肺転移手術前の重要なトレーニング、ポーテックス・コーチ2 | 大腸癌(直腸癌)とある患者の所感

大腸癌(直腸癌)とある患者の所感

「治療は患者との相互理解のもとに行っていくものである」という考え(アドヒアランス)に同意し、情報を集め分析しています。
「治療は医師の指示に従う」という考え(コンプライアンス)だけで、がん治療を乗り切れるとは到底思えないからです。


術後の肺炎などの呼吸器合併症を予防するために、10日程前からコーチ2を用いた腹式呼吸訓練を自宅で行っています。喀痰の排出の改善、喚起不全、無気肺などの予防のためです。


coach2



医師の指示により指導内容は変わると思われますが、私の場合の練習は手術までの毎日、10回を1セットとして1日3セット以上行います。そして、入院時も持参することになります。


やり始めて翌日位に驚くような効果がありました。1年以上も前の術後補助化学療法が終わる頃から、少々息苦しい感じがしていたのですが、この感じが解消され始めたのです。


抗がん剤の後遺症だろうと思っていたのですが、呼吸方法が悪かったことが原因だったのかもしれません。


尚、肺機能検査での肺活量は3500mlと平均以上の結果でしたので良かったです。思い起こせば、高校時代にはプールでの潜水測定で55mという記録を保持していましたし、最長3分程度息を止めることもできていた気がします(笑)