お餅とお米を足して2で割ったような2匹のネズミが、「なんだ?ぱんだ?」とパンダマウスみたいに驚いた日には・・・









お留守番をしている3匹のこぶたも

お母さん豚が帰ってこないので

不安を覚えていました。











僕は3匹のこぶたに懇願されたので

仕方なく路地裏に向い


周囲を隈無く家宅捜査してやりました。











「あぁぁ、やめてぐださい!」


聖人のような口調で言ったって、

許してやるものか・・・?


「さあ、プチャラスのありかを言え!」



「ヒッ・・ヒェェーン!」



ケロケロケロケロォ~・・・






「こいつはプチャラスでも何でもないぞ?」



どうやら少し焦りすぎたのかもしれません。




パンダマウスのように

白黒ハッキリとつけたかったのかもね?





仕方なく北千住の『わかば食堂』へ
ワイフとふたりで訪れてみました。










「あぁ~ん!」



「恥ずかしいよぉ~?」



「恥ずかしいよぉ~?!」



「金どんがもう終わっちゃってるなんて、知らなかっただなんて・・・・」



「恥ずかしいだやい!」











「おやおや、恥ずかしいのかい?」



「皆、笑っているよぉ・・?」


ヒッヒヒィ・・・



ブヒィーン、ブヒブヒ













「なんなら、あそこにいる子のおパンツにでもしてやろうかい??」


ヒヒヒヒィ・・・








「いや、ぼっぼく、結構です。」



「って、あの子どこ行っちゃったんだろ??」




「グレて何処かへ行っちまったんじゃないのかい?」










「ひっ、ひえぇぇ~・・・!!」










「ほらほら?勝負下着つけたペコちゃんの舌なめずりが始まるよぉ~~??」


ヒヒヒヒィ・・・


バケバケ~








「ワワワァ~・・・」










この日もワイフの靴探しの旅はネバーエンディング・ストーリーのように繰り広げられていらっしゃいました。








「あの・・・鳥のように空を自由に飛びたいって思ったことない?」



「あるけど、貴方なにいってるの?」


「いい靴あるのになぁ~・・・」



僕は鳥のように空を飛べそうな靴を眺めながら、疲れて薄汚れたファルコンのように静かにまばたきを繰り返していました。












今日はカボチャのカフェラテを飲んだし


カボチャの馬車でやってきたというのに・・・









シンデレラの靴は見つかりませんでした。




ああぁぁん


恥ずかしい~よ~



恥ずかしいだやい・・・






(おしまい)