1回休み、すみませんでした。
京王線歩け歩けの旅、再開します。
 
書いてる今日は6月18日、大阪方面で大きな地震がありましたが、大丈夫でしたでしょうか?
お昼現在、少しずつ被害状況が東京にも放送されてきています。
大きな被害になっていないと良いのですが・・・。
 
 
 
前回の続き。
下高井戸駅から次の駅への区間半分も来たでしょうか。
 
あたりは古い一軒家も多いけど、新しい一軒家も、マンションビルも入り混じって建っているような地域のようです。
 
 
そんななか、線路沿いに建っていたレトロコインランドリー。
これくらいの建物なら、墨田区の私の活動範囲にもありますが、つい足を止めたのはそれではなく、ヨコにある自販機。
 
まだ水分補給用に買ったペットボトルは半分以上残っていたのに、つい、買ってしまったのがこちら↓
 
 
 
じゃ~~ん♪
 
チェリオでございます。
 
地方によっては、昔の学生のパシリ材料の一つとされたそうで、「焼きそばパン」「コーラ」などとともに「おめー、チェリオ買って来いやー!」と先輩とカボスとかリーダーとかが言うという場面があったらしいでございます。
 
・・・と、いう漫画のワンシーンだの、人様の思い出話だので出てくる飲料、チェリオ。
 
なんでか、学生だった時代の私の故郷には売っていなかった品物でした。
なのでその存在を知るにつれ、いったいどのようなものだったのだろうと興味津々でしたのです。
 
なんとそれを!偶然、この時見つけたのでございます。
 
感激した私、さっそく飲んでみる・・・・・・
 
・・・・・・・・・・・・
 
単なるメロンソーダの味がするのは、気のせいでしょうか?
 
 
 
などと、身近にチェリオが売っていた環境育ちに方から見れば、大げさな対応をしてる間に、ホームが見えてまいりました。
 
おおー、次の駅だ~。
 
地上にあるホームですね。
 
しかし、そのホームは平らなようなのに、右側にある線路沿いの道は下り坂に変化します。
 
 
 
下って下って、ついにはホームが高~い位置になりました。
横の家と見比べるに、3回くらいの位置に行きましたかな。
 
ちなみに右側の緑のフェンスの中も、高架化工事用の京王の敷地です。
 
 
そろそろ坂の底辺へ来たかなーというところで、駅舎の下に通り道。
この先へ行けば、明大前駅の入り口が現れます。
 
明大前駅と言えば、京王井の頭線も入っている乗換駅。
 
そういえば、何か重大なことがあったような気がしたけれど、ここにたどり着くまで忘れていた。
 
明大前駅は明治大学のキャンパスが駅の北側にあるので、それが名前の由来です。
 
と、それは前回たどり着いた時も書いたな。
 
さて、歩いていた時に忘れていたこと、それはこの駅の当初の名前の由来に関する場所を見ようとしていたことです。
 
見事にスルーして、駅にたどり着いてしまいました。
 
 
明大前駅の開業時の駅名は「火薬庫前」と言います。
 
駅の北側に国道20号線・甲州街道が東西に向けて走っているわけですが、下高井戸駅方向から明大前駅に来る途中に、かつて江戸幕府の
火薬の貯蔵施設があったそうなのです。
煙硝蔵というものだそうですが、鉄砲や火薬を保管していたとか。
 
大正2年の京王線と当駅開業時には、その火薬庫は日本陸軍の火薬庫となっていたのですが、その後、大正6年に名称が地域名から「松原駅」に改称されました。
 
井の頭線の方は、昭和8年の開業時はまだ京王と合併していなくて、別会社の「帝都電鉄」でした。
 
そのせいか、開業当初は「西松原駅」でした。
しかし両路線とも、明治大学がご近所に移転してきたその年に「明大前」と駅名を改称しています。
 
最初の駅名の由来となった火薬庫は、現在は築地本願寺 和田掘廟所となっています。
 
関東大震災の時に築地本願寺も被災し、墓地がその火薬庫後に移転してきたそうです。
ちょうど、国道20号線上を走る首都高4号線・永福インターの近くにあります。
 
明大和泉キャンパスの南西側に当たるそのあたり、永福町というありがたき響きの地名のせいか、ほかにも寺社仏閣が多い場所です。
 
 
さて、またも駅名看板の画像を失敗し、よくわからない画像ばかりが残っていました。
 
この画像は駅舎の裏手。
線路の右側を歩いていたらたどり着いた場所です。
 
このまま進めば駅界隈を突っ切って、道に出られるようす。
 
 
 
少し進むとどこぞの劇場の舞台裏か?とおもうような雑多な雰囲気の裏道となりました。
 
でも南側はフェンスになっていて、晴れていたらかなり明るそう。
 
そのフェンスを覗くと、いましたよ。
 
 
連絡通路から下を見ると、いたいた井の頭線。
 
明大前駅は線路が十字になっていて、下の掘割空間に井の頭線が通っています。
 
以前に歩いた時は北から南へと移動しましたが、今回は西から東へ。
 
正確には
京王線の本線は下高井戸駅から東北東へちょっと角度をあげてきています。
この先はこのままの角度で進んで、終点まで行くのです。
 
 
♪ 涙の太陽 田中美奈子