交番襲撃事件 ー 幼い日の交番の想い出 | 語学と読解、文化の違いを楽しむ外国「語」人

語学と読解、文化の違いを楽しむ外国「語」人

英語、フランス語、日本語を教え、翻訳をしながら思うこと:
語学力も大事だけど読解力を養わないとね。
15年以上ヨーロッパで暮らし、三か国で子育て。
フランスやベルギーのこと、子育てのこと、文化の違いについて書いています。

 

銃の発砲事件は日本では珍しい。

しかも凶器は交番の警官を殺害して盗んだものだった…

まるで、どこか他所の国で起きた事件みたい。

だが、日本だから起きた事件だとも言える。 

どこの国にでも交番と言うものがあり、おまわりさんが道を教えてくれるなどと思ってはいけない。

そして日本の交番には、誰もが入って行くことができる。

幼い頃、友達と遊んでいて十円玉を一つ拾った。

「十円玉だ。どうする?」
「道に落ちてるものは交番に届けるんだよ。」
「だよね。」 

というわけで、私は誰かの大切な10円玉を握りしめ、友達と一緒に駅前の交番まで行った。

すると若いお巡りさんは同僚と相談し、私たちに真面目な顔で5円づつくれた。

今思うと、彼らのポケットマネーだったに違いない。

将来の良き市民はこうして、落ちているものは正直に交番に届けるのだということを学んだ。

あの日突然刃物で襲われた警察官も、こんなお巡りさんだったかもしれない。
拳銃で襲われた小学校の警備員も、 こんな警備員さんだったかもしれない。
 

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