以前、サンフランシスコの治安に関する記事を書いた。今回はアメリカで身を守るために気をつけていることや、実践していることについて紹介できれば、と思う。

 

1. 護身術のクラスをとってみた
1年半くらい前に、Self defense (護身術)のクラスをとった。自分の身は自分で守るしかないし、いざというときに習っておいた方がいいなと思ったのがきっかけだった。また、海外ドラマで護身術のクラスをとる場面があったので、頭の中でいつかとるべきだと思っていたのかもしれない(笑)

 

思ったよりハードなクラスだったが、とても勉強になり、クタクタになりながらも受講して良かったと思った。クラスに参加していたのは全員女性。最初にこのクラスをとったきっかけや理由を発表したが、大体の参加者は少しでも暗いところや人気がないところを歩くのが怖い・抵抗がある、との回答がほとんどだった。

 

インストラクターは数人いて、危険な場面をいくつか想定しながら、護身術を学ぶという方式だった。まずは声をだす練習。声が小さめな私には結構チャレンジだったが、大きな声で”NO!” “You are making me uncomfortable” “Don’t come here” など、何かしら叫びながら後に少しずつ下がっていく。それでも相手が近づいてくることを想定し、その後急所を狙ってキックをしたり、お腹や顔をパンチしたり、投げ倒したり、と思ったよりも激しい内容だった。しかも、インストラクターは巨大な防御マスクをしていて、どれだけ生徒に殴られても大丈夫なようになっていた。(少しでもイメージをつかみたい方はこちらのビデオをどうぞ)。

 

自分にもできるかな?と少し心配したが、教えてもらいながらビギナーのクラスを終了。一人ずつみんなの前で実践したが、他の参加者がその間応援してくれ、掛け声をたくさんかけてくれるのが良かった。インストラクターが、「残念ながら、このクラスをとった人で、実際にこの護身術を実践しなければいけなかった人がいたのだけれど、その間みんなの応援してくれる声が聞こえてくるようで何とか乗り越えることができたのよ」と言っていた。機会があれば、上級者コースも受講してみたい。

 

2. 場所によって服装や身の回りにより注意する
これは当たり前、といえば当たり前かもしれないのだが、出かけるエリアによって服装などに気を使うようにしている。例えば、あまり治安のよくないエリアに行くときにはスカートではなくてジーンズ、一番目立たないカバン、アクセサリーをつけない、といった具合だ。どれだけ効果があるかはわからないが、やはり目立ったり気を引くような格好をしない方が安全な場合もたくさんあるかと思う。