なかなか長くなっていますが、Ⅰから読んで下さっている方はお疲れではないでしょうか?

 

もしこのページが最初に来ちゃった方は、この記事は4番目なので、良かったら1番目の記事から読んでください。

 

さて、本郷コミュニティーセンターでの休憩ですが、トイレ休憩とか、座って休憩する以外に顕微鏡が置いてあり、つくしと紫の花が観察できるようにセッティングされておりました。

 

 

 

まずはつくしを観察してみました。

 

 

写真で見ても分かるように、左側のつくしの方が穂先が開いているのが分かります。

 

それを顕微鏡でアップで見て比べてみると、穂先が開いている部分がとても形が面白く、穂先が閉まっているのと比べてみるのもまた興味深く、楽しませてもらいました。

 

花の方の観察では、花びらの先にふわふわした毛が生えているのが観察できました。

 

 

肉眼では絶対分からないミクロな世界を見ることができ、とても面白かったです。

 

その後は出発まで座ってゆっくり休んで、出発の時間になったら準備してまた野草観察のお散歩を再開したのでした。

 

まず見付けたのが「カラスノエンドウ(烏野豌豆)」です。

 

 

この花より小さいものに、  「スズメノエンドウ(雀野豌豆)」があります。  

 

大きめのものに  「烏」と名づけることが多いらしいです。  

 

また、実は熟すと黒くなることから「黒→カラス」との連想で「烏」の名がついた、という説もあります。

 

表通りに出ると目の前に有馬小学校がありました。

 

 

 この写真に写っている木↑はケヤキの木です。

 

そしてその隣にある木がもう一本の「有馬のはるにれ」になります。

 

 

さて、このはるにれ、どうみても枯れ枝にしか見えませんが、この状態が「満開」だそうです。

 

「うそー!!」って思いますよね。

 

私たちは小学校の校庭に失礼して、真下から見上げてみました。

 

 

取りあえずなんか粒々みたいなのが枝の先についているみたいだなあ、というのは確認できましたが…。

 

あれが花!?

 

ちっとも綺麗じゃないし。

 

それでまたまたいろいろ調べてみた結果、「ハルニレ」はいろんな種類があって、きれいな花を咲かせるのもいっぱいあるみたいなんだけれど、どうやら「有馬のはるにれ」はものすごく地味な花を咲かせるやつだったみたい。

 

こんな感じ↓のが咲いている模様。

 

 

茶色い花…。

 

枝と一体化して、咲いているかどうかよく分からない…。

 

珍しいのかもしれないけれど、見て感動する、っていう感じではないのが残念。

 

「なんじゃもんじゃの木」の方はすっごい幹も太かったし、支えている棒とか、幹の空洞を割り竹が並べて塞いであったり、扉みたいなのが根元にあったりと見応えが在るんだけれど、有馬小学校校庭の春楡はなんかまだまだ、って感じかな。

 

そしてまだお散歩は続くのです。

 

途中、かわいい「ハナモモ」が咲いていたので思わずカメラに収めました。

 

 

そしてまた小道に入って行って、見付けたのが「ウシハコベ」です。

 

 

前に「ハコベ」が出てきましたが、「ハコベ」と「ウシハコベ」の違いは花柱の数にあります。

 

「ハコベ」は3個、それに対して「ウシハコベ」は5個あります。

 

それと名前に「ウシ(牛)」が付くことからも分かるように、「ハコベ」よりも「ウシハコベ」の方が全体的に大きいです。

 

それから次は「コオニタビラコ」です。

 

 

前述した通り、こちらが本当の「春の七草」の「ホトケノザ」になります。

 

誰かがどこかで「ややこしや~」と言っているのが聞こえます( ´艸`)

 

さらにまだ見つかる野草たち。

 

次は「セトガヤ」です。

 

 

この緑のつくしみたいなのが「セトガヤ」です。

 

白い粒々みたいなのが付いています。

 

よく「どっちがどっち?」と混同されるのが「スズメノテッポウ」です。

 

簡単な見分け方は葯(やく:雄しべの先端にある、花粉を形成する袋状の器官)の色が橙黄色のが「スズメノテッポウ」、白いのが「セトガヤ」といった覚え方です。

 

 

並べてみるとよく分かりますよね。

 

右側が「セトガヤ」、左側が「スズメノテッポウ」です。

 

「スズメノテッポウ」は開花直後の雄しべは白色ですが、すぐに黄褐色になります。

 

その次に見つかったのは「トウダイグサ」です。

 

 

なんとも言えない可愛い形をしていますよね。

 

包葉の中に黄色い花を複数つけています。

 

でもこの写真のものは葉っぱと黄色い花がほぼ同じ色だから全部葉っぱに見えちゃいますね。

 

苞葉は椀状で、その中に黄色花がある様子が、燈火のお皿に見立てて和名の「燈台草」という名前が付いたそうです。

 

茎や葉を傷つけると白い乳液が出るのですが、これは毒があるそうなので、可愛いからと言ってむしって持って帰ろうとかすると白い液体が手について危ないので観察するだけにしましょう。

 

群生して咲いているところもあって、それはそれでとても素敵な感じでした。

 

 

 これだと葉っぱと花の部分と見分けがつきそうですね(*^▽^*)

 

いろんな形の野草があるんだなあ、と面白くて思わず顔がほころんじゃいます。

 

さて、次は…、「レンゲ」です。

 

 

正直、「レンゲが咲いています。」とリーダーの人が言われて、だいたいは補佐してくれている方が名札を花の横にさしてくれるんですが、今回はそれが無くて…。

 

「レンゲってどれ~??」状態でしたヽ(;´Д`)ノ 

 

周りの方々は「レンゲ」の花を知っている様子で、「昔はいっぱい咲いていたわよね~」と盛り上がっている中、結局「?」な状態のままレンゲが咲いていると言われた場所を写真で撮りまくり…。

 

そしてたまたまその中に「レンゲ」が写った写真があったのでした。

 

ギリギリセーフ(;´▽`A``

 

「レンゲ」って名前はよく聞くけれど、「どんな花?」って聞かれても答えられない私でしたが、今回の野草観察会で「レンゲ」、覚えました。

 

どれだけ私が自然と触れ合っていないんだか、ってことですよね(ノ_・。)

 

そしてまだまだ発見する野草。

 

次は「オオジシバリ」です。

 

 

黄色い小花をいっぱい見てきましたが、野草観察の会の方はよく区別できるなあ、と本当に感心します。

 

 

特に黄色い花はいっぱい同じようなのがありすぎて、今、ブログを書きながら頭の中を整理していますが、でも区別するのは難しいなあ、という気持ちです。

 

それで写真の花は「オオジシバリ」なのですが、日本、韓国、中国に分布し、「ジシバリ」と「オオジシバリ」の二種類があります。

 

「ジシバリ」の葉は小さく、円形であるのに対し、「オオジシバリ」は葉がヘラ形で全体に大きいです。

 

柔らかい茎(走出枝)を伸ばし、枝分かれしながら縦横に地を這っていきます。 

 

茎が地面を這うようにして延び、所々で根を下ろし、その様子が地面を縛リつけているように見えるので、「ジシバリ(地縛り)」という名前が付きました。
 

一見タンポポの様に見えますが、タンポポと比べると花びらが少なく、葉っぱの形も全く異なっています。

 

次は「ハハコグサ」を発見!!

 

 

別名「ゴギョウ」といい、春の七草の1つです。

 

黄色い花を咲かせるのですが、これはまだ小っちゃくてこれから伸びていくのかな?と思います。

 

花が咲いちゃったら食べれませんから、食べるなら今のうち?

 

さて、とうとう最後になりました。

 

「ムラサキサギゴケ」です。

 

 

紫色が綺麗でなんだか優雅に咲いていますね。

 

花の形や模様がけっこう面白いです。

 

花が紫色で、形がサギ(鷺)に似ているので「ムラサキサギゴケ」という名前が付いたんだそうです。

 

匍匐(ほふく)枝(地面をはって伸びるつる状の茎)を出して地面に広がる蔓(つる)状の茎を持っています。

 

地面をはうように枝をどんどん伸ばして繁殖していくらしいです。

 

 

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さて、以上で観察した野草とかその他、全て紹介しました。

 

これをいつまで覚えていられるか?

 

いや、もう既に最初の方のは分からなくなってきてるかもですが、それでもこのブログをほかの今までの出来事のブログをすっ飛ばして書いたのは、自分が全く関わってこなかった世界に飛び込めたことを忘れないようにする為です。

 

記憶が新しい内にこうして記憶を記録しておけば、文章をきちんと書くことによってより細かい知識が得られ、脳に刻まれるかなあ、と。

 

野草観察、面白かったです。

 

こんなにいっぱい可愛い花が咲いているなんて、思いもよらなかったことでした。

 

コンクリートに囲まれた世界での生活に慣れてしまって、土の匂いを感じるのも久しぶりでした。

 

ららぽーとには行くけれど、なんじゃもんじゃの木の方に行ったのは多分小学校の遠足以来でしょう。

 

得られたものはとても大きかったと思います。

 

海老名市野草観察の会の皆さん、ありがとうございました。

 

今日は強気で頑張ってブログを書いたけれど、明日はぐったりしてしまいそうです。

 

以上で『野草観察「有馬のはるにれ」の花と春の七草を探しに』のブログを終わります。

 

ここまで読んで下さった皆様、ありがとうございました。

 

終わり。

 

 

 

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