人は第一印象でどこまでわかるか

就活のときの面接とか、

マナー研修などで、

「第一印象」は大事ですよって言われます。

出会って数十秒が勝負。

どれだけ好印象を持ってもらえるか。

話す内容より、

第一印象でその人が決まってしまう。

みたいな。

確かに大事だと思います。

採用のときとか、商談とか、お見合いとか、

初対面で誰かに会うときは、

なるべくなら好印象を持ってもらいたいですよね。

コミュニケーションの観点からも、

話しかけやすい雰囲気を作っていると、

相手の心理的ハードルが下がります。

この人何考えてるんだろうって感じると、

どんな話をしたらいいかって身構えますし、

ちょっと怖そうだったら、

そ～っとフェードアウトしたくなります。

ただ、ホンネのところをいえば、

この第一印象というのは、

相手の頭の中で決まることです。

ちゃんと正当に評価しなければと思いつつ、

そこは人間だもの、

けっこう好き嫌いが入ってきたりします。

どんなにさわやかにあいさつしても、

自分の大っ嫌いな人に似てたら、

ちょっと複雑な気分になる。

緊張してガチガチだとしても、

そういうところが素直だなと思う人は、

温かく見守ってあげたいと思ったりする。

人の評価って、

けっこう自分勝手でいい加減なところがあります。

というか、そういうところが多いかも。

私だって、

好きか嫌いかで決めてしまうこと多々あります。

一応、表にはなるべく出してないつもりですが笑

ただ、

この第一印象。

昔はこの直感めいたものを

割と当たってると思い大事にしてきました。

でも今は、この第一印象、

ほとんど、あてにしていません。

まあ、

こういう仕事をしているからかもしれませんが、

人って、

ホントにじっくり話してみないと

わからない。

一定期間つきあってみないと

わからない。

第一印象が覆ること、

ホントに多いんです、

過去振り返って見ると、

昔の私って、

この第一印象で、

人との関係をバッサバッサと切っていました。

今思うと、なんてもったいないと思うんだけど。

この頃の私は、

人との距離感とか、

つきあいの深さ長さとか、

自分との共通性とかを

一律に固定的に考えてたように思います。

つまり、

自分の人間関係の作り方の柔軟性がないため、

自分が傷つかないように、

自分を守るために、

受け入れられないと瞬時に判断したら、

バッサバッサと切っていたんですね。

第一印象なんて、

人間関係の入口にしかすぎない。

その入口から中に入ろうともせずに、

人を評価するなんて、

少し上から目線のような気もしてきます。

けっきょく、第一印象でわかることなんて、

あんまりないんじゃないかな～

って思っています。

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