なんだか、ささやかな事なんだけれど、
すごく嬉しくて、心に響く感じ。
それだけで、人の心を開けるし、
自分も、こんな風にって思ったので、
貴方にもシェアしたい。
職場での出来事。
ウチのオフィスに来るクライアントさんは、日本人が40〜50%の割合で、あとは外国人。
ここでは、こりんごなんて、単なるアシスタント。
ただ、英語圏で、日本人の皆様に安心して お越しいただけるよう、努めているわけでございまして。
それ以外は、とって代われる ただのアシスタント。
いや、日本語サービスだって、アタシでなくても代わりはいるだろうけどね。
何が言いたいのかと言えば、
自分自身は、さほど重要人物ではないという事。
いえ、この世の職業で、貴方でなければ!と言うポジションに着いている人って、ぶっちゃけ少ないないと思う。
だからなのかな?
いつも、自分にしか出来ないことをやりたいって漠然に思ってたわけですよ。
ともあれ。
こりんごちゃんは、ただの小さな医療オフィスの いちアシスタント。
特に恩着せがましく自分の存在を 押し付けたくもないから、
自分から皆様に名前すら名乗ったりしない。
それでも、日本人の方は、ボスが「こりんご」と呼ぶのを耳にして、
名前を自然に思えてくださる人もいれば、
覚える必要性もないので それに気付かない人もいる。
名前を覚えて欲しいわけでもないので、No problem 問題はない。
外国人の方にとっては、日本名を覚えるのは非常に難しいので、聞いても頭には残らないし、発音すら出来ない。
人種差別もあるから アメリカ人は、アジア人の名前なんか、はなから覚えようとする人などいないんだけど・・・、
逆に、無理して覚えようとしても、大抵は自分の友達である日本人の名前が先に出て来て たいてい間違える。
だから、アタシの名前は、ここでは、「アシスタント」
ねぇ君、
あの〜貴方、
Hey you.
そんな感じ。
友達でもないんだから、
全然、それでいい。
今日、バリバリのキャリアウーマンで、パリ、ロンドン、NYを飛び回っていたアメリカ人のクライアントさんが、6ヶ月ぶりに来院した。
仕事に追われて、バタバタっとやって来て、バタバタっと帰っていく、
「おつかれさまでした。
Take care 」
診療が終わって、いつも通りのセリフを、いつも通りにかける。
「Thanks Koringo」
えっ!?
アタシの名前?
知ってたの?
絶対的に覚えられていないであろう名前が、まさかの白人の彼女から飛び出し、
しかも完璧な発音で、間違えもせずに、サラリと言われて、
名前なんか憶えてもらえなくても構わないと思っていた自分が、一瞬にして砕けて微笑んでしまった瞬間だった。
これは、今後、生きていくうえで、割と大切なことだなって、
アジア人のアタシからしたら、逆に、外国人の名前、覚えずらいし発音しずらいんだけれど、
少し距離のある人にも、サラリと名前を呼べる人になりたいな、なんて思った次第です。
そういえば、年に一回の健康診断で、お世話になる病院のアシスタントさんの名前を憶えていない自分は、そんなことを考えたのでありました。
アタシは、ここではタダのアシスタント、
だけど、名前を呼ばれるのは、悪くないなと・・・。
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