橋の上から見た景色は、人工物がなにも見当たらない・・・・あ、遠目に山の鉄塔らしきものは見えるかな…。

 

鳥沢駅の手前でこの辺の大川、桂川を渡ったわけですが、現在南側を蛇行しながら国道20号線と同じ方向へ流れています。

谷底過ぎて全然見えないけど。

 

 

この梁川橋で渡った川も桂川に注いでいます。

梁川とは川の名前か?と思いましたが、ちょっと確認できず。

ただ、この辺り、広い範囲の地名が梁川だそうな。

 

まだ大月市内ですよ~。


 

その梁川橋、渡ってみたら突如、北側に橋梁が出現しました。

 

うわ、気づいてなかった。

 

崖の上やトンネルを走っていた下り線がこんなに接近していました。

見るからに、古そうな佇まい。


 

橋を渡った先に北へ向かう脇道がありまして、より奥深いところへ進んでいるようです。

 

 

もうずっと見えていない中央自動車道も同じ方向へ走っているのですが、この山の中のトンネルになってるようです。

見た感じ、どの山かはわからない。

たぶん、地図で見ると、この写ってる奥の山の中かなあ。。。とか適当に予想しつつちょっと休憩。

 

そうしたら山の方から何か音がしました。


 

慌てて見てみると・・・おおお、貨物列車のお通りだっ!

 

しばし上下線が分かれて走っていたのですが、上り線もトンネルの外に出てきたようです。

…と、いうことは、もう駅が近いのか?

 

何せこの中央線の旅、まだ2駅分しか進んでないというのにもう17回も更新してしまいました。

 

遅々として進んでおりませんが、いちおうこの日歩いた距離としては15キロ近いです。


どうやら土手の上2つの線路は合流したようなのですが、その先に進むとまた見えなくなりました。

 

たまにすれ違う自転車の人が颯爽と坂を下ります。

 

自動車と似たような速さで走ってますよ、すごいなあ。

この時はまだ初夏だったので、サイクリングにもいい季節でした。

 

撮ってないだけで、数組の自転車の人たちとすれ違っています。

チームでも組んでいるのか、お揃いのスタイルで走っている人たちもいました。

 


 

やがて、土手の上にホームが見えてきました。

 

うわ、なにこの絵になるいい景色♪

 

いかにも田舎の古き良き時代の駅、といった感じに見えます。

実際にはそこそこ手入れされて、そこまで時代が飼った駅ではなかったのですが、なんだかこう、野の花が咲く土手の上に小さな駅、っていうシチュエーションがいいなあ。

 

などと感心しつつ、差し当たった問題として、この駅、駅舎どこ?というのがありました。

 

ひとまず土手にけものみちみたいに土の道ができていたので上って見る。

画像はその途中で撮ったものです。



ちょうど来ました電車。

 

線路わきのフェンスまで来ましたが、駅舎が見当たらない。

え?

 

電車を降りた人の動きを見ると、みんな向うへ行っている。

 

よく見ると、東端にそれらしき物体が見える。

 

じゃあ行かねば。


 

そして国道に戻ろうと降りかけて、土手の中腹にこれまたけもの道のような土道を発見。

 

・・・行ってもいいのだろうか?


 

そこへ、下の民家の方からやってきた猫一匹。

まるで誘うように私の前をずんずん歩いて行きます。

 

つられて私も一歩を踏み出す。

 

どうやら私道ではなく、各家にも通路がつながっている道でした。

 

お猫様は写っている石段の下までお導きくださいました。

ああ、ありがたやお猫様。

 

などと、印象良いとつい、昔話風に動物を神だの物の怪風に言いたくなったりします、私。

別に怪しい宗教じゃないですよ~。

でも、そういった未知なるものが出てきてもおかしくないような雰囲気でもありました。


 

横の雑草ぼうぼうに対して、民家側のきりっと手入れされた生垣が対照的な石段を上り、頂上は行き止まり?

 

一瞬、びくっとするも、何とかつながっていそうなのでそのまま行く。


 

到着~。

 

どうやら跨線橋と駅舎の裏手に出たようです。

 

ほっ。

 

そのまま細い通路を表に回りますと、ありました。




 

 

先ほど渡った橋と同じ名前の、梁川駅(やながわえき)です。

 

この駅も無人駅で、鳥沢駅より小さめだ蹴れそ、同じようなデザインの新しい駅舎でした。

 

硝子に何か写っていても、気にしてはいけません。

 

鳥沢駅からは線路直通で3.6キロ。

この区間はほぼ線路近くを来れたので、歩いた距離も近いかな。

 

今まで歩いた3つの駅は明治時代の開業でしたが、ここで初めて昭和の開業駅に来ました。

 

梁川駅は昭和24年、国有鉄道の駅として開業します。

国有鉄道、略して国鉄ですよ。

 

道中で貨物列車も見ましたが、この駅は最初から旅客扱いのみの駅だったそうです。

 

当初は駅員がいたようですが、昭和60年に無人化されます。

でも、ICカードも使えるし、お掃除もされててきれいな駅でしたよ。

 

そして、ここも平成28年に駅舎が建て替えられたばかりだそうです。

どうりでピッカピカ。

 

土手の上ののどかな駅に見えたのですが、平成2年に過激派による放火で、一度木造駅舎が消失するという事件があったそうです。

その時建て替えられたのは木造駅舎だったそうな。

だから、他駅と比べて建て替えまでそんなに年数がたっていませんね。

 

 

さて、この日はさすがにここで限界~。

ここから帰途に着いたのでした。

 

この日は千葉の実家へは帰らず、翌5月4日に帰省したのですが、その日にやったのが船橋のふなっしー関連の見物です。

 

ふなっしーは地上降臨5周年。

ゆえに、いろいろイベントしてますよ。

明日はそれの一つをご紹介。

 

 

ブログはそのまま京成線の旅の続きにいったん入ります~。

中央線の続きは8月に入ってからの更新かもです。

良かったら引き続き見てください。

 

 

♪ フットルース  ケニー・ロギンス