久々で、フランスやベルギーでのおもてなしについて。
お家ディナーのアントレについて前に書いた。
アントレからメインに移る前には必ず「もう少しいかがですか。」と聞くこと。
メインを終えてチーズやデザートに移る前も同じである。
もちろん、もうお代わりの分が無かったら聞けないけど。
メインは普通、肉か魚に野菜の付け合わせとなる。
フランスでは、人を招いた時にパスタをメインに出すことはない。
(学生なら話は別です)
麺類が好きな人には驚きかもしれないが、麺はフランスではご馳走にならない。
日本には麺の伝統がある。
美味しい麺を上手に茹でてシンプルな汁と共に供するのは最高のおもてなしの一つだ。
が、フランスでご馳走と言えば肉か魚である。
パスタだと、安上がりという印象になる。
かつて日本では
「欧米ではスパゲッティってアントレなんだってね。
どんだけ食べるんだろ。」
という話もあったが、これは量の問題ではない。
欧米諸国でも最近は健康のために食べ過ぎないよう気を付けるのが普通。
イタリアのことは知らないが、フランスでアントレにスパゲッティが出てくることはまずない。
考えてみると、フランスには麺の伝統が無い。
フランスのレストランでパスタを注文すると、大抵は茹で過ぎで出て来ることからもわかる。
イタリアと国境を接しているのになんで?
と思うのだがしょうがない。
ヨーロッパに行けばどこでもイタリアのように美味しいパスタが食べられると思ったら大間違いである。
ベルギーに行くと、その辺の事情はちょっと違う。
イタリアからの移民が多かったおかげだろうか、街中でイタリアグルメにお目にかかる確率が高い。
ブリュッセルでは、イタリア料理の食材屋さんやお惣菜屋さんも珍しくはない。
話が逸れてしまった。
初めてパリのレストランでパスタを食べた時のトラウマがまだ癒えていないらしい。
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