邪馬台国の会〜ミトコンドリアの行方〜 | ゆだぽんの♬虹色オーラ♬ブログ

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お寺や神社巡りで感じた事や、不思議な話・オーラについて…などなど書いています。

DNA解析を取り巻く世界
それはこの数十年の間に劇的な変化を遂げました

☆DNA「デオキシリボ核酸」
五炭糖の一種デオキシリボースを含む核の中の酸性を示す物質。 
細胞の中には核があり、核の中に染色体があります。染色体の折りたたまれている部分を伸ばすと、細い糸が何かに巻きついているのが確認できるのですが、この細い糸が「DNA」です。

このDNAを解析することにより、実に様々なことが分かるようになりましたよね(^^)

古代史も然り

昨日は火山でしたが、今日はDNA
邪馬台国の会の資料から、私が特に面白いなぁと感じた部分を抜粋してご紹介していきたいと思います♪

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写真は全てお借りしたものです

〜縄文人のDNA〜

縄文時代に日本列島で狩猟採集生活をしていた縄文人。
その遺伝子的特徴は、東アジアや東南アジアの人たちとは大きく離れていることが、専門家によるDNA解析で分かったそうです。

福島県北部の三貫地貝塚で出土した、約3千年前の縄文人2人の歯から、細胞核のゲノム(全遺伝情報)解読を試みたところ、約30億個ある塩基のうち、約1億1500万個の解読に成功♪

縄文人の核DNAの解読は初めてのこと。

世界各地の現代人のDNAと比較したところ、
中国南部の先住民や中国・北京の中国人、ベトナム人などは互いに近い関係にあるのに対し、縄文人はこれらの集団から大きく離れていました。

現生人類ホモサピエンスは4万〜5万年前にアジア地域に到来し、その後各系統に分かれたとされています。
今回のDNA解読で、少なくとも1万5千年前よりも古い時期に、縄文人につながる系統ができ、東アジアや東南アジアの集団は別の系統から生まれたと考えられるといいます。

日本人では遺伝的にはアイヌ人が最も縄文人と近い関係にあり、沖縄の琉球人、東京周辺の人と続きます。

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現在の日本人は縄文人と、弥生時代以降に大陸から渡ってきた渡来人が混血して形成されたとされており
「日本人が縄文人と弥生系渡来人の混血と言う説がDNA解読でも裏付けられた」
という結果となったようです。


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また東北大学医学部教授で形質人類学者の百々幸雄氏の研究によると

°縄文人とアイヌ人とは系統的には近い関係にある

°縄文人とアイヌ人は、現代日本人とはかなりかけ離れている

°現代日本人は、江戸時代人・室町時代人・鎌倉時代人・古墳時代人とほとんど変わらない←これは日本人の遺伝子的構成が変わっていないのを、そのまま反映しているとみられます。

°現代日本人の祖先集団の中心は、北部九州の弥生人のようである

°奄美・沖縄人はあきらかに弥生人以降の日本人、ひいては現代日本人や、東アジアのモンゴロイドと非常に近い位置をしめ、縄文・アイヌ人とはかなりかけ離れている

というようなことが分かっています。

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最後にミトコンドリアDNAのお話

ミトコンドリアとは、人間の細胞内にありエネルギーの産生を行っています。長寿遺伝子としても知られていますね

もともとは人間と別の生き物でしたが、それを人間の細胞内に取り込むことにより共生しており、細胞核内とは別のDNA(同じタイプ)を数百〜数千個持っています。

受精の際、精子の持つミトコンドリアDNAは破壊されるため、女性(母系)の持つミトコンドリアDNAのみ引き継がれます。

一方、男性(父系)だけが引き継げるのは“Y染色体DNA”
ですので男性はミトコンドリアDNAを引き継ぐことは出来ません。

例えていうなら、私の父方の祖母は99歳で亡くなりました。いわゆる「長寿」といえるでしょう。
おそらく祖母はミトコンドリアDNAを持っていたと思われます。

祖母は息子と娘の両方をもうけています。
今のところ私の父以外は全員健在です。
祖母のミトコンドリアDNAが、仮に伯父たちに遺伝していたとしても、男性はミトコンドリアDNAを引き継ぐことができないため、そこでストップ。伯父の息子や娘には遺伝されません。

反対に伯母たちはというと、女性ですので伯母の子どもたちに遺伝している可能性があります。
ただし息子ならそこでストップ。娘ならさらにその次の代まで引き継がれているかもしれませんね(^^)

女性が長生きする家系は多いですが、そのような理由があったのですね

ちなみに。。。
遺伝子に関係のない事故などでも、女性が生き残る確率が高いと聞いたことがあります。

やはり生命を生み育てるエネルギーを持っているからなのでしょうかね

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