第38回NYこりんごラジオ(俳優LAサバイブ、永遠のエンターテイナー 岡野進一郎さん) | 自由の女神になりたくて。(New York 理想と現実ライフ)

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第38回NYこりんごオンエアされました!クラッカー
 
 
 
なんと、今回は、NYこりんご、カリフォルニアLAスペシャルです!やしの木
 
LAスペシャルは、今週、来週、再来週と第3週の渡ってお届け致します!
 
 
第1弾の本日は、
 
LAと言えば、ハリウッド!
 
映画の都ハリウッドからお送りするにはふさわしい エンターテイメントなゲストをお呼びいたしました!
 
 
80年代、日本で俳優として活躍され、2000年代にはアメリカに移住し、アナウンサー、司会、プロデューサーとして活躍された岡野進一郎さん!
 
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歌舞伎役者の家系に生まれた岡野さん、
 
子供の頃から、役者になるための英才教育を受けて育ちますが、
 
日本の歌舞伎界には「世襲制」なるものがあるそうで、
 
 
世襲制とは、
 
「特定の血統に属する者だけが,特定の地位につくことができる制度一般をさす」(Wikipediaより)
 
 
つまり、歌舞伎役者になりたくとも、その家系に生まれなくてはならないし、
 
まして、その主役になるのも、
 
個人の才能は全く関係なく、主役の家系に生まれなくてはならない!
 
と言うことは、歌舞伎のサポートアクターの家系に生まれた岡野さんは、どんなに才能があっても、努力をしたとしても、一生、歌舞伎界では主役にはなれないのです!
 
 
未来を見つめる子供にとっては、なんとも難儀な制度ではありますが、
 
岡野少年も、幼心に、その理不尽さを感じており、歌舞伎役者ではなく、新劇の方に進みます!
 
 
それが転じて、なんと、
 
1985年、NHK、朝の連続テレビ小説「いちばん太鼓」で主演に抜擢され、以降、テレビや映画でも活躍されていた、岡野さんでした!
 
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順調に、俳優として活動していた岡野さんではありましたが、
 
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岡野さんは、役者として、NYのブロードウェイや、LAのハリウッド映画にかなり影響を受けていたと言うことで、
 
実際にアメリカに行って、演劇を見て勉強したいと強く思うようになります。
 
 
そして、遂に1990年に、文化庁の海外在外研修員としてニューヨークに渡ります!
 
 
ニューヨークの 有名な演劇スクール HB Studio で、1年半 学ぶことになりましたが、
 
そこでは、大きな学びが待っていました。
 
 
プロとしてすでに身についている演劇力と、
 
第二言語の英語 語学力、
 
 
スキルはあるのに、言葉の壁にぶつかるのです。
 
 
ただ、ここでは、それ以外にも学ぶことが大きかったようで、
 
日本にはない、感覚や、コンセプトを感じるのです。
 
それは、アメリカのエンターテイメントに対する姿勢や、個人の能力の自由でした!
 
 
日本では、俳優は演技をするだけとされていましたが、
 
ここアメリカでは、才能あるものが、演技もすれば、脚本も書く、メガフォン取って監督もする。
 
岡野さんにとっては、これは大きな衝撃で、かつ、こんな風にやってもいいんだと、気づきと希望を与えてくれました!
 
 
その後、日本に帰国して、自分で映画の制作会社、(株)ハイブリッドアーツを立ち上げ、自ら映画作成に取り組みます。
 
自分で脚本を書き、必要あれば演技もし、そうやってショートフィルムを作って行きましたが、
 
 
当時、まだ、硬い風習にがんじがらめの日本では、役者が映画製作をすることを よく思われていませんでした。
 
しかし、映画会社を立ち上げた後、岡野さんの人望により、なんとかビジネスは軌道に乗ります。
 
 
ところが、やはり、日本では、なかなか、岡野さんがやりたいことを、思うようにやるには一苦労。
 
会社経営のために、どんな役でも選ばず、俳優と言う仕事を、生活のためにやっていました。
そんな中、大きな決断を自分自身に突きつけます!
 
 
一体、自分は、何がしたいのか?
 
 
大きな2つの理由で、その決断は導かれます!
 
その決断と、理由は、ぜひ、ラジオで聞いてね。
 
 
そして、再び、アメリカへ!
 
 
カリフォルニアは、ロサンゼルスに、家族と共に、移住を決断!
 
 
第2の人生の始まりです!
 
 
移住はしたものの、どうやって生活を営むべきか?
 
とにかく、生活のために日系レストランで寿司まで握りました!
 
 
海外で暮らすには、ビザや、言葉、習慣、様々な問題がのしかかり、容易ではありません。
 
 
いよいよ、日本に帰国せざるを得ない、その2日前に、
 
岡野さんがアメリカで暮らす真剣さが、まるで、アメリカを引き寄せ、岡野さんをアメリカに引き止まらせるような出会いが起こります!
 
 
こちらは、ぜひラジオで聞いてね。
 
 
日本帰国直前に、決まった仕事は、LA/ハリウッドにある日系のテレビ局 (UTB)
 
ここでも、岡野さんが出来る全てのことをやり、
 
俳優であった岡野さんは、ニュースキャスター、司会、番組プロデューサー、そして特にテレビ営業をメインにやらされ、出来ることのすべてを懸命にやっていました。
 
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そんな生活を送りながらも、常に心を離れない映画製作の夢。
 
 
岡野さんが10代の時に読んで大きく影響を受けた本。

 

 

第二次世界大戦から戦後の日系アメリカ人の日米への忠誠の葛藤を描いた、日系アメリカ人 ジョン オカダ氏の小説
 
「米国に忠誠を誓い、日本への忠誠を放棄するか」
「米軍に従軍する意思があるか」
 
この質問に、「YesYes]であれば、軍役適格者は米軍兵士として収容所から戦場へ送られ、
「NoNo」であれば、敵性外国人扱いを受け、収容所に留められた、
 
そんな時代のお話。
 
これに、感化された岡野さんは、いつか日系アメリカ人の映画を撮りたいとずっと思っていました。
 
 
1990年、文化庁、在外研修員としてニューヨークに派遣された同期であった、すずきじゅんいち映画監督と再び、ロサンゼルスで再開!
 
共に、こちらの2本の映画製作にかかわり、作り上げていきます。
 
 
第二次世界大戦中に強制収容所の日系アメリカ人を撮り続けた日系人カメラマン、宮武東洋の生涯を描いたドキュメンタリー映画。

 

 

 

日系人で編成された、アメリカ史上最強の陸軍、442日系部隊のドキュメンタリー映画

 
その後、人生の転換とも言える、大きな事件が立て続けに!
 
ボランティア先で、大怪我、2年間の車いす生活を余儀なくされ、
 
10年働いた会社とは、喧嘩別れで離職。
 
 
無職になった岡野さん、
 
お米愛好家の奥様が手掛ける美味しいお米の推進活動をサポート。
 
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なんという偶然でしょうか、お米好きの奥様のお姉さまが、カリフォルニアでは有名な、コウダファームに嫁ぎ、
 
コウダファームが、売り出そうとしていたオーガニック米が、あまりに美味しくて、岡野さんの奥様は、そのお米の販売権を買って売り出したいと思うのです!
 
そこで、UTBで培った営業の経験を生かして、岡野さんか、本格的にお米販売の営業を担当するようになったのです。
 
人生は、どんな経験も、無駄にならない、芸は肥やしになると思わせてくれます。
 
 
お米の販売を着実に広げていく岡野さんが、エンターテイメントの世界も切り離せずにいた時、
 
諦め掛けていた夢が、また岡野さんの元に巡って来たのです。
 
 
岡野さんが販売促進している コウダファームのお米。
 
 
西海岸の日本人ならば、誰でも知っている、「ライス・キング」と呼ばれ、カリフォルニアで、大農方式による「国宝ローズ」の大量生産に成功した農園経営者で、
 
日系人の待遇改善の為に尽力し続けた偉大な人物である 国府田敬三郎氏
 
 
彼の偉大な経歴を次世代に残すためにも、岡野さんは、ずっと 彼の映画を撮りたいと思っていました。
 
 
そして、映画製作スポンサーとの出会いのタイミングを新たに引き寄せ、
 
遂に岡野さんが総指揮を撮り、「Seed」という国府田敬三郎のドキュメンタリー映画を取ることになりました。
 
 
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映画詳細 → Seed
 
アメリカで、美味しいお米、美味しい日本食を広めたい思いと、生涯の夢である映画製作の合作です!
 
 
こちらが、岡野さんのフードカンパニー INAHO INC 
 
 
岡野さんの夢は、まだまだ続きます。
 
食品に関する仕事をされている岡野さん、
 
ファーマーズマーケットで売れ残った新鮮で、保存に聞かない食品を集め、地域のコミュニティーで販売し、そこで出た利益を、食に恵まれない地域に寄付をするという、フードチャリティーにも、今後力を入れていきたいそうです。
 
 
カリフォルニアの地に根付いて、
 
ここで自分らしく生きれると仰っていた岡野さんは、とても印象的でした。
 
 
人間に必要な食と、追い続けたい夢を持つ岡野さんのインタビュー、
 
なんとも、カリフォルニアスペシャル第一弾にふさわしい お話、伺えました。
 
ぜひ、ラジオ聞いて下さいね。
 
 
 
 
 

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