冒頭で赤ん坊の運命が予言され、その赤ん坊が殺されそうになるが、命が助かり、予言どうりに金持ちなり王さまの娘と結婚することになる昔話。
フィンランドの「木のまたアンティ」、グリムの「三本の金の毛のある悪魔」、チェコの「三本の金の髪の毛」などは、おなじシチュエーション。
奄美大島の昔話という「炭焼き五郎の話」も、炭焼き夫婦の赤ん坊の予言からはじまる。
山で狩りをしていた殿さまが、お供の者とはぐれて、泊った先が炭焼き夫婦の小屋。
赤ん坊が生まれたとき、殿さまが、真夜中に聞いたのが、神さまらしい二人の話で、この子が殿さまの世継ぎになるというもの。
殿さまは炭焼きの子を世継ぎにするわけにはいかぬと、貧乏な夫婦から子どもをゆずってもらい、赤子を川に捨てるように家来に命ずる。
ところが家来は、あまりにもかわいそうだと、赤ん坊を筏にのせて川に流す。
この子が子どものいない漁師に助けられ、やがて殿さまの世継ぎになり、この国の殿さまになる。
神さまは「ここの炭焼きの赤子に、わしがイヤンハツ(矢の初)をさしたぞ」という。
「人間はよかれ悪しかれ、矢ん初さされたようになるもんだとさ」というのが結び。
予言された運命どおりになるというのは、いかにも昔話らしいが、日本では、こうしたタイプは珍しい。
外国のものは、もう少し長く、主人公が宿題!をお願いされて旅をすることになる後半につながる。
フィンランドの「木のまたアンティ」、グリムの「三本の金の毛のある悪魔」、チェコの「三本の金の髪の毛」などは、おなじシチュエーション。
奄美大島の昔話という「炭焼き五郎の話」も、炭焼き夫婦の赤ん坊の予言からはじまる。
山で狩りをしていた殿さまが、お供の者とはぐれて、泊った先が炭焼き夫婦の小屋。
赤ん坊が生まれたとき、殿さまが、真夜中に聞いたのが、神さまらしい二人の話で、この子が殿さまの世継ぎになるというもの。
殿さまは炭焼きの子を世継ぎにするわけにはいかぬと、貧乏な夫婦から子どもをゆずってもらい、赤子を川に捨てるように家来に命ずる。
ところが家来は、あまりにもかわいそうだと、赤ん坊を筏にのせて川に流す。
この子が子どものいない漁師に助けられ、やがて殿さまの世継ぎになり、この国の殿さまになる。
神さまは「ここの炭焼きの赤子に、わしがイヤンハツ(矢の初)をさしたぞ」という。
「人間はよかれ悪しかれ、矢ん初さされたようになるもんだとさ」というのが結び。
予言された運命どおりになるというのは、いかにも昔話らしいが、日本では、こうしたタイプは珍しい。
外国のものは、もう少し長く、主人公が宿題!をお願いされて旅をすることになる後半につながる。