先月の邪馬台国の会の記事です♪
今回のテーマは
「日本民族の起源〜稲作の渡来〜」
いつもの如く大変マニアックな内容でして、どこを記事にしたらよいか、いつも悩みます(^^;;
勉強会の内容を簡単に言うなら
“日本は中国の南方と非常に深い関係がある”
ということを、様々な資料に基づいて検証していく、というものでした(^^)
その中で面白いお話がございました
ナレズシと納豆
まずはナレズシから
スシのもっとも古い形はナレズシと呼ばれるもので、魚を開いて軽く塩を振った後に、炊いたり蒸したりした米の上に置き、魚肉(獣肉でも良い)と米とを桶や甕の中に交互に積み重ねて漬け込んだものです。
何日かすると米が乳酸発酵するので酸っぱくなりますが、その乳酸菌で他の雑菌が抑制されるので、魚肉(獣肉)をかなり長期に保存できます。
酸っぱい味がするので「スシ」というようになったという有力説もあります。
日本では、琵琶湖畔などで作られるフナズシに、その姿が残されていますが、実はとても古い歴史を持つ食品だったのですね
☆ナレズシの分布図
そして納豆
日本では昔、稲わらで煮豆を包んで納豆を作っていました。稲わらについている枯草菌で煮豆を発酵させているのです。現在は培養した菌をふりかけて発酵させているのだそう。
そんな日本の代表的な発酵食品である納豆ですが、なんと古代から東アジア地域でも食べられていたんですね
インドネシアのテンペ、ネパールやブータンのキネマ、日本の納豆という、アジアの三大大豆発酵食品の母国を結んでつくられるのが「納豆大三角形」です♬
この大三角形のちょうど中心に位置するのが中国の雲南省で、納豆発祥の大元の地といわれています
発祥の地は諸説あるようですが、日本独自の文化だと思っていた納豆が、実は同じように中国やタイ、ミャンマーなどでも食べられていたとは驚きでした
世界最古の発酵食品はワインともいわれていますが、納豆もそれに匹敵するくらい歴史のある食品といえるかもしれませんね!
そんなわけで稲作の伝来というテーマから、思いがけず面白いお話が聞けた勉強会となったのでした
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