くろちゃんの甲府城つづりⅡ

やまなしの甲府城跡や文化財のようすや活動を、
くろちゃんと仲間たちがなんとなく紹介するため再登場!

平成28年度甲府城青空教室(一般向け)下半期第1回目「お城の南から本丸へのぼる!」を開催しました!(2016.11.5)

2016年12月02日 | 甲府城日記

すっきりと晴れた秋空(ホントに真っ青!青空です!)のもと、甲府城青空教室一般向け、下半期(11月~3月)第1回目「お城の南から本丸へのぼる!」を2016年11月5日(土)に開催しました

甲府城青空教室ご案内

※写真を多数掲載させていただきます

遊亀橋北の鍛冶曲輪の案内板の前からスタート
甲府城の簡単な歴史をお話しました
甲府城は誰によって造られたお城?今の甲府城跡はもともとの甲府城の約3分の1!?等々


鍛冶曲輪の恩賜林記念館裏の石垣
左の面の石垣と右の面の石垣の違いがわかりますか!?
左が野面積みで、右は後世に積み直された石垣です


坂下門跡の石垣
石に石を割った際の矢穴が見られます
矢穴の大きさは4寸(約12cm)あり、甲府城築城期の石垣と考えられています
この矢穴は、甲府城の他の石垣の面でも見られます


基本的には、上半期の第1回と同じ内容なのですが、ちょっと寄り道
武徳殿東、謝恩碑西側の地点の石垣
帯曲輪があり、その手前にも石垣がある不思議な地点です
どうしてこんな構造にしたのでしょうか!?


鉄門へ向かう左側の石垣(左後ろに鉄門)
甲府城は、安山岩の岩盤の上に造られています
その岩盤が露出している地点ですこの岩盤に添って石垣が構築されているようすが見られます
岩盤のおかげで地震の揺れにも強いんです
ちなみに大きな岩盤の下の岩盤には矢穴もが見られますよ


鉄門の下にて
鉄門の左側の石垣には鏡石(大きな石)が見られるのがわかりますか?
3mもある大きな石を配置したのはなぜでしょうか?
鉄門は本丸へ入る主要な門ですハレを演出しているのではないでしょうか!?


開催時間の40分はもう過ぎているのですが(延長戦です…)、天守台南東の隅までやってきました
立派な天守台守るべき大事な文化財です


そうそう、みなさん石垣に夢中だったかもしれませんが、城内の木々の紅葉しているようすも見られました

約1時間お付き合いいただきまして、終了となりました…ありがとうございました

次回第2回目「自慢の高石垣を見ながら北から本丸へのぼる!」は明日12月3日(土)開催です途中参加も大歓迎です
寒くなってきておりますので、少し防寒対策をしてご参加くださいお待ちしております
お申し込みは、山梨県埋蔵文化財センター 丸の内調査事務所 電話055-228-0512までお願いします

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