昨日は1人で日本橋へ
三井記念美術館で開催されている「地獄絵ワンダーランド」を観に行ってきました♬
私は閻魔大王とご縁があるので(自称です)、何だかとても親しみを感じる展示会でした♪
日本人の地獄のイメージを決定づけたのは、平安時代の10世紀、比叡山の恵心僧都源信が著した「往生要集」、あの世のガイドブックとも呼ばれるものですが、極楽浄土の情景とともに六道(天・人・阿修羅・畜生・餓鬼・地獄)の様相が詳しく書かれ、日本人の死後の世界観に絶大な影響を及ぼしました。
水木しげるさんの地獄絵といえば「のんのんばあ」ですよね
のんのんばあは、水木さんの実家の近くに住んでいたお婆さんで、しげる少年のお守り役として家に来たそうです
このお婆さんが色々な妖怪を知っており、近くの正福寺というお寺にしげる少年をしばしば連れて行き、本堂にあった地獄絵図を解説しながら一緒に眺めていたのだとか
この時の経験があったおかげで、水木しげるさんは妖怪を描くことができたのですね
展示されていた
「水木しげるとのんのんばあの八大地獄めぐり」
によりますと、地獄には8段階まであり
①等活地獄(レベル1)
人間の住む世界の地下1000由旬ゆじゅん(約14000キロ)にあり、人間や動物等を殺した者が堕ちる。
②黒縄こくじょう地獄
殺生に加え、盗みを働いた者が堕ちる。
③衆合地獄
殺生・盗みに加え、邪婬の罪を犯した者が堕ちる。
④叫喚地獄
殺生・盗み・邪婬に加え、飲酒の罪を犯した者が堕ちる。ヤバっ
⑤大叫喚地獄
殺生・盗み・邪婬・飲酒に加え、妄語(嘘)をついた者が堕ちる。
⑥焦熱地獄
殺生・盗み・邪婬・飲酒・妄語に加え、邪見(悪い考えを広め世間を混乱させた)の罪を犯した者が堕ちる。
⑦大焦熱地獄
殺生・盗み・邪婬・飲酒・妄語・邪見に加え、浄戒の尼をけがした者が堕ちる。
⑧阿鼻叫喚地獄
阿鼻地獄・無間地獄ともいい、大焦熱地獄の下で欲界の最低のところにある。頭を下にして落ちること2000年かかる。五逆罪(父母殺し・阿羅漢殺し・仏を傷つける・教団の破壊)、四重禁(殺生・偸盗・邪婬・妄語)を犯した者が堕ちる。
というように、下へ行けば行くほどヤバくなってくるのですが、そもそも地獄ですので最初からヤバいですね
⚪︎山下存統筆の「世界大相図」
須弥山図ともいわれ、古代インドの宇宙観を受け継いだ、立体的な構造を示す作品
⚪︎熊野観心十界曼荼羅
熊野三山に所属する熊野比丘尼が携帯し、絵解き布教に用いた仏画
⚪︎木造十王坐像・葬頭河婆坐像・白鬼立像
(兵庫県指定文化財)
⚪︎善悪双六(浄土双六)
マスの中には
地獄や餓鬼などの悪道
火難や地震などの天災
仁義・忠孝、愚痴や貪欲
などが描かれ、ゴールの極楽浄土を目指すというものです♬
これは面白いですね!現代でもウケそう
ということで。。。
地獄絵ワンダーランドは9月3日(日)まで開催しております
見応え十分♪
私も息子ともう一度行く予定です
さて今日はお友達とお出かけです
皆様も楽しい日曜日をお過ごしください♡
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