーッ!!
あっという間に青空も雲に隠れてしまうのでした。
台風がまだ発生していたこの時、雨模様はさらに1週間ほど続いたのでした。
それにしたってこの日はすごかったけど。
一度なんか、パラパラ程度弱まったので、そろそろ傘を閉じようかと思った瞬間に、いきなりザッパー!!!っと、まさにバケツをひっくり返したような土砂降りになったときもありました。
あの時傘を閉じるのが数秒早かったら、きっと全身ずぶ濡れだったなあ。
結果刺したままになっていたので大丈夫でしたが、オソロシイ。
数分でまた弱まる雨脚。
雨の気まぐれに翻弄されて、ただ歩くより疲れたわ~。
ふと、耳に届いた「ぴーひょろろろろろー」みたいな音に振り向くと、いつの間にか低層ビルなども目立つようになってきた街中のビルの一つに大きな影が。
それもふたつ。
あれはもしや、時折見かけたトンビか?
カラスもよく見かけたけど、さすが神奈川、トンビもいっぱい生息中。
何気に空を見ると舞ってるんですよね。
そういえば、意外と鳶の泣き声は聞いてなかったかも。
カラスは年中「あほーあほー」言ってますけど。
低層でもビルが出てくればそこは賑やかな街中。
そうなると駅も近い。
通りの一角にひょいっと駅舎が現れました。
この区間は真っ平らな住宅街だったのですんなり着きましたね。
が間に挟まったので完全な線路沿いとは言えませんでしたが、ほぼ平行に1.1キロ。
そういうところですが、道中に古代の遺跡発掘跡の案内や江戸時代当たりからの土地の歴史的な説明看板を見かけたりいたしました。
日本史の重要地点の一つ・浦賀へ通じる場所だけに、調べると様々な出来事が出てくるのかもしれません。
さて、無事に京急大津駅に到着~。
大津駅、と社名無しになっていないのは、滋賀県にありますJR大津駅が先にできていたからです。
そちらは大正10年開業の現・JR西日本の東海道本線の駅です。
関西にも「東海道本線」があるのかとびっくりした関東人の私。
そちら方面には疎いので、まだまだ勉強です。
そちらは別名・琵琶湖線ともいうそうです。
こちらは相変わらず横須賀市内。
どんだけ広いんだ横須賀市。
しかもまだ続きますよ横須賀市。
駅正面から撮ったつもりが、なにか赤いものが看板に隠れてしまいました。
また雨がきつくなってきたので、雨宿りがてら入ってみましょう。
♪ ボーン・ディス・ウェイ レディ・ガガ